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2007年3月31日 (土)

またまた電力館の工作教室に行く

今日の青山はが広がり、陽射しのない分だけ気温も上がりませんでした。夜になってが降り出すとの天気予報です。

今日の午後は阪神タイガースのデーゲームがあることは知っていたんですが、当然、私はプロ野球より親バカ優先で、またまた渋谷の電力館に行きました。主たる目的は先週と同じで工作教室です。先週の経験から、今日は下の子も連れて行きます。どう見ても、我が家の下の子よりも小さい子が参加していたりして、電力館ホームページにおける小学5・6年生対象を遵守していないように思えるからです。先週も書きましたが、電力会社のような公益企業がやることとしては疑問を禁じ得ません。昨日のニュースでもやっていましたが、原発を含めて発電所関係でデータ改ざんやトラブル隠しが横行している電力会社の体質がここにも現れているような気がしてなりません。子供相手なんですから、もう少し透明性のある運営をお願いしたいと思います。
それはともかく、まず最初は、受付でホームページにあるクイズの答えをプリントアウトしたのを提出して、エンピツ・消しゴムとモノサシのセットをもらいます。ついでに、スクラッチももらいます。それから8階のTEPCOホールに上って、3Dシアターで映画を見ます。これは大したことはありませんでした。それから、いよいよ、工作教室です。工作からおにいちゃんのクラスメートと合流します。今日の工作は光のトンネルです。先週の週末は筒モノ系で、万華鏡や歪み絵だったんですが、今日のは電気を使って豆電球を点し、合わせ鏡の中で無限に見えるようにするものです。1時間かかりました。
工作を終えてから、スクラッチの景品をもらい、先週はおにいちゃんが挑戦したマジカルフェイス・スタジオで、今日は下の子の顔を動物に移植してアニマル顔の合成写真の絵ハガキを印刷してもらいます。どの動物にするかで悩んだ末に、スタッフのオススメで下の子はゴリラを入れたんですが、周囲はともかく本人には不評でした。最後に、癒し系ロボットのムーと遊んで電力館を後にしました。

下の写真は、工作教室での子供達とマジカルフェイス・スタジオで下の子の顔を移植したアニマル顔の絵ハガキの画像です。画像の下はYouTubeにアップロードしたビデオです。癒し系ロボットのムーと子供達が遊んでいます。しきりに色を聞いているのは我が家のおにいちゃんです。

電力館の工作教室  電力館のマジカルフェイス・スタジオ



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2007年3月30日 (金)

消費者物価のマイナスはどのレベルでいつまで続くのか?

今日の東京は朝のうちだったんですが、昼前には止んで、いいお天気になって気温も上がりました。雨が降って風も強かったんですが、満開の桜はまだ散ってはいません。今週末にお花見に出かける人も多いんではないでしょうか。また、今夜からプロ野球のセリーグもパリーグに一足遅れで開幕し、我が阪神タイガースは京セラドーム大阪で広島戦を戦っています。

さて、今朝、総務省統計局から2月の全国の消費者物価(CPI)が発表されました。3月2日のエントリーでも取り上げましたが、大方の予想通りにマイナスとなりました。前年同月比で見て、総合と呼ばれるヘッドラインCPIが-0.2%、生鮮食品を除くコアCPIが-0.1%、食品およびエネルギーを除くコアコアCPIが-0.3%を記録しました。CPIが前年同月比で下がったのは10ヶ月振りです。NIKKEI.NETのサイトから引用すると以下の通りです。

総務省が30日発表した2月の全国の消費者物価指数(CPI、2005年=100)は、生鮮食品を除く総合で99.4となり、前年同月比0.1%下落となった。下落は10カ月ぶり。項目別で価格の下落幅が大きかったのは家具・家事用品(1.3%下落)だった。生鮮食品を含む総合では99.5と0.2%下落した。
生鮮食品を除く総合は、日経QUICKニュース社がまとめた市場予測平均値(0.1%下落)と同水準だった。
同時に発表した3月の東京都区部の消費者物価指数(中旬の速報値、2005年=100)は生鮮食品を除く総合で99.7と、前年同月比0.1%下落した。

以前のエントリーでも紹介しましたが、この結果はエネルギー価格に左右されている面が大きいと考えられます。昨年2006年の原油価格は指標となるWTIで見て、年央の5月から8月くらいまでバレル当たり70ドルを超えていました。足元の原油価格は不安定な中東情勢を反映して少し上げて来ていますが、それでも60ドル台半ばの水準で止まっており、昨年の今ごろはバレル100ドルの予想もめずらしくなかったことを考え合わせると、少なくとも、昨年水準を大幅に上回るとの予想は少ないように受け止めています。2ヶ月くらいのラグを想定すると、年央から秋口くらいまではCPIがマイナスを続けることも考えられます。
振り返って、日銀の金融政策については、3月の金融政策決定会合後の福井総裁の記者会見を見ると、「目先、ゼロ%近傍で推移する」ことを前提に運営されているようです。ポイントは目先とゼロ近傍です。すなわち、期間は目先であり、水準はゼロ近傍を前提としているわけです。
まず、期間はエネルギー価格から考えると、先述の通り、目先ではなく半年くらい続く可能性があります。目先とは1-2ヶ月くらいの期間であって、四半期に相当するような3ヶ月を超える期間ではないとマーケットでは認識されていますが、本当に目先の期間だけで済むのかどうかは大いに疑問が残ります。私の知り合いのエコノミストの中には、年末年始くらいまでマイナスを引きずると予想している向きもあったりします。私はそこまでは予想しませんが、年央から秋口くらいまで、月で言うと8-9月くらいまで約半年の間、マイナスを記録し続ける可能性が十分あると考えています。
次に、ゼロ近傍とした水準については、2月の全国CPIがヘッドラインとコアとコアコアで0.1から0.3までマチマチだったんですが、マーケットではマイナス幅が0.1までと理解されています。どうしてかと言うと、0.2-0.3に達すると、事後的な実質金利で考えて、日銀の金利引上げ幅である25ベーシスとほぼ同等の幅ですから、それと同等の経済的インパクトを有すると考えられるからです。おそらく、年央でマイナス幅が最大になると思われるんですが、一部に、-0.4%くらいまでのコアCPIのマイナス幅を予想するエコノミストもいます。こうなれば、日銀の金利引上げ2回分近くに相当してしまいますから、実体経済に及ぼす影響は半端でない可能性があります。
4月末にはいわゆる展望レポートが日銀から発表されますが、消費者物価の見通しについて日銀審議委員の間でどのようなコンセンサスがあるのか、特に、消費者物価がマイナスを続ける期間とマイナス幅について、私は大いに注目しています。先行きの物価見通しについて不安があるとして、2月の利上げに唯一人反対した岩田副総裁の見識が正しいのかもしれません。

