全豪オープン・テニス
今日の東京は、いいお天気で、暖かかったです。
先日、開幕した全豪オープン・テニスなんですが、オーストラリアのメルボルンで開催されています。オーストラリアの東南部を代表する都市としては、シドニーとメルボルンがあります。私はメルボルンしか行ったことはありませんが、シドニーが港湾を中心に発達した海洋都市であり、外国貿易なんかを主要産業としているのに対して、メルボルンはゴールドラッシュをきっかけに発展した鉱工業を主要産業としています。私が行ったことのあるオーストラリアの都市では、西部のパースもあったりするんですが、こちらも、造幣局があったりして、金鉱で発展した都市らしいです。
昨年1月19日付けのエントリーでも全豪オープン・テニスを取り上げたことがあり、私は長らく、全豪オープン・テニスはメルボルンのナショナル・テニスセンターで開催されていると思っていたんですが、最近の報道を見ると、全部が全部、メルボルン・パークと報じられています。テニスのグランドスラムと呼ばれる4大大会は、1月の全豪オープンに始まって、全仏がパリのローラン・ギャロス、全英がロンドン郊外にあるウィンブルドンで、この地名がもっとも知名度が高く、最後に、全米がニューヨーク郊外のフラッシング・メドウズと記憶しており、メルボルン・パークというのは聞きなれなかったので、最近、メルボルンにあるモナッシュ大学に行った知り合いに聞いてみたところ、実は、ナショナル・テニスセンターを含むスポーツ施設全体をメルボルン・パークと呼ぶそうです。私もメルボルンのモナッシュ大学に出張で行ったことはあるんですが、業務に専念していたため、まったく知りませんでした。
昨年のエントリーでも紹介したロッド・レーバー・アリーナがセンターコートで、1番コートはマーガレット・コート・アリーナにあり、2000年にはボーダフォン・アリーナが完成しています。ロッド・レーバー・アリーナとボーダフォン・アリーナには開閉式の屋根があるそうです。ボーダフォンはご存じの通りの携帯電話会社なので別ですが、ロッド・レーバーとマーガレット・コートは全豪オープンが1969年にオープン化された第1回大会の男女シングルスの優勝者であり、どちらも偉大なオーストラリア人プレーヤーですから、その名前に由来していることはいうまでもありません。さらに、全豪オープンの男子シングルス優勝者にはノーマン・ブルックス・カップが、女子シングルス優勝者にはダフネ・アクハースト・カップが授与されますが、このノーマン・ブルックスとダフネ・アクハーストもオーストラリアを代表する名選手です。
昨年2006年には、男子シングルスはロジャー・フェデラーが、女子シングルスはアメリ・モレスモが優勝しています。また、ちょうど10年前の1997年の大会では、マルチナ・ヒンギスが16歳3ヶ月で優勝し、テニスのグランドスラム大会における史上最年少優勝記録を樹立しました。その後、ヒンギスは1999年まで全豪オープンで3連覇も達成しています。
今年は誰が優勝するんでしょうか?
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