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2005年10月13日 (木)

プロ野球球団は公共財ではない

村上ファンドの阪神電鉄株の買占めから端を発して、阪神タイガース球団の株式上場が話題になっています。
その中で、プロ野球球団は公共財的な性格があるので、金儲けの道具にするのはケシカラン、との意見がありましたが、私にはとても疑問です。
少なくとも、私には、現時点で村上ファンドは「公開されている株の売買」と言う正当な経済行為を行っているだけですし、「金儲け」はみんながしていることです。
昨日も何かの勢いで「官尊民卑」と書いてしまいましたが、日本人は公共的なことが良きことと考え、金儲けが卑俗なことでもあるかのように考えているように見えます。しかし、私は決してそうは思いません。
経済学的に「公共財」とは難しい定義や考え方がありますが、阪神タイガース、と言うか、プロ野球球団はどのような観点からも公共財とは思えません。類似のモノとして考えられるのは企業の研究開発(R&D)ですが、R&Dもプロ野球球団も外部経済を有しているかもしれませんが、民間企業が運営出来るし、実際にも運営しています。
ここでも、読売のナベツネを取り上げますが、新聞を社会の木鐸だ、公共財だと称して再販で利益をむさぼろうとするのはケシカランと私は思っています。少なくとも経済学的には何の正当性もありません。基本的には東京大学の三輪先生と同じ意見だと思います。
結論から言うと、今回の村上ファンドの阪神電鉄株の買占めは、タイガースのセリーグ優勝直前だったので、やや感情的な議論もありましたが、やっぱり、冷静に見守ることも必要ではないでしょうか。村上ファンドを敵視するのは間違っていると思います。

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