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2007年3月29日 (木)

チリ産ワインが安くなる?

今日の東京はいいお天気で、気温もグングン上がり、初夏のような陽気で、桜も一気に七分咲きから満開に近くなった気がします。

先日の新聞報道にあったんですが、チリとの経済連携協定が調印され、秋くらいには発効するようです。チリ産ワインなんかがお安く買えるようになるのかもしれません。いつもの朝日新聞のサイトからの引用は以下の通りです。

日本、チリの両政府は27日、自動車などの即時関税撤廃などを盛り込んだ経済連携協定(EPA)に署名した。秋までの発効をめざす。日本によるEPAの締結・発効は5カ国目。南米諸国とは初めて。発効後には、日本の消費者はチリ産ワインを次第に安く買えるようになる見通しだ。
チリへの輸出総額は1040億円(05年)で、自動車が63%を占める。一方、輸入総額は5654億円で、銅鉱が38%、モリブデン鉱が17%となっている。EPAでは、両国間の貿易額の92%について関税を10年以内に撤廃する。また、チリ産ワインには現在、平均17.6%の関税がかかっているが、12年間で段階的に撤廃する。
チリは、銅などでは最大の対日供給国。日本はEPAでチリとの関係を深め、価格が高騰している銅など鉱物資源を安定的に確保したい考えだ。

私は大使館の経済アタッシェとして3年間、チリの首都のサンティアゴに住んでいましたので、チリ産品にはとても馴染みがあるんですが、お酒を飲まない私でもチリ産ワインが安く買えるのは魅力的だ思えます。その他のチリからの輸入品は、引用にあるようにのインゴットやモリブデン鉱なんかですから、消費者向けと言うよりは、工業用の原材料なのかもしれません。
引用にはないんですが、私がサンティアゴに赴任した当時は、日本に輸出しているチリ産品として木材チップを聞いたことがあります。製紙用の原材料だと思います。最初はチリ南部地方で生産されるチップを日本に輸出していると聞いて、チップと言われればICチップしか頭になかったものですから、私はとってもびっくりしたんですが、よくよく聞くと木材チップだったので、妙に安心した記憶があります。今でも木材チップは日本に輸出されているんでしょうか?
それから、チリ産のお酒としては引用にもあるようにワインが有名なんですが、ワインを蒸留したピスコというお酒もチリ現地ではよく飲まれています。ピスコはチリだけでなく、ペルーにもあったような気がしますが、記憶は不確かです。日本でいえば焼酎に当たるんではないかと思います。ワインの蒸留と言えば、普通はブランデーなんでしょうが、そんな高級酒ではなく、もっと大衆的な飲み物だったと記憶しています。私はほとんど飲まなかったんですが、贈り物に買ったことがあります。
元来、チリを含めて中南米の各国においては地理的な位置関係から、経済的な関係も圧倒的に米国とのつながりが深かったんですが、私がチリに駐在していた時、ピノチェット軍事独裁政権から民政移管された最初のエイルウィン大統領の任期中に、チリから見た貿易の輸出先として、米国を抜いて日本がトップになったことがあります。チリの輸出に占める日本向けの割合が16-7%くらいだったと思うんですが、それでもスペイン語で、primer socio comercial と持ち上げられて、急激に日本に対する注目が高まりました。アチコチの大学や政府機関・国際機関、シンクタンクなどが主催するセミナー、シンポジウム、講演会なんかで、日本やアジアのことが盛んに取り上げられ、日本経済に関する講師派遣要請が大使館に来る一方で、在チリの日本人200人くらいの中でエコノミストと言えるのは私だけだったものですから、私がこれらを一手に引き受けて、つたないスペイン語でせっせとお話しした記憶があります。

大使館の経済アタッシェとして、日本・チリの経済関係のエポックのひとつに立ち会った者として、今回の両国間の経済連携協定の調印を心からお祝いしたいと思います。

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2007年3月28日 (水)

