シャア・アズナブルに関するメモ
少し前にお約束したシャアに関するトリビアな日記を書こうと思って、簡潔な紹介の記述をネットでいくつか探してみたんですが、やっぱり、Wikipediaのがよかったので、以下にそのまま引用します。
シャア・アズナブル(Char Aznable)は、「ガンダムシリーズ」のうち、アニメ『機動戦士ガンダム』にはじまる宇宙世紀を舞台にした作品に登場する、架空の人物。(声:池田秀一)
モビルスーツパイロット・軍官・思想家として、類い希な能力を発揮した人物。宇宙世紀を舞台とした「ガンダムシリーズ」の最重要人物とも言える存在であり、自信に満ちた言葉とそれに見合う実力を持ち、戦闘での強さ、持っている信念、どれをとってもその存在感は他のキャラクターを圧倒している。日本のアニメのキャラクターで1、2を争う程人気は高い。
今日のトリビアなブログは、これ以降の記述でもWikipediaに大きな部分を負っています。
まず、シャアの生まれと名前の変遷です。シャア・アズナブルは宇宙世紀0059年に、ジオン共和国の創始者であるジオン・ズム・ダイクンとトア・ダイクンを父母として生まれます。幼名というか、本名はキャスバル・レム・ダイクン(Casval Rem Deikun)です。シャア9歳の年である宇宙世紀0068年に父であるジオン・ズム・ダイクンが死に、ザビ家による迫害を受けたため、シャアは宇宙世紀0069年に地球に逃れます。このころは、父のよき理解者であったジンバ・ラルの庇護の下、南欧のマス家に養子に入ったか、あるいは、ジンバ・ラルがマス家の名を購入したかして改名し、エドワゥ・マス(Edwow Mass)を名乗るようになります。シャア15歳の年である宇宙世紀0074年に、最後の名前であるシャア・アズナブル(Char Aznable)と名を変え、生まれ故郷であるサイド3に帰還し、ジオン士官学校に入学します。この改名については、死亡したシャア・アズナブルという実在の人物の戸籍を不正に入手したとされていますが、ちゃんとアズナブル家に養子に入ったなどとする説も存在します。要するに、よく分かりません。地球連邦政府との一年戦争の後、宇宙世紀0084年9月にはアクシズで開発されたモビルスーツの新素材ガンダリウムγを携えて地球圏に帰還し、非合法にクワトロ・バジーナ(Quattro Vageena)という戸籍と地球連邦政府軍の大尉の軍籍を取得し、エゥーゴという名の反地球連邦政府組織に加わります。最後に、やや唐突なんですが、宇宙世紀0092年12月に新生ネオ・ジオンの総帥シャア・アズナブルとして復活します。宇宙世紀0093年にはアムロ・レイとともに消息を絶ちます。
地球連邦政府軍との戦争に突入する前は、士官学校入学後はジオン公国で過ごすことになるんですが、ジオン公国では正体がばれるのを隠すため、常に仮面をつけ顔を隠しています。これは顔に火傷があるためと本人は説明しています。もちろん、実際にはそのような傷はありません。
なお、ここで、最初はジオン共和国だったのが、ジオン公国になっているのをお気づきになったでしょうか。シャアの両親が地球周回軌道上で地球からは最も遠い月の裏側に位置するサイド3に宇宙世紀0058年に共和国を創設したんですが、その10年後、宇宙世紀0068年に創設者であるジオン・ズム・ダイクンが死に、その翌年の宇宙世紀0069年にデギン・ソド・ザビがジオン公国を宣言し、彼をはじめとするザビ家一党による独裁国家となりました。公国ですから、形式的には元首は公王のデギン・ソド・ザビなんですが、実質的にはその息子のギレン・ザビ総帥が権力を掌握しています。地球連邦政府からの独立のために、一年戦争で地球連邦政府に宣戦を布告して、ガンダムの戦闘シーンが始まるわけです。
