今週の読書感想文は以下の通りです。
まず、朴勝俊・長谷川羽衣子・松尾匡『積極財政を理解するためのマクロ経済学』(せせらぎ出版)では、為替レートや金利、物価、賃金などの変動要因をよりよく理解し、怪しげな俗説に戸惑わないよう、同時に、豊かな国民生活を実現するための財政政策や金融政策の基礎となるマクロ経済学を志向しています。本田恒平『非正規雇用の政治経済学』(ミネルヴァ書房)では、非正規雇用のうちの派遣労働に主に着目しつつ、日本の高度成長期における長期雇用や年功賃金などの雇用慣行を、特に正規雇用で崩すことなく維持することに貢献した、という視点で派遣労働法の政治過程などを分析しています。アンドリュー・ハートマン『マルクス・イン・アメリカ』(新日本出版社)は、歴史的な構成となっており、南北戦争をアメリカ革命と考え、本書の出発点としつつ、金ぴか時代の労働者の組織化や労働運動、20世紀の大恐慌時代、さらに戦後ニューレフトなどの米国におけるマルクス主義を概観しています。中村伸夫『中国書道史紀行』(大修館書店)では、後世の便宜上の分類として発生順の篆書、隷書、草書、行書、楷書を区別しつつ、書聖と称される東晋の王羲之、楷書が完成した北魏から隋と唐の欧陽詢など、また、時代が下って最後の清朝までの漢字の書の名作を取り上げています。葉室麟『草雲雀』と『柚子の花咲く』(文春文庫)は、ともに葉室作品らしく、決して高位高官として後世に名を残したわけではないものの、市井でまじめに精一杯生きようとしている不器用な一般人にスポットを当てて、その生き様を大いに称揚する時代小説です。
今年2026年の新刊書読書は、1~9月で233冊、10月に入ってから今週の6冊を加えて合計239冊となります。これらの読書感想文については、できる限り、FacebookやX(昔のtwitter)、あるいは、mixi、mixi2などのSNSでシェアしたいと予定しています。

まず、朴勝俊・長谷川羽衣子・松尾匡『積極財政を理解するためのマクロ経済学』(せせらぎ出版)を読みました。著者は、順に、関西学院大学総合政策学部教授、グリーン・ニューディール政策研究会事務局長、立命館大学経済学部教授、となっています。はい、立命館大学の同僚である松尾教授だけでなく、私は3人とも面識があります。ですので、かどうかはともかく、本書はご著者からご寄贈いただいております。本書は、タイトル通りに、日ごろから話題に上る為替レートや金利、物価、賃金などの変動要因をよりよく理解し、きわめて怪しげな財政破綻論や通貨の信認に基づく議論などに戸惑わないよう、あるいは、騙されないよう、同時に、豊かな国民生活の実現に向けて必要な財政政策や金融政策のための基礎知識を身につける上で助けとなるマクロ経済学の教科書を志向しています。5章構成であり、第1章で、現在の通貨制度におけるおカネと財政の関係を明らかにし、第2章で短期的な不況対策やインフレ抑制について考えるための理論を考え、第3章でより長期的な観点から、望ましい産業構造や総労働配分を実現するための課税のあり方などを考える思考枠組が提供され、第4章で実物経済と金融経済の関係を体系的に把握し、最後の第5章で為替レートや国際収支などについての理解を深める議論が展開されています。従来のマクロ経済学の教科書に比べて、いろいろと工夫されている点はありますが、では、大学の授業で使うか、といわれれば、やや否定的な回答にならざるを得ない気もします。ただ、大きく間違っている点はありませんし、従来のマクロ経済学ではそうそう扱わない点もたくさん盛り込まれています。しかし、ブランシャール教授の教科書にあるとはいえ、マクロ経済学のIS-LM曲線にフィリップス曲線を加えて、IS-LM-PC曲線による所得と利子率と物価の決定は、やっぱり、判りにくい気がします。通常のAD-AS曲線の方が学生には理解しやすいかもしれません。ただ、家計貯蓄残高により国債発行高の天井が形成されるという議論をきちんと否定的に考えているのは当然です。すなわち、国債を発行して市中で消化すれば、それは保有者には資産になるわけですので、国債発行とともに民間部門の貯蓄は同額増えると考えて大筋間違いではありません。ただ、両建てで政府の国債と民間部門の資産が増加しますので、金利の変動に脆弱になる可能性は考えておく必要があります。日本が米国に次ぐ世界第2位の経済大国であった時代はとうに過ぎ去り、段々と開放的な小国経済(small open economy)になりつつありますので、マンデル・フレミング・モデルからして、海外の金利の影響を受けやすくなる可能性があります。そして、最後に、為替レートの考え方です。実質実効レートが通貨の実力であるとか、産業の競争力であるという世間一般の謬見を本書が正している点は高く評価します。その通りです。