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2006年3月22日 (水)

Windows Vistaが待ち遠しい

米国時間の昨日、MicrosoftがWindows Vistaのコンシューマー向け発売開始を来年2007年1月に延期すると発表しました。asahi.comではここにあります。日本語版は3ヶ月くらい遅れるので、来年春の発売なんでしょうか。ひょっとしたら、1年以上も先のことになってしまうかもしれません。
何でも、セキュリティ対策などの品質確保に時間がかかり、年末商戦向けのパソコン搭載に間に合わなくなったらしいです。これで、パソコンメーカーの販売戦略も変更を迫られるとの見通しです。でも、ビジネス向け製品は予定通り今年11月に発売するそうで、年末商戦・クリスマス商戦にあんまり関係なさそうなビジネス向けOSを先行販売しても意味あるんですかねえ。でもまあ、Windows Vista上で動かすソフトを開発する会社もあるわけですから、コンシューマー向けよりもビジネス向けが先行するのはやむをえないんでしょうか。

私の方では、新しいOSの発売をチャンスに新しいパソコンを買おうと予定していただけに、とても残念です。我が家のパソコンは昨年9月16日のブログでご紹介したように4台体制ですが、もっとも古いWindows 98を搭載したNECのLa Vieノートはほとんど使わなくなっているので実質的に3台体制となっています。世間のパソコンのスペックがとてもよくなっていて、CPUが700MHzくらいの我が家の古いパソコンでは、子供達のゲームを買ってきてインストールしようにも、最新のゲームでは動作最低スペックを満たしていないのでムリがあるような状態ですので、今年は何とか新しいパソコンを購入する予定だったのですが、我が家の夫婦間の力関係からして、これは見送りになる公算が高いのではないかと観念しています。
我が家で買った、買ってないは別として、また、オフィスユースのものも含めて、昔のWindows 3.1の時代から、95、98、2000、ME、XPと一通りのWindows OSを経験してきた中で、確かに、今のWindows XPはとても完成度が高くて、この5年間でほとんどバージョンアップがなかったのも理解できないでもないのですが、でも、さすがに5年もたてば新しいOSをリリースしてもいいんではないかと思います。シロートながら、Microsoftの方で、ひょっとしたら、XBoxにリソースを割き過ぎたんじゃあないのか、と邪推したくもなります。
AppleはMacOSを次世代にバージョンアップしましたし、ゲーム機はニンテンドー、ソニーなどが次々と新しいマシンを開発して売り出しており、それぞれのソフトも大量に出回っていたりしています。私の知人もFinal Fantasy XXIIを買ってプレーして感激してたのがいたりしましたが、Windowsパソコンの方がMacやゲーム機に追いついていないのではないでしょうか?
もちろん、インターネットに接続するパソコンか、スタンドアロンで遊ぶゲーム機か、で求められる性能、特に、セキュリティ面では大きな開きがあるんでしょうし、世界のウィルスがいっせいにWindowsを標的にしているのは確かで、MacOSよりもセキュリティ面でより完璧を期す必要があるんでしょうが、MacOSは次世代バージョンになったとはいえ、パソコンOSで一人勝ちして独占状態に近くなったMicrosoftの怠慢もあるのではないでしょうか。マーケット占有率が高まると、利益率は上がるのでしょうが、高まり過ぎるとかえって、技術開発のためのインセンティブが落ちることから、技術開発力が落ちそうな気がしないでもありません。エコノミスト的には独占がもたらすひとつの弊害のような気がします。

昨今のWinnyのウィルスで情報流出が新聞に掲載されない日はなく、インターネットに接続したパソコンのセキュリティ向上が重要な課題であるのはいうまでもありません。でも、5年近くも使い続けたWindows XPパソコンをいまだに愛用している我が家としては、新しいWindows Vistaが待ち遠しいのもホンネです。

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