このパラグラフから地球連邦政府軍などとの戦争の始まりです。シャア20歳の宇宙世紀0079年にジオン公国が地球連邦政府から独立するために宣戦布告し一年戦争が始まります。シャアは中尉としてドズル・ザビが率いる宇宙攻撃軍に所属し、モビルスーツのエースパイロットとして活躍します。愛機初期量産型ザクII(型式番号:MS-06C)をパーソナルカラーである赤に塗装し、ルウム戦役などで活躍し少佐に特進します。その後、乗機もは量産型ザクII(型式番号:MS-06F)、指揮官用ザクII(型式番号:MS-06S)と、その時々の最新機種が与えられることになります。ここで脱線すると、お気づきだと思いますが、先日7月8日のブログで取り上げた下の子が作ったガンプラがMS-06S シャア専用ザク2S型なわけです。先日のブログの写真でもお分かりのように、いわゆるシャア専用のモビルスーツは、若干ピンクがかった赤で塗装されていることで有名です。これは、正確にはワインレッドとローズピンクなんですが、ガンダムの放送当時には、赤いものといえばシャア専用というわけで、例えば「シャア専用郵便ポスト」なんてシャレが出来たりしました。
それはともかく、モビルスーツに関していえば、シャア専用といえばザクが有名なんですが、ザク以外にもズゴックやゲルググにもシャア専用があります。また、専用のモビルスーツはシャアだけでなく、ガルマ専用のガンダムもあったりします。
戦争の話に戻ると、一年戦争はその名の通り、宇宙世紀0080年には地球連邦政府とジオン公国との間で終戦協定が締結されて終了します。その後、地球連邦政府から残党狩りにあったりして、まあ、いろいろとあって、宇宙世紀0087年3月にシャアはサイド7にあるグリーン・ノア1に潜入し、ティターンズの新型モビルスーツであるガンダムMk-IIの奪取を図り成功するんですが、この事件が引き金となって、エゥーゴとティターンズとの間で本格的な武力抗争が始まります。グリプス戦役と呼ばれます。
宇宙世紀0088年からの第1次ネオジオン戦争ではシャアの行方は知れません。要するに、アニメ「機動戦士ガンダムZZ」にシャアが登場していないために、詳細が不明なわけです。しかし、宇宙世紀0092年12月に新生ネオ・ジオンの総帥シャア・アズナブルとして復活し、幾度にも渡る戦争を経験しながら、旧態依然としてスペースノイドに弾圧を続ける地球連邦政府に対しての攻撃を示唆し、実際に、宇宙世紀0093年2月末にテレビのインタビューで連邦政府に事実上の宣戦布告をし、第2次ネオジオン戦争が始まります。
シャアの最後は、宇宙世紀0093年3月12日にνガンダムを駆るアムロ・レイとの最後の戦いです。しかし、シャアは結果としてアムロに敗れます。その際、脱出ポッドを捕まえられ、火星と木星の間のアステロイド・ベルトにある小惑星基地アクシズの地球への落下を抑えるアムロと共にサイコフレームの光の中に消えて行きます。このため、アクシズは軌道を変えてしまい、地球に落下させようとしたシャアの作戦は失敗に終わります。その後、アムロとシャアの2人の行方は一切不明とされています。
シャアはその性格もあって、真の親友といえる間柄の人物は存在しなかったようです。士官学校の同級生であるガルマ・ザビに対しては親友であるかのように装っていましたが、それはザビ家への復讐の一手段に過ぎず、シャアはガルマをむしろ見下していた感があります。余りに抜きん出た技量のため、シャアのライバルたり得た、あるいは、シャア自身がライバルと認めたのは、モビルスーツ・パイロットとしてはアムロ・レイ、指揮官としてはブライト・ノア、ニュータイプとしてはカミーユ・ビダンぐらいでした。
一方で、そのずば抜けた実力で部下からは絶対的な信頼と畏怖を受けており、後には、その出自も知られたことから、絶大なカリスマ性を身につけています。このカリスマ性によって第2次ネオジオン戦争では多くのネオジオン新兵を魅了しました。
要するに、やや生意気なところはあるものの、出自はバッチリで毛並みがよく、モビルスーツに入れば戦闘能力や指揮官としての能力が抜群で、とってもスゴい軍人で、思想家でもあるということです。
今夜のブログは前々から書きたいと思っていたシャア・アズナブルに関するトリビアな日記でした。
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