お年玉でキーボッツを買う
今週号のYomiuri Weeklyに今年の子供のお年玉の調査結果が出ていました。小学生の半数以上が1000円超から5000円以下でした。もちろん、我が家の子供達も平均並みにもらっています、というか、渡しています。
小学校も始まり、そろそろ、我が家の子供達もお年玉の使い道を考え始めています。しかし、おにいちゃんはにわかに教育ママになった女房のために、しっかりと勉強をさせられてやや余裕がない一方で、おとうとの下の子はおもちゃに関する情報収集に励んでいます。
下の子の達した結論がキーボッツでした。バンダイから発売されているロボットおもちゃで、胸にロックコアと呼ばれる鍵穴があって、キーを差し込んで分解したり、組み立てたりできて、ブロックのようにいろんな組合せで遊べるそうです。ロックコアには属性があって、それぞれのキーの形が違うらしいです。今週末にでも買いに行く予定で、まだ実物を見ていませんので何ともいえませんが、めんどくさいようでもあり、同時に面白そうな気もします。対象年齢6歳以上ですから小学生低学年をターゲットにしているようです。昨年は組立て式ラジコンカーのエアロRCが流行し、我が家でもホンダのオデッセイを買って組み立てたりしましたが、今年はキーボッツがはやるかもしれません。
私が感心したのは、これを下の子が小学館の「小学1年生」で見つけて、インターネットを見たりして、自分で情報収集していることです。もちろん、お友達からもいろいろと聞いているのでしょうが、私の子供時代と違ってさまざまな情報収集手段があるとはいえ、我が子ながら頼もしく思います。
さらに、私が重要だと思ったのは、世間一般というか、社会で広く評価された価値に対してちゃんと反応していることです。私は流行に敏感なのは鈍感なのよりずっといいことだと思っています。流行を追いかけるのもひとつの能力です。
小学1年生の狭い世界ではありましょうが、ヘンに自分の世界を作ったりせずに、また、家族内での親や年長の兄弟からの示唆や情報もなしに、小学生雑誌やインターネットを調べて、あるいは、お友達とのコミュニケーションを通じて、しっかりと社会とつながっていることはとても重要です。独自の世界に没頭する広い意味での「おたく」や自分探しを続けるフリーターやニート、ひどい状態になってしまえば、引きこもりなどと違って、ちゃんと社会につながる理解力、他者の情報を受け入れたり、コミュニケートする能力を下の子が持っていることをとても誇りに思います。
このまま順調に育てるのが親としての私と女房の大きな責任です。肝に銘じておきたいと思います。
それにしても、おにいちゃんはどうするんだろう?
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