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2006年5月22日 (月)

関西ダービーに見る関西圏の地盤沈下

週末から今夜にかけてプロ野球のセパ交流戦で、我が阪神タイガースとオリックスの3連戦が甲子園球場でありました。スポーツ新聞などでは関西ダービーと呼ばれているようです。幸いにも我が阪神タイガースが3連勝しました。今夜はボロ勝ちでした。もっとも、オリックスの監督は阪神OBの中村監督だったりします。そして、オリックスの中村監督も阪神の岡田監督も早稲田大学の出身だったりします。昔の阪神のエースだった村山投手のように関西大学出身の選手は少なくなってしまったんでしょうか?

関西ダービーと呼ばれているのは、今では、関西圏にプロ野球球団がセリーグの阪神タイガースとパリーグのオリックス・バファローズしかなくなったからで、これはとても寂しいことのように思います。よくよく考えてみれば、私の子供時代の30-40年くらい前にはセリーグは阪神だけでしたが、パリーグに南海、近鉄、阪急と3球団あり、京阪などのマイナーな電鉄会社を除けば、関西の大手民鉄はみんなプロ野球球団を持っていたりしました。
その後、順不同ですが、南海ホークスがダイエーに身売りし、さらに、ソフトバンクになりました。阪急はオリックスに身売りしてブレーブスからブルーウェーブになった後、近鉄を吸収してバファローズになったりしています。セリーグの阪神だけが昔と変わらぬ姿に見えるんですが、親会社の阪神電鉄は村上ファンドに半数近い株を買い占められて、スポーツ新聞情報では、京阪と経営統合するといってみたり、いや、阪急だと報道されたりで、万全の経営体制からはほど遠いような気がします。
チーム成績にしても、阪神タイガースは昨年セリーグ優勝し、今年もそこそこの成績で走っていますが、オリックスは上位4チームから少し離されてパリーグの5位です。パリーグは上位3チームのプレーオフなのに、3位争いもしていないわけで、しかも、パリーグの最下位は今年もダントツで例のチームで決まりでしょうから、5位ということは実質的に最下位と同じではないでしょうか。

私自身は京都の南部の出身で、友人が京都府庁に勤めていたりするんですが、それは別として、京都では775年に桓武天皇が平安遷都されてから1200年の記念行事を1995年に執り行ったりしました。1100年近くも日本の首都だったわけです。先年亡くなった私の父なんかは昭和ヒトケタ生まれの農家の出身ですから、京都人としての誇りも高く、京都府南部から奈良県北部にかけての地帯は、おそらく、平城京末期から大正期くらいまで1100年以上にわたって日本でもっとも豊かな地域であったと自負していました。東京圏の経済規模が大阪圏を抜いたのが昭和9-11年の間であったろうと推計されていますので、これは根拠があります。
日本が農業社会であったころには、今の京阪奈丘陵が日本のもっとも豊かな最先端地域であったことは間違いありません。ひとつの証拠は「下らない」という言葉です。これは、もともとは、江戸近在の産品を指していう言葉らしいです。つまり、京都や大阪は上方であって、上方から江戸に運ばれて来た産品が「下って来た」いいモノであるのに対して、江戸近在の産品は「下って来ない」ために、「下らない」よくないモノで、「下らない」はよくない、と同じ意味に使われているようです。
ついでながら、「上京」とは地方から東京に行く意味で使われているようですが、20年以上も前に私が就職した際に、私の恩師の京都大学教授は、私が帰省ででも京都に戻って来る際には立ち寄りなさい、との意味で、「上京の折はお立ち寄り下さい」とハガキで送って寄こしたりしていました。東京から京都に行くのが「上京」であると当時の京都大学教授である恩師は考えていたようです。さすがに、東京で就職することを「都落ち」とは考えていなかったようですが、認識にズレがあるのは明らかです。もっと前の私の大学受験のころには、東京以外の地方大学に通うことは「都落ち」と考えられていたフシがあります。私は京都大学でしたので都に留まったのかもしれません。

今では、関西圏の地盤沈下は激しく、経済規模では東京圏とは比べようもなくなってしまいましたが、プロ野球球団の減り方がそれを象徴しているように思えてなりません。

それでも、やっぱり、

がんばれ

阪神タイガース

今夜のブログは無理やりに阪神タイガースの日記にしておきます。

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