インターネットの国別ドメイン
今日の日経新聞夕刊を読んでいると、漢字などのアルファベット以外の文字を使った国別ドメインが2008年にも可能になるとの記事がありました。いつものNIKKEI NETから引用すると以下の通りです。
世界中のインターネットの住所に当たるドメイン名を管理する米民間機関「ICANN」は1日、「.jp」などの国別ドメインについて、2008年にもアルファベット以外の文字の使用を認める方針を示した。「.日本」「.中国」といった漢字名も可能になる。さまざまな文字を使えるようにして、英語ができない人々にもインターネットを活用する機会を広げたいという途上国などの要請に対応する。
ICANNはギリシャ・アテネで開催しているネット管理に関する国際会議で「国際化ドメイン名」導入に向けた行程表を発表した。現在のアルファベット、数字、記号だけでなく、漢字、ハングルやアラビア文字などさまざまな言語に対応する試みだ。
我が家の画像中心のホームページの最後は.infoで終わっています。.jpなどと違って、グローバルドメインになっています。どうしてそうしたかというと、.infoの方が.jpよりお安いからです。.infoと同価格だったのは、ほかに、.netや.comや.bizなんかがあったんですが、.comと.bizはビジネス向けの趣がありましたし、.orgも少し違う気がしていました。.netは少し考えないでもなかったんですが、結局、子供達も巻き込んで考えた末に、.infoで決着しました。
後になって、そろそろその季節になりましたが、年賀状を印刷する際に、メールやホームページのアドレスは30文字までとなっていて、少し心配したものの、印刷を受け付けている写真屋さんに聞くと、何とか我が家の32文字は可能であるといわれた記憶があります。.jpは.infoよりも2文字少ないので、そのままであれば30文字ピッタリになるんですが、我が家が契約しているレジストラさんの価格表によれば、値段が3倍以上しますので、年賀状印刷のためだけに30文字に抑えるのもバカバカしいと考えました。
我が家のホームページは独自ドメインですので、メールアドレスも発行できます。ホームページにおいてあるメールアドレスは独自ドメインのになっていたりします。でも、我が家はプロバイダさんのメールをいっぱい持っていますので、今のところは転送メールで処理しています。我が家の独自ドメインのメアドからプロバイダさんのメアドに転送して、プロバンダさんのメールで受けるようになっています。
どうして、独自ドメインを取ったのかというと、懸賞みたいなのに当選して、1年間のドメイン維持費が無料になったのがきっかけで、それ以降、毎年更新し続けていたりします。反射的な利益としては、先ほどの転送アドレスを手に入れたことのほかに、大きいのは、役所でも見られるようになったことです。今の出向先ではなく、私の親元の官庁ではインターネット使用に関する制限が厳しくて、フリーで借りられるサーバを利用している時は、我が家のホームページが役所のパソコンからは見られませんでした。もちろん、業務とは関係ないので、仕事中に見る必要はないですが、昼休みとか、激しい深夜の残業の際には、少しくらいは、子供の写真を見てリフレッシュすることも許されるのではないでしょうか。写真立てに子供の写真を入れておくのはいいんですから、インターネットで子供の写真を見るのもオッケーではないんでしょうか。
最初の話題に戻りますが、我が家はすでに独自のドメインを取得していますので、.日本のドメインが可能になったとしても乗り換える気はありません。でも、.jpのドメインが可能になった際にはかなり流行ったのも事実ですから、今回も、新しいのに乗り換えたりする人や団体が増えるでしょうし、新しいドメインで新たにホームページ運営をすることも流行ったりするんではないかと思います。
ちょうど1ヶ月前の10月2日のエントリーでも取り上げたように、ここ1-2年でインターネットとの接し方が大きく変化して来ました。私のような一般市民でも、インターネットを閲覧するだけではなく、自分のホームページを運営したり、ブログを書いたりと、メールを発信する以外にも、いろんなコンテンツを発信出来るようになった気がします。もちろん、文字情報だけでなく、デジカメやビデオも安くなって来ましたから、WEB上にアルバムを構築したり、YouTubeなどにビデオをアップロードしたりと、いろんなことが出来るようになっています。新しくアルファベット以外のドメインが認められることにより、この流れが加速されることは間違いありません。
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