秋篠宮紀子さまのご出産
今朝、秋篠宮妃殿下紀子さまが親王殿下を出産されました。母子ともにお健やかだそうです。
おめでとうございます。
皇室では41年振りの男児ご出産だそうです。新聞情報によれば、我が政府は皇室典範の改正を見送る方針を決めたそうです。女性天皇や女系天皇については、取りあえず、男児ご出産で必要がなくなったとの判断なんでしょう。でも、世間では皇太子殿下のお嬢さまの愛子さまが天皇になれる可能性が低下したとして、残念に思っている人もいるのかもしれません。
天皇家とは何の関係もない我が家では私が9月14日生まれで下の子が8月29日生まれと、おとめ座の男が2人います。お生まれになったお子さまもおとめ座の男ですから、ごく勝手に親しみを覚えています。
これまた、関係がなさそうなんですが、私が前々から不思議に思っていたのは、現在の皇太子殿下が皇位を継がれた後、秋篠宮殿下はどう呼ばれるのだろうか、ということです。現在の皇室典範第8条では「皇嗣たる皇子を皇太子という」とあり、皇子でなければ皇太子になれないことが明確に定められています。皇嗣の解釈については、皇位を継承するよう定められている、との解釈でしょうが、皇子の解釈は、天皇の子息としか解釈されません。でも、現在の皇太子殿下が即位された時点で、秋篠宮殿下は天皇陛下の弟、つまり、皇太弟ではありますが、皇子ではなくなります。それとも、歴代のいずれかの天皇陛下のお子さまであれば皇子なんでしょうか。ひょっとしたら、そうなのかもしれません。私の専門外ではありますが、それはともかく、現在の皇室典範には皇太弟に関する規定はありません。また、皇室典範第9条で「天皇及び皇族は、養子をすることができない」と定められていますので、養子として皇子になる道もありません。当然です。皇族が養子を取れるんであれば、皇統の混乱がはなはだしくなると考えられるからです。
以上。私の疑問でした。
さらに、まったく関係がないんですが、先日、下の子がアニメの星のカービーに使われている尊称・敬称について私に質問しました。デデデ大王は陛下と呼ばれている。エスカルゴンは閣下と呼ばれている。他にも、メタナイト卿なんて登場人物もいたりします。卿の尊称については、機関車トーマスの局長がトップハムハット卿で、ボーイスカウトの創始者のベーデン=パウエル卿もいたりしますので、卿の付く人はエラい人だと理解しています。閣下は卿よりももっとエラい人だと容易に類推出来ます。
私から陛下について説明し、聞かれなかったんですが、殿下についても説明します。陛下の親族であるといっておきます。さらに、ついでのついでで、猊下についても説明します。日本では使うことはほとんどありませんが、スペイン語では英語のMr.に当たる普通のseñorに対して、monseñorなる敬称もあるので、付け加えておきます。
最後に、秋篠宮妃殿下紀子さまのご出産とは関係のないことばかりを羅列してしまった中で、2月3日のエントリーの繰返しになりますが、エコノミストを自称する私としては、皇室典範改正問題はエコノミストの観点からは重要問題とは思われず、ひたすら、もめないように時間をかけて国民的なコンセンサスを得るべきだと考えています。
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