超劇場版ケロロ軍曹2を見に行く

今日の青山はよく晴れて気温も上がりました。初夏のような陽気になり、団地のも開花しました。

子供達が春休みに入って、今日は私が年休を取って一家で映画を見に行きました。毎週テレビで見ているケロロ軍曹の「超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!」とちびケロの2本立てです。今日のエントリーは、無意識のうちにネタバレがあるかもしれません。ご注意下さい。なお、昨年の春休みはケロロ軍曹と怪傑ゾロリの2本立てを見に行ったように記憶しています。それは別にして、よく知らなかったんですが、毎週水曜日は映画のサービスデーで、1000円で見られるんでしょうか?我が家は前売り券を買っていたので、この割引が受けられませんでした。少しをした気がしました。
3月14日のエントリーで取り上げた春休みの子供向け映画レビューにも書きましたが、ストーリーは、かつて地球侵略にやって来たマロン星人の子孫メール王子と従者のマールは、長い年月の間に二人きりになってしまったことから、プリンセスを迎えて王国を建て直そうと考え、ケロロ軍曹が居候する日向家の長女の夏美を候補に選んだものですから、謎の海底王国にさらわれてしまった夏美を救うべく、ケロロ軍曹たちが奮闘すると言うものです。もちろん、最後は夏美の救出に成功してハッピーエンドで終わるんですが、我が家の子供達が正しく認識しているように、ケロロ軍曹はギャクマンガですから、随所に笑える場面が出てきます。
ちびケロとケロロ軍曹の2本立てで、最初はちびケロから始まり、次にケロロ軍曹の超劇場版なんですが、私はちびケロの方にも興味を持ちました。タイトルの通り、ケロロ軍曹達の子供時代の物語で、ケロロ小隊の5人のうちのタママ二等兵を除く4人が登場します。我々で言えば小学生ぐらいの年齢で、場所はもちろんケロン星です。下の子が指摘したんですが、子供のころのケロロ少年は秘密基地の計画を持っているんですが、それがかなり正確に現在の日向家の地下に出来上がっていたりします。また、緑のケロロ軍曹、赤のギロロ伍長なんかに対して、クルル曹長は黄色なんですが、実は子供のころは黄色ではなく、どうして黄色になったのかのも解き明かされたりします。興味のない人には興味は起こらないかもしれません。

下の写真は、映画を見終えて、地球人スーツを着たドロロ兵長とタママ二等兵とともに記念写真の子供達です。

超劇場版ケロロ軍曹2

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2007年3月27日 (火)

バカ殿様を見る

今夜は3ヶ月に一度の特番のバカ殿様フジテレビで放送されました。昨日から我が家では楽しみにしていました。塾の春期講習に通っているおにいちゃんも早くから復習の勉強を済ませて、夕食も7時前に食べ終えるようにしたりして、気合を入れてしっかり見ました。
かなり、以前に放送されたカットの再放送っぽかったんですが、やっぱり、やや下品なギャグが大ウケで、親子で笑い転げてしまいました。でも、今回はマドンナ役がなくて、フジテレビのアナウンサーが何人か出てきたのには少しガッカリしました。次回は女優さんが見たいです。

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国民はどのような資質の公務員を必要とするのか?

今日の東京はが広がり陽射しがなかったんですが、気温はそれなりに上がりました。

先週3月20日のエントリーでも取り上げましたが、公務員制度改革が迷走しています。今夕の経済財政諮問会議の結果に関する報道にはまだ接していないんですが、基本的には、再就職を中心とする公務員の処遇を低下させかねない制度改革に霞ヶ関とそれをバックにする自民党の族議員なんかが反対する形になっているのではないかと思います。でも、もっと視野を広げて、そもそも、国民がどのような資質を公務員に求めるのか、の視点が欠落しているような気がしないでもありません。資質とまで呼ばなくても、国民はどこまで優秀な公務員を必要としているのかの議論が欠けているように感じられます。
一昔前では、自分で言うのも気が引けるんですが、キャリアの国家公務員は言わばエリートと見なされていました。もう20年ほども前のことになりますが、私の知り合いの当時の大蔵省のキャリア公務員の結婚式に出席したことがあります。仲人口とはよく言ったもので、仲人さんが新郎の経歴について、「麻布・東大・大蔵省と絵に描いたようなエリートコース」と紹介しても、大きく持ち上げる伝統的な結婚式の経歴紹介であると割り引きつつ、当時としてはそんなに違和感はありませんでした。
何らかの理由で優秀な人材を公務部門に集める必要があるのであれば、公務員に対して何らかの優遇策を付与する必要があります。そうでなければ優秀な人材は集まりません。当然です。その優遇策については、露骨に賃金で優遇している裁判官なんかもあったりしますが、露骨な方法を嫌って賃金で差をつけるのではなく、別の面の優遇策もあり得ます。よく公務員優遇と批判されているようなもので、例えば、公務員住宅を格安で貸すとか、リストラのない身分保障をつけるとか、再就職で優遇するとか、等々です。もちろん、公務員がお手盛りでこれらの優遇策を作り出してきたんではないか、との批判も聞かれますが、少なくとも、私が公務員になった20年余り前には、公務員は優秀な方がいいとの国民的なコンセンサスがあったような気がしますし、現在でも、公務員の優遇を廃止すれば優秀な人材が集まらなくなるとの批判も報道されたりしています。
しかし、一昔前と違って、今では公務員が優秀である必要がないのであれば、これらの優遇策は不必要となります。不必要どころか、公的部門のムダであるとの批判ももっともです。ただし、公務員の質が低下すれば、公共サービスの供給される量が減ったり、質が低下したりします。公務員の優遇策を縮小・撤廃しても、なおかつ、公共サービスの量と質を維持するのは難しい可能性が高いと考えるのが普通だと私は思うんですが、この点について、国民的な議論やコンセンサスがあるのかどうか、私にはイマイチ不明です。

実は、私は経済的にはキャッチアップ過程を終えて、すでに経済大国となった日本のような国では、そんなに優秀な公務員は必要ではない可能性が高いので、従来型の公務員への優遇策は縮小すべきであると考えていますが、いずれにせよ、国民が公務員に求める資質や優秀さについて考慮することなく、優遇策の縮小や撤廃のみが議論されていることには違和感を覚えます。私自身がキャリアの公務員ですから、身勝手な意見だと言われればそうかもしれませんが、公共サービスの質の低下に直面するかもしれない国民には切実な問題である可能性を指摘しておきたいと思います。

