夏休みもいよいよ最後に近づいた本日の雑感
昨日が夏休み最後の日曜日で、今週の金曜日から小学校が始まります。昨夜のテレビのニュースを聞いていて、下の子が夏休み最後の日曜日に強く反応し、今日から小学校が始まると勘違いして、大騒ぎして私や女房に確認していました。一応、宿題は終わってるんですが、心の準備がまだだったんでしょう。自分の誕生日の8月29日が来ていないんですから、まだ夏休みが終わらないことは明らかなのに、少しびっくりしていたようです。それから、髪の毛もかなり伸びてきているので、散髪にも連れて行かねばならないと私は考えています。でも、子供達はまだ無頓着です。
街中も通勤電車に人が戻ってきて、まだ学生さんこそいませんが、我々サラリーマンの夏休みは終わった、という感じでしょうか。オフィスでも通常勤務体制に近づいてきているような気がします。でも、中には里帰りしている奥さんやお子さんがまだ戻らないお宅もあるようです。でも、それも、ここ2-3日のお話だと思います。今週金曜日は小学校の2学期の始業式で、たぶん、式だけなんでしょうが、来週から本格的に勉強も始まるんでしょう。オフィスが小学校よりも先に通常勤務体制に戻り、来週から小学校の勉強も本格的に始まれば、奥様方も通常勤務体制に戻ったりするんでしょうか。
阪神タイガースもさえません。オールスター明けの中日との3連戦に3連敗して、私はすでに今シーズンは諦めましたが、昨夜はようやく連敗を止めて藤川投手が泣きながらインタビューに応じていたそうです。私はすっかりプロ野球は見なくなりました。その余波で高校野球もほとんど見なかったです。ワールドカップからサッカーにはすっかり興味を失いましたし、もうすぐ始まる全米オープンのテニスをチョコチョコと見たりしながら、来年のプロ野球を楽しみに待ちます。まあ、その前にドラフトがあって、アマ球界からプロ入りする選手も楽しみです。
夏に入った早い段階の7月18日付けのブログで表明したように、私は経済が順調そうに見えることから、地政学的リスクにのほほんとしていられる私のようなタイプのエコノミストの夏休みは長そうな予感を持っていましたが、どうやら的中して平穏無事な夏だったような気がします。北越製紙に対する王子製紙の敵対的TOBは尻すぼみに終わりましたし、紳士服小売店業界のフタタの行く末も決まったようです。北越製紙の株価が続落していることに表れているように、どちらも、株主利益の観点からは疑問なしとしませんが、旧来的な日本式の問題解決だったような気がします。敵対的TOBをスンナリと受け入れるには日本経済は未成熟なのかもしれません。
消費者物価指数の5年おきの定期改定から、実は、インフレ率はまだまだ低かったことが明らかになりました。このため、政府のデフレ脱却宣言や日銀の追加利上げが遠のいたとする意見もありますが、私は年内にもう1回の追加利上げはありえると考えています。日銀内でいわゆるタカ派の意見が主流になってきているように思います。おそらく、GDPのデフレギャップが解消したことから、日銀の追加利上げは日本国内よりも別の方面で影響を生ずるような気がします。米国が利上げをストップして利下げ局面に入らない限り、世界的な流動性に不足を来たす可能性もあり、資金調達に余裕のないエマージング諸国で苦しくなるところが現れる可能性があります。もちろん、すべてのエマージング諸国がアブナいわけではありませんし、米国が利上げをストップして利下げを開始したりすると、資金的な余裕が生ずる可能性が高いですから、アブナそうな国も一服つけることになるでしょう。
むしろ、先週の住宅統計から米国経済の先行きが懸念され始めるでしょう。住宅そのものの第1次的な影響よりも、住宅を担保にしていた個人消費の動向がカギとなります。連邦準備制度理事会(Fed)の利上げが続くようですと、一気に景気後退に陥るリスクがあります。マスコミは住宅バブルの崩壊と呼ぶでしょう。しかし、利上げを停止するとインフレの可能性もあり、Fedはインフレを容認するか、景気後退を選ぶか、きわどい選択を迫られているといえます。米国経済が下降線をたどると、これまた、米国経済そのものよりも、米国への輸出に依存している国の経済後退につながることになります。米国内では今年秋の中間選挙を控えて、輸入障壁を求める声も大きくなる可能性があります。そうなると、ますます米国への輸出に依存している国を巻き込んだ景気後退の可能性が高まります。日本経済の先行きリスクとしては、国内要因よりもこちらの海外要因の方がよりアブナそうな気がします。
以上。小学校、スポーツ、経済に関する本日の日々の雑感でした。一応、阪神タイガースなんかより、最後の経済に関してもっとも長く評論しているので、今夜のブログは経済評論の日記に分類しておきます。
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