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2007年1月26日 (金)

通常国会が始まる

昨日に続いて、今日の東京はいいお天気で、風が弱くなった上に気温も昨日より少し上がって、この季節にしては暖かかったんではないかと思います。

正確には昨日から通常国会が始まりました。今日の午後に安倍総理大臣による施政方針演説に続き、政府3演説、すなわち、麻生外務大臣の外交演説、尾身財務大臣の財政演説、太田経済財政担当大臣の経済演説がありました。私のところもそうですが、ほとんどの官庁はテレビを点けていたんではないかと思います。私もパソコンに向かって作業しながら拝聴していました。
昨年10月31日付けのエントリーでも取り上げたように、現在の安倍内閣は中国や韓国を訪問したアジア外交を皮切りに、ロケットスタートを切ったといわれつつも、なかなか経済政策の出番がなくて、道路財源なんかで評価を下げてしまったりしました。ロケットスタートの後は、今年に入ってからも内閣支持率が下げ止まらず、調査機関にもよるんですが、中には、支持率が50%を下回る結果が出たりしています。
これも、今日の夕刊に出ていましたが、消費者物価が8年振りにプラスに転じたり、今日は下げましたが、株価がまずまず上向いて来たりと、デフレ脱却がいよいよ今年は達成されそうな見通しとなっています。今年は、年央に向けて景気が踊り場に入るんではないかと、私なんかも予想していたんですが、米国経済が底堅く推移していることから、現時点では、日本経済も景気が大きく腰折れするようなリスクは小さくなっていると考えられます。
もちろん、経済演説にもあった通り、景気拡大の果実が企業業績から家計の所得や消費に回ることが重要で、これにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、少なくとも方向感については、政府や日銀が思い描いているようなシナリオは、とてつもなく緩慢なペースながら実現されそうな方向で進んでいるように見受けられます。そろそろ、政府では日銀と協調してデフレ脱却を実現し、その先までも視野に入れた経済政策運営が求められているような気がします。いよいよ、安倍政権の経済政策の出番かもしれません。

今夜のエントリーは「通常国会が始まる」とのタイトルですが、内容を勘案して経済評論の日記に分類しておきます。

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