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2007年3月26日 (月)

プロ野球パリーグが開幕する

今日の東京はよく晴れて、気温も上がりました。春を飛び越して、初夏のような陽気でした。

実は、お恥ずかしい話で、甲子園の高校野球が始まっているのは知っていたんですが、プロ野球のパリーグが開幕していたのは全然知りませんでした。今日の昼休みに喫茶店でカレーの昼食を食べながら、久し振りにスポーツ新聞を見て、土曜日にパリーグが開幕していたのを知りました。阪神タイガースの属するセリーグはまだらしいです。我が阪神タイガースは今週金曜日の3月30日に京セラドーム大阪での広島戦が開幕第1戦らしいです。
井川投手の大リーグ移籍に加えて、福原投手と安藤投手の両右腕が故障のために開幕が絶望的ですし、杉山投手もキャンプでの不振で一時2軍に降格していたりして、投手陣に不安を抱えての開幕なんですが、打撃陣は昨シーズンの大部分を棒に振った今岡内野手が好調を持続していますし、赤星外野手も今年は期待できそうです。アニキ金本外野手は今年も頼りになるようです。残る外野のポジションは浜中選手と林選手の左右の強打者が争い、鳥谷遊撃手の成長も著しいようですから、打線は強力そうな気がします。故障者の出たピッチャーも外人投手で補強し、何とかがんばって欲しいものです。
でも、私はやっぱり打撃陣に期待しています。私くらいの年代であれば、1985年に日本一になったバース一塁手、掛布三塁手、岡田二塁手の3人の内野陣がクリンナップ・トリオを組んでいた記憶がまだ残っています。でも、その前で阪神が割合と強くて、巨人がV9を達成する中で、万年2位だった時代の村山投手、バッキー投手、江夏投手なんかの黄金の投手陣のころはあんまり記憶になかったりします。私よりも少し上の世代の阪神ファンは優勝できなかった昭和40年代の記憶もあるのかもしれませんが、私が知っているのはザルのような投手陣で、点を取っても取っても取り返され、それでも、強力打線のクリンナップで打ち勝った1985年の阪神です。クリンナップ以外にも、他の球団だったら4番バッターかもしれないとか、恐怖のトップバッターとか言われた1番バッターの真弓外野手なんかもいたりしました。
去年のサッカーのワールドカップなんかを見ていても、適度に点数が入る野球を見直したりしていましたし、とってもシロートっぽいと言われそうですが、私は適当に打撃戦になる野球が大好きです。まとまりのないお話でしたが、開幕が待ち遠しいです。


がんばれタイガース

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2007年3月25日 (日)

今日も電力館の工作教室に行く

今日の青山はが降っていましたが、夕方には止みました。お天気は冴えなかったんですが、気温は上がって、少し蒸し暑いくらいでした。

今日の午後も、またまた、おにいちゃんと渋谷の電力館に行きます。同じ団地のクラスメートと現地合流します。要するに、昨日とまったく同じパターンです。私とおにいちゃんは昨日より少し早めに出かけて、まず、8階のTEPCOホールで3Dシアターを見ます。「銀河鉄道999」の短い3D特別バージョンのようなものでした。エンディングテーマはゴダイゴの歌なんですが、これを聞くといつも疑問を感じます。journey to the star なんですが、私の貧弱な英語の語感からすれば、journey は鉄道やバスなんかで地面の上を行く旅行の感覚があり、銀河鉄道999なんかであれば、宇宙に飛び出すんですから、trip の方が適当な気がしてなりません。まあ、これはどうでもいいです。3Dの迫力ある映像でした。
次に、昨日も大好評だった癒しロボットのムーと遊びます。やっぱり調子が悪くて、受答えがチグハグになります。スタッフの言い訳によると、いつもは静かな大学で研究を進めてきたので、次々とたくさんの子供達の相手をするのは苦手なんだそうです。ストレスが溜まるのかもしれません。それから、マジカルフェイス・スタジオでおにいちゃんの顔写真を動物に移植して、アニマル顔のオリジナル絵ハガキを作ります。これはこれで面白かったです。
最後に、工作教室です。昨日は万華鏡だったんですが、今日は不思議なゆがみ絵です。厚紙の筒にアルミ箔を貼り付けたりして、鏡として使えるようにする工作なんかをします。この円柱の手前に置かれた歪んだ形の文字や絵を、鏡に見立てた円柱に反射させて見ると、ちゃんとした文字や絵に見える、というものです。私は昨日の経験から工作が始まると、電力館の外に出て本屋さんに行ってしまいました。親は手持ち無沙汰なんです。でも、子供達は大いに楽しんだようです。

下の写真は、おにいちゃんの顔を移植したアニマル顔の絵ハガキの画像と、工作教室での真面目な表情のおにいちゃんです。アニマル顔の絵ハガキの下の段は、左からイヌ、コアラ、フクロウです。もっぱらイヌの顔がシックリ来ているとの評判でした。

電力館のマジカルフェイス・スタジオ  電力館の工作教室

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2007年3月24日 (土)