しかも、本書で取り上げている4種類の為替レートのどれで考えても、円安なら輸出をする企業が有利になる点は当然です。ただし、企業の競争条件を有利にしても、まったくトリックルダウンは生じなかった、というのがアベノミクスの帰結です。それよりも、円高にして輸入品を割安にした方が国民生活を豊かにできる可能性が高い、というのが最近の論調で一定の支持を得るようになっている気がします。もっとも、円高になれば化石燃料輸入が有利になって気候変動問題に決していい影響をもたらさない、という点は気がかりです。気候変動対策としてのCO2排出を抑制するため、激変緩和は必要としても、今のようにエネルギー企業に補助金を出して化石燃料の価格を抑えるのではなく、一定は価格引上げを容認する必要があるような気もします。加えて、ひねくれた考えですが、円高で海外旅行をしやすくなるのは富裕層に裨益する可能性が高い、とも考えています。ですが、総合的に考えて、現時点では円安よりも円高の方が国民生活には利益をもたらす、というのが私の見方です。

次に、本田恒平『非正規雇用の政治経済学』(ミネルヴァ書房)を読みました。著者は、立教大学経済学部の助教です。15年ほど前に私が勤務していた労働政策研究・研修機構(JILPT)の研究員のご経験もあるようです。ご専門は政治経済学、戦後労使関係、労働政策だそうです。本書は出版社からして、基本的には学術書と考えるべきですが、小難しい計量分析をいっぱい収録しているわけではないですし、雇用や労働という身近なトピックですので、それほどハードルは高くないと考えられます。主として、タイトルの「政治経済学」を政治過程も含めた歴史、くらいに考えておけばいいような気がします。まず、非正規雇用は、定義がそれなりに難しいと私は考えています。ですので、本書でも定義を明確に打ち出すことなく議論を始めています。私は、学生諸君に雇用や労働を教える際、逆に正規雇用を定義して、その正規雇用でない雇用を非正規雇用、と教えています。すなわち、正規雇用の要件は3点あり、(1) 無期限、(2) 直接、(3) フルタイム、となります。この3条件のうちのいずれかから外れるのが非正規雇用と考えられます。最初の「無期限」というのは、その昔の終身雇用のように死ぬまで、というわけではなく、定年までの雇用であって、この(1)から外れるのが有期雇用、3年とか5年とかの有期雇用、ということになります。(2)から外れるのが、本書で主として着目している派遣労働です。雇用されている会社で働くのではなく、別の企業に派遣されて働くわけです。(3)は、その昔からフルタイムならざるパートタイム雇用というのがいっぱいあったかと思います。今でもあります。本書では、繰返しになりますが、主として派遣労働に着目します。労働者派遣法は1985年に制定され、翌1986年から施行されています。本書でも詳細に法改正が後づけられています。政府による無償の職業紹介、今のハローワークにおける職業紹介に加えて、営利事業としての職業紹介とともに労働者派遣が始まります。労働者派遣は、当初はいくつかのポジリスト、すなわち、ファイリングなどの労働者派遣を許可する職種を決めていましたが、徐々に規制緩和され、今ではネガリスト、すなわち、労働者派遣を禁止する職種を指定するようになっています。本書ではほぼほぼ無視しているのですが、私自身は2006年の製造業への派遣許可が大きかったと考えています。その労働者派遣のバックグラウンドとして、当時の日経連による『新時代の「日本的経営」』について考えています。非正規雇用拡大の契機としての日経連批判がどこまで妥当か、という視点です。私も本書と同じ結論で、決して日経連が求めなくても、何らかの非正規雇用は「発明」されていただろうと考えています。まあ、例えが悪いですが、コロンブスが発見しなくても、いずれ米州大陸は発見されていただろう、ということです。その上で、労働者派遣法の規制緩和の政治過程について、詳細に検討を加えています。このあたりは本書の最大の読ませどころですので、レビューなんぞで取り上げたりせず、お読みいただくのがベストだろうと思います。ただ、注目すべきは、派遣労働は決して日本の労働調整に反するものではなかった、という点です。すなわち、特に米国の雇用慣行などと比較して、日本の雇用は企業業績に応じたボーナス制度の存在などにより賃金の調整が大きく、逆に、雇用者数の調整が緩やかである、という特徴を持っています。米国では雇用契約が3年とかに及ぶこともあっては賃金の硬直性が高く、逆に、レイオフなどの量的調整に頼る部分が大きいと考えられます。ですので、派遣労働は日本の高度成長期における雇用慣行を、特に、正規雇用で崩すことなく、維持することに貢献した、という視点です。ただ、私のような雇用を重視するエコノミストからすれば、雇用される側の視点がいささか薄弱な気がします。本書でも指摘しているように、正規雇用を望みつつも不本意非正規に置かれている労働者は少なくありません。非正規雇用は正規雇用に比べて賃金が低い上に、雇用の安定性にも欠けるところがあり、二重の意味で正規雇用よりも不利な立場に置かれています。私も、すべての雇用者が正規雇用されるべきであるとまでは考えておらず、雇用者のサイドから見た柔軟な非正規雇用は一定認めつつも、全体として非正規雇用が減少する方向を目指し、少なくとも不本意非正規はなくなるような雇用・労働政策が必要だと考えています。

