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2005年11月 9日 (水)

松戸駅からの帰りの夜道で携帯電話について考える

今夜の帰り道で怖いことがありました。夜道で携帯電話を操作する女性の白っぽい顔がボウッと浮かび上がって、まるで幽霊のように見えたのです。

いまさらですが、私は松戸市に在住しています。役所の定時が朝は9時半に始まって、夕方は5時45分までですから、どんなにがんばっても家に帰り着くのは7時を過ぎます。私の歩くのが遅いせいもありますが、松戸駅から30分近く歩かねば我が家に帰り着きません。途中には街灯もほとんどないような暗い道もあります。
私は決して小さい方ではなく、タテもヨコも十分あります。特にヨコは不必要なくらい十分あります。もちろん、中年の男性で、極端に臆病とも思いません。それでも、携帯電話を操作する女性のお化粧した白っぽい顔が、暗い夜道で突然浮かび上がるとゾクッと恐怖を覚えました。ちょうど、肝試しで怖い話をする時に、懐中電灯で下から顔を照らしたようなカンジ、と言えば分かりやすいでしょうか。お月さんも(祝)ラマダン明けの新月を終えたばかりの半月くらいで、まだ薄い月明かりの下では、道が暗くて人影も十分には認識されないくらいの時刻でした。

現時点で、私は携帯電話を持っていませんが、8月の定期人事異動までは職場の携帯電話を持たされていました。業務上必要だったからです。忙しい時には、1日に10回以上も携帯電話を利用せねば仕事が進まないこともありましたが、ヒマな時には、1-2週間くらいまったく使わないこともありました。
職場の携帯電話を持たされるまでは、携帯電話なんて外回りのセールスマンの持つもので、公務員のエコノミストには関係ないと思っていましたが、確かに、公務員でも仕事によっては必要なこともあるのだと知らされました。ですから、携帯電話に対して、使ったこともないクセに、闇雲に否定的な意見を持っている訳ではありません。

今でも電車に乗ると、女性が多いのですが、1両に1人や2人くらいは一心不乱に携帯電話を操作している人がいます。他方で、諸外国と比べて、我が国は携帯電話のマナーがとても厳しいと思います。
電車に乗るたびに、優先席付近では電源を切って、それ以外でもマナーモードにするように、しつこく車掌さんが呼びかけますし、レストランで食事中に携帯電話を使うとボーイさんに注意されます。日本以外の国ではレストランでの携帯電話の会話は全然ヘッチャラだと思いますが、日本では異常に厳しいです。高齢化が進んでいるとは言うものの、日本だけが心臓のペースメーカーを付けている人の割合がとても高いとも思えないのですが、マナー向上の圧力がとてつもなく高いことは確実です。

当然ながら、便利なものは便利に使うのが得策で、携帯電話も便利に使いこなすことにより、大きな精神的及び経済的厚生につながると考えるのですが、周囲の人に迷惑をかけないマナー面については、電車の車内やレストランでしつこく圧力をかけるのだけでなく、暗い夜道で携帯電話のライトに顔を照らし出されると、私のような者でも恐怖を覚えてしまう場合もあることを知っておいて欲しいと思います。

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