電力館の工作教室に行く

今日の青山のお天気は下り坂で、空は雲に覆われていました。夜になると雨が降り出すような天気予報です。でも、気温はそれなりに上がって暖かでした。

今日は午後からおにいちゃんと渋谷にある電力館に出かけます。当然ながら、東京電力が運営しています。ミニ科学館のようなところで、今日は工作教室に参加します。電力館のWEBサイトから応募したら当選したので出かけます。一応、応募の基準があって、小学5-6年生とのことだったので、下の子は遠慮したんですが、当日募集もあって、どう見ても幼稚園生にしか見えないようなお子さんもいました。WEBサイトでは小学5-6年生と明記してあるのに、定員を埋めるためか、当日募集では誰でもいいような呼びかけをしていました。電力会社のような公益会社なのに、やや不誠実な気がしないでもありません。
下の子が遠慮した分、同じ団地のおにいちゃんのクラスメートといっしょに工作教室に参加します。万華鏡の工作です。50分近くかかるので、私はブラブラと電力館の中をうろつきます。何度か来ているので目新しさはありませんが、私のような中年にもそれなりに勉強になります。
工作教室を終えて、おにいちゃんとクラスメートが電力館の中で少し遊びます。ストロボを利用したマジックボックスを見たり、ホログラムの動物を見たりします。特に、ホログラムのサメはシンガポールのセントーサ島にあるアンダーウォーター・ワールドで見たような気がします。スケールはかなり小さいと思うんですが、シンガポールの水族館の動く歩道のトンネルに置いてあったホログラムと同じようなデザインでした。最後に、ロボットとのコミュニケーションと称して、ドラクエなんかに出て来るスライムそのものの形のロボットがいました。ムーという名前がつけられていて、言葉で受答えが出来ると説明を受けます。ブロックを見せて色を聞くと答えたりするんですが、おにいちゃんのクラスメートのおかあさんが手を振ると「バイバイ」と答えてくれたので、みんなで爆笑してしまいました。そのうちに、受答えが怪しくなって来て、それがかえってウケていたりしました。工作教室以外では、おにいちゃんはこのロボットが一番印象的だったようです。

下の写真は工作教室で手持ち無沙汰のおにいちゃんと、ロボットとのコミュニケーションで楽しそうな表情のおにいちゃんとクラスメートです。

電力館の工作教室  ロボットとコミュニケーション

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2007年3月23日 (金)

公示地価の上昇から何を読み取るか?

今日の東京はいいお天気でした。昨日よりも一段と気温が上がり、一気に春本番を迎えたようなお天気でした。

昨日の午後に国土交通省から公示地価が発表されました。今朝の朝刊でいっせいに報じられていました。1991年以来、16年振りに全国平均で上昇を記録したようです。でも、東京、大阪、名古屋の3大都市圏を中心に、仙台や福岡など中核都市に地価反転が波及したことが主因で、地点別で見れば、まだまだ地下が下落している地点の方が多いようです。NIKKEI.NETのサイトから最初のパラグラフだけ引用すると以下の通りです。

国土交通省が22日発表した2007年1月1日時点の公示地価は全国平均(全用途)で前年に比べ0.4%上昇し、1991年以来、16年ぶりにプラスに転じた。マンションやオフィスの需要が堅調な東京、大阪、名古屋の3大都市圏が地価を押し上げているのが主因。地方圏は下落が続いてるものの、仙台や福岡など中核都市には地価反転が波及した。日本経済全体でみると、バブル崩壊後、長らく続いた「土地デフレ」が終わりを迎えた形だ。

全国の商業地のうちで水準として最高価格となったのは、東京都中央区銀座4丁目の山野楽器銀座本店で、1平方メートルあたり3060万円と全国で唯一坪1億円を突破しました。公示価格で坪1億円を超すのは1993年以来14年振りだそうです。一昔前なら、銀座は銀座でも5丁目の鳩居堂が相場だったんですが、今は山野楽器になっているらしいです。もっとも、地価調査は昨日発表された国土交通省の公示地価の他に、同じ国土交通省の発表する基準地価、国税庁の発表する路線価と3種類もありますので、調査により地点が異なるのかもしれません。なお、商業地の地価水準でトップは銀座4丁目なんですが、上昇率では東京都渋谷区神宮前5丁目がトップで45.5%の上昇を記録したそうです。
住宅地に目を転ずると、全国トップの上昇率を記録したのは東京都南青山5丁目付近で、前年比45.5%の上昇だそうです。さらに、2位は南青山4丁目、3位はその近隣の神宮前4丁目付近が続きます。商業地の地価上昇率トップの神宮前5丁目とともに、表参道ヒルズの近隣地区がトップ3を占めた形になっています。これらは、割合と、我が家のご近所だったりします。また、住宅地地価の上昇率トップ10は昨年と同じく東京が独占しました。
さらに、地方圏を見ると、商業地・住宅地ともに3年連続で下げ幅は縮小しているようなんですが、地価下落が続いています。でも、松山市や金沢市などの地方中核都市で上昇地点が増えているのも今年の調査結果の特徴で、再開発やまちづくり事業なんかで利便性が向上し、土地の需要喚起につながったんではないかと考えられています。

これらの事実関係から指摘するべき点が2点あるように私は考えています。
まず、第1に、事実として、東京や大都市圏で地価が上昇する一方で、地方圏を中心に下落を続けているわけですから、地価の面から見た地域間格差は拡大しています。しかし、統計的なエビデンスは明確ではないんですが、報道された範囲でトピック的に考えると、再開発やまちづくり事業なんかで利便性が向上したり、観光資源を掘り起こしたりして、言わば、努力した地域が報われた面も指摘できます。格差は拡大したんですが、当然のことながら、それには理由があるとも言えます。格差拡大を言い立てることも可能ですし、努力が報われた面を重視する人も少なくないと思います。どちらを指摘するかで、分析者の視点が明らかになるような気がします。
第2に、一部に気付いているエコノミストもいると思うんですが、マクロ的に考えて、日銀が利上げする環境が整いつつあることです。地域的なミニバブルと見る向きもあるかもしれませんし、消費者物価が近く前年比でマイナスに突っ込む可能性が高まる中で、16年振りの地価の上昇は日銀の利上げをサポートするひとつのファクターであると考えられます。事前の確率ではありますが、この情報によって日銀の利上げが少し早くなる確率が高まったような気がします。