次に、アンドリュー・ハートマン『マルクス・イン・アメリカ』(新日本出版社)を読みました。著者は、米国イリノイ州立大学の教授であり、ご専門は歴史学だそうです。本書の英語の原題は Karl Marx in America であり、2025年の出版です。はて、米国でマルクス主義がどのように捉えられていて、政治の分野で、あるいは、なんらかの市民運動でマルクス主義が影響を持っているのか、またまた、主として経済学、あるいは、ほかの社会科学の分野で基礎的な理論を提供しているのか、といわれれば、私は疑問に感じていました。例えば、日本ではフランスやイタリアなどの欧州諸国と同じで共産党が戦後の政治舞台で立派に活動し、議会でも議席を有していたりします。あるいは、共産党という名ではないとしても、階級政党のような名を冠した英国の労働党やドイツの社民党は政権を担うこともありますし、フランス社会党もご同様です。しかし、米国でも、それなりの共産主義、あるいは、マルクス主義の系譜があることを本書で知りました。本書は歴史的な構成となっており、19世紀後半の南北戦争を独立戦争に次ぐ第2のアメリカ革命と考え、本書の出発点としています。そして、金ぴか時代(Gilded Age)の労働者の組織化や労働運動、20世紀初頭のボリシェビキ革命に同調した米国におけるジョン・リードらの文学の展開、1930年代の大恐慌におけるマルクス主義、戦後リベラリズムにおける繁栄した米国経済におけるマルクス主義、、マッカーシズムに代表される冷戦下の保守主義、1970年代からのニューレフト=新左翼によるベトナム戦争への反対、1980年代のレーガン政権下における新自由主義への抵抗、最後に、21世紀のマルクス主義を議論しています。私が注目したのは、米国におけるマルクス主義、というよりも、いくつかの章で分散的に議論されているように、米国でなぜマルクス主義が大きな動きにならなかったのか、についての分析です。ひとつは、米国経済のフロンティアの追求を上げています。特に太平洋岸を目指した米国経済圏の広がりにより、不平等の拡大や資本主義の閉塞感が発生しにくかった、という解釈です。また、マルクス主義がドイツからの移民の思想と受け止められた点も上げています。2度の世界大戦の敵国であり、今での国連には敵国条項が残っています加えて、本書では明確には指摘していませんが、米国における宗教の影響も私は見逃せないと考えています。例えば、『孤独なボウリング』の著者であるパットナム教授が共著で『アメリカの恩寵』という本を書いていて、ソーシャル・キャピタルのひとつとして米国における独特の宗教の役割にスポットを当てています。そもそも、ピルグリム・ファーザーズを持ち出すまでもなく、米国はとても宗教的に濃厚な土地柄だと考えるべきです。ただ、20世紀半ばからの米国については、ニューディール政策はまったくマルクス主義者でもなんでもないローズベルト大統領が、ケインズ政策的な政策を採用し、1960年代までの民主党政権などで継続されてきたため、資本主義的経済の限界が露わにはならなかった、という点は忘れるべきではありません。本書でも1935年のワグナー法(全国労働関係法)について同じような視点を提供しています。すなわち、マルクス主義に限定されないながら、国民の利益になるような格差是正や生活水準の引上げなどにつながる政策を左翼や労働者が獲得すれば、それはそれで左翼や労働者の大きな勝利なのですが、同時に、資本主義の限界を露呈させてマルクス主義的な革命をもたらすような方向とは矛盾しかねない、という点があるのだろう、と私は考えています。もう少し考えれば、米国経済が豊かであっただけに、労働者や一般国民、資本家や富裕層ならざる一般国民の不満が高まらなかった、という点は米国でマルクス主義が盛り上がらなかった一因ではないか、という気がします。ただし、私はマルクス主義に関しては興味を持ちつつも専門性がありませんから、この読書感想文もそれほど自信がありません。

