性懲りもなくガンプラを買い与える
今日の午前中も、外が暑そうだったので、特に何もせず家でブラブラしていました。
ハリー・ポッターの第2作の「秘密の部屋」のDVDを見たりしました。最後の日記の中のトム・リドルとハリーの対決で、原作と映画の違いに気づいてしまいました。原作では不死鳥のフォークスの涙でハリーの傷が治るのは、トム・リドルの日記をバジリスクの牙で突き刺す前なんですが、映画ではこの順が違っていました。トム・リドルの日記をやっつけてから、フォークスが飛んできて、その涙でハリーがバジリスクに噛みつかれた傷が治る、との順番に変更されていました。映画の方が不自然さがマシなように思います。でも、もうひとつの最後の最後の不自然さはどうしようもないようでした。すなわち、ドラコの父親のマルフォイがドビーを連れてダンブルドア校長室に来る不自然さは、原作でも映画でも、どうしようもなく残っていました。でも、そうしないと、ドビーは屋敷しもべから開放されないから、仕方がないのでしょう。
午後からは、私とおにいちゃんが外出しました。私は直木賞を受賞した森絵都「風に舞いあがるビニールシート」(文芸春秋)を買いたかったんですが、おにいちゃんはガンプラ欲しさに付いて来ます。下の子は「おかあさんには、うまくいっておくから」と留守番です。どこに行こうかと考えた末に、結局、有楽町に出かけます。ビックカメラ別館に行って、おにいちゃんがガンプラを吟味します。下の子用のは金ピカでキラキラしたのを選びます。それから、交通会館1階にある三省堂書店で本を買います。
先日、役所の同僚にガンプラの品ぞろえについて聞いたところ、一般的には、との断りの下で、有楽町のビックカメラ別館が都心で一番だと教えてもらいました。もっとも、そこら辺のおもちゃ屋さんに超レア物が平然と置かれていたりするのは別だといっていました。役所の中にも、このテのガンプラ好きのヲタはいるもので、30歳を過ぎて親元から通っている独身者は特にヲタの確率が高いような気がします。私はこの基準でガンプラに関する情報を聞き出しています。
それから、前回の直木賞の東野圭吾「容疑者Xの献身」(文芸春秋)がとてもよかったので、今回も、直木賞作品を買い求めてみました。森絵都さんの短編集「風に舞いあがるビニールシート」(文芸春秋)です。事前の評価によれば、直木賞を取るべくして取った作品と称されていたりしました。しかし、私の友人によれば、三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」(文芸春秋)が受賞するとは想像も出来なかったらしいので、こちらはヤメにしておいて、児童文学の世界でも有名な森絵都さんの方にしておきました。
それにしても、私の友人は三浦しをんさんの「まほろ駅前多田便利軒」については、かなり酷評してました。この作者であれば、昨年の「むかしのはなし」(幻冬舎)の方がマシだったし、ここ2-3年の直木賞は文芸春秋から出版されたものしか受賞していないのはオカシい、とのことでした。彼女によれば、直木賞が文芸春秋のセールスプロモーションに成り下がったかのような印象を払拭するために、要するに、文芸春秋からの出版である本を落選させるために、そのために「まほろ駅前多田便利軒」は直木賞候補に入れられたのだと思っていたそうなんですが、結果的に、直木賞を受賞してしまったので、直木賞のステータスがずいぶんと下がったように感じると評価していました。私の評価ではありませんが、私がちょくちょく拝見しているブログなどの別のスジからも同じような評価を得ましたので、私は「まほろ駅前多田便利軒」を避けた次第です。
結局、夕方前に家に帰り着きました。子供達はせっせとガンプラ製作に励みます。夏休みに入ったら、下の子もいっしょにガンプラを買いに行きたいと思います。定価販売している原宿のキディランドより、有楽町のビックカメラの方が安いですから、夏休み中に作るガンプラをまとめ買いしたりすれば、地下鉄で行くだけの値打ちがあるような気がします。
下の写真は、左側がおにいちゃんで、おにいちゃんの作っているのがデスティニー・ガンダムで、ガンダム・シードに出て来るものです。型式はZGMF-X42Sです。オーブ国防軍のシン・アスカの搭乗です。右側が下の子で、下の子の作ってるのはシラヌイ・アカツキ・ガンダムです。これもオーブ国防軍のネオ・ロアノークの搭乗です。オーブ軍の開発第1号ですから、型式はORB-01です。しかし、開発経費がかかりすぎて量産はされませんでした。開発費高騰の一因は見た目にも分かる金色の装甲で、ビーム反射を目的としたヤタノカガミ装甲となっています。なお、ヤタノカガミ装甲の「ヤタノカガミ」とは、畏れ多くも、八咫鏡に由来すると考えられています。八咫鏡とは、八尺瓊勾玉と天叢雲剣とともに、三種の神器のひとつであることはご存じの通りです。
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