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2007年3月22日 (木)

今日は小学校の終業式で明日から春休みが始まる

今日の東京はいいお天気でした。お彼岸の中日を過ぎて、天気予報通りに気温も上がり、が近いことを感じるようになりました。

今日は我が家の子供達が通う小学校の終業式でした。子供達は通知簿をもらって帰って来ました。成績はともかく、ナントカ係の活動や生活態度なんかについて、担任の先生の寸評を興味深く拝見しました。家で接している範囲では十分にうかがい知ることの出来ない子供達の学校生活の一端を知ることが出来ます。そんなにストレートな内容ではないんですが、含蓄ある表現から先生方のご苦労もしのばれます。あんまり露骨には書けないんでしょう。でも、その分、年に3回だけなのですから、学期いっぱいかけて慎重な表現を探しているのかもしれません。
昨日、下の子といっしょにお友達のお誕生会のプレゼントを買いに行きましたが、今日のお昼に、お誕生会があったので下の子が行って来たらしいです。今年1月25日のエントリーにも書きましたが、ジャカルタのころのお誕生会が派手で楽しかったものですから、我が家の子供達、特に、下の子はお誕生会が大好きです。終業式の後で小学校からお誕生会に直行して、ランチをご馳走になって来たようです。ジャカルタほどではないんでしょうが、それなりに豪華なお誕生会でとっても楽しかったと言います。ウチの子を含めて男女10人余りの子供達が招かれて、全員が一堂に座れる大きなテーブルがあるような豪華マンションで、大型の液晶テレビもあったと言います。ここで、おにいちゃんが口出しして、少し前におにいちゃんがクラスメートの家に行った時も、大型の液晶テレビがあり、Wiiで遊んで来たそうです。それから、下の子がお土産をもらって帰って来た時は、同じようにお呼ばれした別のお子さんのおかあさんが運転する自動車で送ってもらったそうです。我が家は青山に住んでいながら、役所が貸してくれる団地住まいで、大型の液晶テレビは持っていませんし、自動車にも乗らなければ、海外旅行にも出かけないような、薄給の公務員らしい質素な生活をしていますが、我が家の周辺のお宅は高級住宅地の青山らしく、もっと豊かな消費生活なのかもしれません。このように、我が家では消費生活は大いに引け目を感じるんですが、子供に注ぐ愛情だけは引け目を感じないように努力しています。
話が暗くなるので消費生活の豊かさは別にして、お誕生会のお話の続きに、子供のお友達関係について、親バカの自慢話をひとつ披露します。今から5-6年前に我が家がジャカルタにいたころ、おにいちゃんが小学校に上がるか上がらないか、下の子は幼稚園のころなんですが、おにいちゃんはマダムキラーで、お友達にしたい対象として、クラスメートに止まらずに同年代の男の子のおかあさんから人気があった一方で、下の子はクラスメートの女の子からモテモテで、幼稚園児ですから字の読み書きも出来ないくせに、時折、クラスメートの女の子からラブレターをもらって帰って来たりしていました。でも、今日、下の子は同性の男の子のお誕生会に誘われたらしく、ジャカルタのころのおにいちゃんのように、よそのおかあさんから見て、ウチの子のお友達にしたい路線を進み始めたのかもしれません。

今日が終業式だったと言うことは明日からは春休みです。夏休みなんかと違って、2週間ほどのお休みですし、花粉症がツラい季節ではありますが、私も少し年休でも取って、映画や科学館などに遊びに行って、いっぱい愛情を注ごうと考えています。

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2007年3月21日 (水)

代々木公園でサイクリング

今日の青山はいいお天気でした。午前中は風が冷たかったんですが、午後からは風も弱まり、らしくなって来ました。

今日は春分の日の祝日ですから、我が家はしっかりと朝寝をします。寝だめは健康によろしくないような新聞記事も見かけましたが、朝起きられないのは我が家の伝統だったりします。我が家の最高齢者の私が9時半過ぎに最も早く目覚めます。昨夜も11時前に寝ていますから、まだまだ、40歳を越えて10時間はラクに寝られます。でも、何の自慢にもなりません。子供達は10時まで寝ます。おにいちゃんは私が起こしたりします。でも、私は知らなかったんですが、ゴミ出しのために女房が早起きしていたみたいです。
ハリー・ポッターのDVDを見る子供達寝坊したので、午前中が短いです。特にすることもなく、家でボケボケします。子供達は昼前からハリー・ポッターの「賢者の石」のDVDを見始めます。私とおにいちゃんはポッタリアンですから、すでに出版されている第6巻まで読破していますが、下の子はまだハリー・ポッターを読んだことがありませんので、この春休みに第1巻を読み始めてみたらどうかとオススメします。おにいちゃんは次の第7巻がハリー・ポッターの最終巻であることは知っていますが、題名は知らないと言いますので「ハリー・ポッターと死の秘宝」だと教えます。先月2月22日のエントリーに書いたようなウンチクを披露しておきます。左上の写真はハリー・ポッターのDVDを見る子供達です。
代々木公園でサイクリング午後から、おにいちゃんが小学校のクラスのお別れ会に出かけます。同じ団地のクラスメートと連れ立って出かけます。下の子は近くクラスメートのお誕生会があってプレゼントを買いに行くと言うので、私と出かけます。自転車で原宿のキディランドまで行くついでに、少し足を延ばして代々木公園に行きます。青山から神宮前を通っていくと公園の奥の方にサイクリングコースがありますので、私といっしょに自転車で走り回ります。知ってる人は知ってると思いますが、代々木公園のサイクリングコースは道自体は狭いんですが、一方通行になっていて歩行者は禁止ですから、それなりのスピードで走ることが出来ます。自転車の貸出しもあり、2人乗り自転車も走っていたりします。右上の写真は代々木公園でサイクリングの下の子です。
代々木公園のサイクリングコースの脇に大きなハナミズキの木があり、花が満開になっていました。葉っぱがなくて花だけの木なので、下の子は不思議な木だと感じたようです。また、公園中央の水景施設の近くに1本だけ早咲きの桜が花をつけていました。昨日、気象庁が東京での桜の開花宣言を出し、その根拠は靖国神社の中の桜だったようですが、代々木公園でも早咲きの桜を発見しました。一本だけ花をつけている桜を見ると、私の大好きな写真家の森田敏隆さんの写真集を思い出しました。ご興味ある方はアマゾンででも検索してみてください。一本桜のキーワードと森田敏隆さんの名前でヒットすると思います。
帰り道でキディランドに立ち寄り、下の子のお友達のお誕生会のプレゼントを買い求め、バースデーカードも買いました。先ほど、下の子がバースデーカードを書き終えたところです。午前中は寝坊してボケボケと過ごしましたが、それなりに充実した休日でした。