次に、中村伸夫『中国書道史紀行』(大修館書店)を読みました。著者は、筑波大学名誉教授であり、日展内閣総理大臣賞や日本芸術院賞などの受賞歴のある書道家であり、全日本書道連盟理事長などの団体役員でもあります。書道展の関係では読売書法会に関係していて、まあ、何と申しましょうかで、伝統的な書道芸術の方向性が伺えます。ちなみに、日本における三大書道展といえば、伝統的な読売書法展と日展、そして、やや前衛的な毎日書道展となります。ただ、出典数からすれば毎日書道展が最大ともいわれています。読売と毎日はあるのですが、なぜか、朝日新聞は入りません。謎です。なお、本書はタイトルから書道の名品をたどって旅行するように受け取る向きがあるかもしれませんが、そうではありません。旅行記ではないと考えるべきです。また、中国の書道史ですから漢字だけです。本邦で発展したかな文字の書道は含まれていません。本題に入って、本書は2章構成です。第1章で書道の歴史について考え、後世の便宜上の分類として発生順の篆書、隷書、草書、行書、楷書を区別し、どうして、楷書が最後で、その後、新しい書体が現れなかったのか、と疑問を呈していますが、当然に回答はありません。250ページほどの本書の中で200ページを超えるボリュームを持つメインパートが第2章ということになります。歴史を後づけて、殷の時代の甲骨文から始まって、書聖と称される東晋の王羲之、さらに、最後の書体である楷書が完成した北魏から隋と唐、時代が下って最後の清朝までを取り上げています。私が全盛期に書道を習っていた際は、先生の方針で延々と欧陽詢「九成宮醴泉銘」の漢字を練習していました。ですので、東晋の王羲之から北魏ないし隋・唐の欧陽詢、褚遂良、虞世南、さらに、すこしおもむきがことなるものの盛唐の顔真卿、あるいは、米芾などの楷書や行書が中心となる読書でした。ただし、本書では「九成宮醴泉銘」は誠に残念にも取り上げられていません。こういった後世に残る書道作品の書き手は、当然に進士及第などの政府高官、というか、中には有能な政治家などがいたりして、決して、支配階級から大きく外れた吟遊詩人的な人物は多くありません。もちろん、時代が下るにつれて「作品のための作品」が多くなりますが、1000年以上も前の書道作品については、何らかの政治性を帯びたものが少なくありません。例えば、私がせっせと練習していたお手本の欧陽詢「九成宮醴泉銘」は、唐の第2代皇帝である太宗が離宮の「九成宮」で避暑中に、甘い湧き水=醴泉を発見した功績を記念して建立された四六駢儷調の名詩を清書した碑文です。そういった政治性を捨象して、現代にも鑑賞に耐える素晴らしい芸術性を残した書道の名品を本書では集めています。


次に、葉室麟『草雲雀』と『柚子の花咲く』(文春文庫)を読みました。著者は、私の大好きな時代小説作家であり、2017年に亡くなっています。今回読んだ両方とも、別の出版社からすでに単行本と文庫になっていたのですが、最近になって文春文庫から2次文庫として出版されています。時代はいずれも江戸期であり、地方の決して大きくはない藩を舞台にしています。『草雲雀』では、媛野藩栗屋家の三男として生まれた栗屋清吾は、地味で控えめな性格で、家を継ぐ嫡男ではなく、いわゆる部屋住みの身です。ただ、剣の腕はめっぽう強く、道場では秘太刀「磯之波」を伝授されています。本来であれば、入り婿する先を見つけるのが当時の習慣ですが、女中のみつを妻としたために婿入りも出来ません。みつとの結婚も家長の長男には認められておらず、子を成すことも許されません。そんな時、道場仲間の山倉伊八郎から自分の用心棒になるよう頼まれます。というのは、山倉伊八郎の実父は実は元家老の国東武左衛門であることが判明し、その元家老の実父の後を継いで藩の筆頭家老を目指すため、栗屋清吾の剣が必要だということです。「子どもを持ちたい」というみつの願いに応えるためにその申し出を引き受けたものの、山倉伊八郎改め国東伊八郎の家老就任を阻もうとする敵からの刺客が次々と襲いかかります。『柚子の花咲く』では、鵜の島藩領内で牢人の遺骸が発見されます。その殺された牢人は、武士、町人、農民がいっしょに勉学に励む郷学である青葉堂村塾、これは鵜の島藩の隣藩である日坂藩にある村塾の教授である梶与五郎でした。梶与五郎は貧しい子どもに自分の弁当を与えて、いつも自分はお腹を空かしているような情の厚く、武士や農民の子どもたちから慕われる教師でした。しかし、無惨な遺体で発見された後、妻敵討ちだったとか、賭場への出入りとか、梶与五郎にまつわる悪い噂がささやかれるようになり、汚名を着せられてしまいます。そして、かつて梶与五郎の教え子であった日坂藩の郡方を務める筒井恭平と勘定方の穴見孫六が梶与五郎の汚名をそそぐべく調査を始めます。どちらの作品も、葉室作品らしく、決して高位高官として後世に名を残したわけではないものの、市井でまじめに精一杯生きようとしている不器用な一般人にスポットを当てて、その生き様を大いに称揚する時代小説です。私の好きな作家による好きなタイプの時代小説であり、大いにオススメです。
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