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2006年5月 1日 (月)

「ダビンチ・コード」と暗号の実用性

世の中で「ダビンチ・コード」がはやっているようです。ベストセラーで本が売れていて、映画もそれなりに評判がいいようです。本の方は米国で700万部を売って、日本ほかの世界各国でもベストセラーとなり、映画についても、先日は、主演のトム・ハンクスやジャン・レノがプロモーションで来日してたりしました。

本の方の「ダビンチ・コード」のアマゾンでのレビューを転載すると、

閉館後の静寂に包まれたルーブル美術館で起きた殺人事件をきっかけに、明るみに出た不吉な筋書き。それは、キリストの時代以来、ある秘密結社により守られてきたベールをはがすものだった。殺人の被害者は、古くから連綿と続くその秘密結社の総長。彼は死の直前、不気味な暗号を犯行現場に残していた。その暗号を解くことができるのは、被害者の孫娘で著名な暗号解読者でもあるソフィー・ヌヴーと、高名な象徴学者のロバート・ラングドンのみ。ふたりは事件の容疑者となる一方で、ヌヴーの祖父の殺人事件のみならず、彼が守り続けてきた、古くから伝わる驚くべき秘密の謎をも調べ始める。警察当局と危険な競争者の追跡を間一髪ですり抜けながら、ヌヴーとラングドンは謎に導かれるまま、息つく間もなくフランスとイギリスを、そして歴史そのものを駆けめぐる。前作"Angels and Demons"(邦題「天使と悪魔」)に続く本書は、ページを繰る手が止まらないスリラー作品に仕上がっていると同時に、西洋史の驚くべき解釈をも披露している。主人公のふたりは、モナリザの微笑みの意味から聖杯の秘密にいたるまで、西洋文化の大いなる謎をめぐる知的かつ魅力的な探索に乗り出す。ブラウンの解釈の真偽に難癖をつける向きもあるかもしれないが、その推測のなかにこそ、本書のおもしろさがあるのだ。思わず引き込まれる"The Da Vinci Code"は、豊かな思考の糧となる1冊だ。

残念ながら、現時点では「ダビンチ・コード」の本を購入して読む予定も、映画を見に行く予定もありませんが、図書館で借りられるなら読んでみてもいいと考えています。でも、図書館が買ってくれても、待ち行列は長そうな気がします。それにつけても、松戸から青山に引っ越して、通勤で電車に乗っている時間が往復で1時間半くらいあったのが、20分くらいに激減してしまいましたので、これに比例して正直に読書量が減っていることは確かです。

映画の方は、今月5月20日に世界同時公開だそうです。主演はトム・ハンクスで、トム・ハンクス以外の出演者はジャン・レノ、イアン・マッケラン、ポール・ベタニーらです。コロンビアの配給です。時に、私が興味をひかれたのは監督と脚本とプロデューサーで、ロン・ハワード監督、脚本アキバ・ゴールズマン、製作ブライアン・グレイザーだそうです。ということで、この監督・脚本・製作の3人はどこかで見たことがあるような、と、お感じの方はそこそこの映画通で、そうなんです、このトリオは数年前にアカデミー賞を取った「ビューティフル・マインド」の3人なんです。そして、「ビューティフル・マインド」は天才数学者・経済学者のジョン・ナッシュを描いて、ナッシュが冷戦下において暗号解読で国家に貢献しているうちに精神を蝕まれていく、という内容でした。私は、「ダビンチ・コード」はまだ公開されていないので見ていませんが、「ビューティフル・マインド」は2度も拝見しました。ジャカルタと日本です。

ということで、前置きばかりになりそうですが、暗号についてです。私は日常的には暗号は使っていません。当たり前です。普通の公務員には暗号化するほどの秘密は扱いません。でも、大使館や領事館で電信官は暗号を扱っています。電報はすべて暗号化されているからです。しかし、私も過去に暗号通信を使ったことはあります。数年前に人事院に併任されて、I種経済職の試験委員をしていた時に、問題を作成した時にはワープロで清書して、パスワードを付けてメールで送っていたりしました。今はどうか知りませんが、当時、人事院は霞ヶ関WANに入っていなくって、一般回線でインターネットに接続していたための措置と聞かされたことがあります。通常、霞ヶ関界隈の官庁街でのメールのやり取りは霞ヶ関WAN内でなされるので、一般回線に出ることはなく、その意味で、秘密が保全されるとされています。でも、私はやや怪しいと思っています。
なお、試験委員の時の話で脱線しますと、過去問にない新傾向の問題を考えることになり、私は設備投資に関するトービンのQ理論を使った問題を作成しました。別の役所から派遣されている人が、ナッシュ均衡に基づく問題を作成したことを記憶しています。私のトービンのQの問題はとても受験生の出来が悪くて、人事院の試験官の評判が悪かったことを覚えています。
それは別として、一般的に広く使われているMicrosoft OfficeのWordやExcelなどのパスワード機能はかなり強力です。ファイルを開くのや編集するのに、かなり細かくパスワードを設定できますし、パスワード保護もかなり強力です。多くのウィルスチェックソフトはパスワード保護されたOfficeファイルをチェックすることは出来ないと聞いたことがあります。これについては、パスワード付きのzipファイルも同様で、ウィルスチェックをすり抜けるらしく、それを悪用したウィルスも出回ったことがあるらしいです。

名探偵コナンでしょっちゅう出て来るような暗号は、通常の生活でお目にかかることはないように思われますが、実はそうではありません。パソコンを使う限り、暗号化技術を使わざるを得なくなっているのが実情ではないでしょうか。
インターネットを使っている限り、WEBメールを使うこともありますし、私もインターネット・バンキングを使っていますが、いろんな場面でIDとパスワードの入力を要求されることがあります。ブログにエントリーを書き込むのにもIDとパスワードを要求されます。インターネット上では、現在の暗号強度は128ビットが主流ではないかと思いますが、私がジャカルタに向かう時に勧められたインターネット・バンキングはとてもこれには及ばず、私は諦めて、原始的な電話による海外駐在者向けサービスを選択した記憶があります。

パソコンやインターネットを使っている限り、暗号はどうしても使わざるを得ないものですので、上手にお付き合いして行きたいものです。

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