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2007年3月20日 (火)

迷走する公務員制度改革

今日の東京はいいお天気でした。まだ寒さは残っているような気もしますが、今週後半ころから徐々に暖かくなるような天気予報です。

報道を見る限り、どうも、公務員制度改革が迷走しています。いろんな論点があるんですが、ここ数日は我々公務員のいわゆる天下り問題について、渡辺行政改革担当大臣が公務員の再就職を一元的に管理する新人材バンクを現在の総務省から内閣府に移管し、いわゆる押しつけ的なあっせんを禁止する案を提示したところ、霞ヶ関やその意向を反映する自民党から大きな反発が示されたようです。しかし、先日16日の経済財政諮問会議では、安倍総理大臣が渡辺行政改革担当大臣の一元化案を支持し、法案の取りまとめを進めるよう指示したのに対して、霞ヶ関や自民党から巻き返しがあり、一元化された新人材バンクに各省庁が関与する形になりそうだと報道されています。さらにそれに関係して、現在の総務省に置かれている人材バンクの業務が大手人材派遣会社のパソナに委託されているとか、さらに、竹中前総務大臣がそのパソナの特別顧問に就任していたとか、番外編も含めて、いろいろと朝日新聞には報道されています。
いつもの通り、朝日新聞のサイトから今朝の朝刊の報道の最初のパラグラフだけを引用すると以下の通りです。新人材バンクに人事情報を有する関係省庁が関与することは骨抜きにつながりかねないと批判的です。

政府は国家公務員の再就職のあっせんを一元的に管理する「新人材バンク」に、中央省庁の人事担当者の関与を認める方針を固めた。人材バンクを機能させるには、人事情報を持つ各省との連携が必要と判断したもので、天下り先を確保しながら幹部公務員の早期退職を勧める慣行は事実上、維持される。安倍首相が根絶を表明した「押しつけ的あっせん」の温床となる省庁の影響力が残されることで、天下り規制策は「骨抜き」になる可能性がある。

私は元々は公共事業なんかにおける官製談合の防止が主眼だったような気がしていたんですが、段々と話が違って来たように感じています。しかし、これはいい方向への変化だと私は考えています。すなわち、安倍総理大臣は施政方針演説でも「省庁の予算や権限を背景とした押しつけ的なあっせんによる再就職の根絶」を表明しており、犯罪行為として談合を取り締まるとともに、その根源となっている公務員の再就職あっせんを適正化することは大いに必要だと考えているからです。
私の知り合いの官庁エコノミストなんかにもいるんですが、エコノミストとして十分なスキルを有している人であれば、外資系証券会社のエコノミストとして高給取りの道を歩む人もいれば、大学教授として専門性を活かして研究活動に励んでいる人なんかもいたりします。しかし、私のような凡庸な人間は役所の再就職あっせんに頼らなければならないのかもしれません。公務員であっても私の同業者であれば、予算や権限はほとんどないに等しいですから、問題はないのかもしれません。しかし、いずれにせよ、公務員優遇の批判はあり得ます。
現実的ではないかもしれませんが、再就職のあっせんを一切しないとの選択肢もあり得ます。しかし、その場合、予算や権限のないエコノミストであれば、在職中から自分の専門性に立脚したスキルアップにより再就職先を見つけられれば、それはそれでいいような気もしないでもありませんが、予算や権限をバックにした公務員が在職中から再就職先を探すようなことになれば、事態は悪化しかねないようにも思います。また、再就職あっせんを一切しない代わりに、すべての公務員を定年まで雇用し続けることもあり得ますが、現在の年功序列賃金制の下では、給与負担が膨大になってしまう可能性もあります。
いずれにせよ、制度を新しくしても運用の面で旧来型の実態のままであれば、効果は大きく減殺されかねませんから、抜本的な公務員制度改革を目指すのであれば、再就職問題だけでなく、包括的な制度設計と運用規律がどちらも必要になるような気がします。

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2007年3月19日 (月)

今年の阪神タイガースのオーダーやいかに?

今日の東京はいいお天気でした。先週から引き続き寒いんですが、今週後半ころから徐々に暖かくなるような天気予報です。

ここ数日寒かったので、すっかり忘れていたんですが、プロ野球のキャンプも終盤を迎え、各地でオープン戦が繰り広げられているようです。昨日、阪神は東京ドームで巨人とオープン戦があり、5対2で勝ったりしていたようです。注目の打線は1番に鳥谷が入り、赤星が9番に回る打順が当たったような報道でした。その前の土曜日には横浜スタジアムで横浜にも勝ったりしていたらしいです。よく知りませんでした。ブログのカテゴリーを設定しておきながら、余り熱心な阪神ファンでなくてスミマセン
取りあえず、1番鳥谷の活躍を伝えるニッカンスポーツのサイトから最初のパラグラフだけを引用すると以下の通りです。

1番鳥谷の大爆発で、07年初G倒だ。阪神鳥谷敬内野手(25)が1番に入った巨人戦(東京ドーム)で3安打にオープン戦1号2ランと大当たり。15日楽天戦では右肩に死球を受け、途中交代していたが、影響を感じさせないどころかパワーアップして復活した。1番鳥谷・2番関本のコンビを試す狙いで9番赤星のスペシャルオーダーを組んだこの試合。チャンスメイクもポイントゲットもできる1番打者として猛アピールした。

なお、昨日の東京ドームでのジャイアンツ戦の先発オーダーは以下の通りです。

  1. (遊) 鳥谷
  2. (二) 関本
  3. (一) シーツ
  4. (左) 金本
  5. (三) 今岡
  6. (右) 浜中
  7. (指) 林
  8. (捕) 矢野
  9. (中) 赤星

これを見る限りは、調整目的のオープン戦と言うよりも、シーズンが開幕してからのベストのオーダーに近い気がします。クリンナップなんかは実戦そのもののような感じです。もちろん、指名打者が入っているので、セリーグの公式戦では組めないオーダーなんですが、交流戦のパリーグ本拠地試合では可能です。昨年は、久保田投手の骨折は純粋なアクシデントとしても、生抜きの今岡選手がバネ指を手術して戦線を離脱したり、赤星選手がイマイチ振るわずに盗塁王を逃したりと、リーグ優勝を果たせませんでしたが、今年はエースの井川投手がヤンキースに移籍して抜けた分を、ガンガン打ちまくって打ち勝って欲しいものです。

やっぱり、今年も、


がんばれタイガース

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2007年3月18日 (日)

下の子をカブ隊の活動に連れて行き、スキー合宿の写真をもらう

今日の青山は午前中は朝から雲ひとつない快晴でしたが、特に、朝のうちは風が強くて、真冬のような寒さでした。

今日は朝から下の子をカブ隊の活動に連れて行きます。風は強かったんですが、よく晴れていたので、自転車のタンデムで集合場所に向かいます。私も下の子も昨日よりもしっかりと着込んで出かけます。風が強い上に自転車ですから、手袋も欠かせません。
下の子を集合場所に残して、私はそのまま自転車で赤坂図書館に向かいます。正確に言うと、赤坂図書館のあった場所に向かいます。今日から赤坂図書館は閉館され、4月1日に新しく出来る青山一丁目タワーの3階に移転します。移転準備のために、今日から3月いっぱい閉館です。このため、新しく借りることは出来ませんが、読み終えた本を返却するのにブックポストがありますから、何冊か返却しておきます。
それから、赤坂まで出たんですから、もう少し自転車を飛ばして一ツ木通りまで足を延ばし、お彼岸のおはぎを買いに出かけます。青山や赤坂を週末に自転車で走り回っているんですから、都心に住んでいる実感が湧きます。おはぎはつぶ餡とこし餡と黄な粉のを適当に買い求めます。買いに行ったのは一ツ木通りの和菓子屋さんで、下の子が活動しているボーイスカウトの幹部の人のお店です。地下鉄で言うと、赤坂見附駅よりも千代田線の赤坂駅寄りだと思います。和菓子屋の若旦那がボーイスカウトの幹部をしているんですから、我が家の下の子のボーイスカウト活動には割合とお菓子が潤沢に振る舞われているような気がしないでもありません。でも、今ではビーバー隊のころのように活動に活動そのものに付いて回ることはせず、カブ隊に上進してからは送り迎えだけの付添いになりましたから、その実態はよく分からなかったりします。
赤坂図書館が閉館したので、適当に喫茶店で読書したりした後、カブ隊の解散の場所に下の子を迎えに行きます。カブ隊の隊長さんから2週間前にあったボーイスカウトのスキー合宿の写真を収めたCD-ROMをちょうだいしました。もらい物なんですが、2週間前にメールで受け取ったのとの重複を避けて、我が家のデフォルトであるVGAにリサイズの上、適当にピックアップしてアップロードしておきます。

ボーイスカウトのスキー合宿  ボーイスカウトのスキー合宿
ボーイスカウトのスキー合宿  ボーイスカウトのスキー合宿

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2007年3月17日 (土)

赤坂小学校の室内プールに遊びに行く

今日の青山は午前中は雲が多かったですが、午後からはよく晴れました。でも、ここ2-3日は真冬のような寒さが戻って来ました。今日も寒かったです。

今日は朝から私と子供達が赤坂小学校の室内プールに出かけました。3人で自転車を走らせて、赤坂小学校まで行きます。我が家からは10分ほどです。我が家の3人が一番乗りでした。小学校の室内プールで区役所が運営しているんですから、言うまでもありませんが、料金はお安く設定してあります。ですから、ドッと押し寄せられると困りますから、身分証明書なんかを提示して、港区の住民か就業・就学者でなければ利用できないシステムになっています。今日も、我が家を含めて近隣住民ばかりのように見受けられました。
そもそも、どうして室内プールに行ったのかと言うと、私と子供達とで少し違う理由があります。子供達の方は単純で、先週金曜日、ですから、昨日ではなく、その前の金曜日の夜に放映されたクレヨンしんちゃんで、しんちゃん一家が室内プールに遊びに行って、しんちゃんのおかあさんが「この季節にプールなんて、ちょっとリッチ」と言ったりしたものですから、自分達もリッチな気分になろうとプールに行きたいと言い出したわけです。クレヨンしんちゃんの影響力は絶大です。
私の方は、知り合いのエコノミストがまだジャカルタにいたりして、私がジャカルタにいたころはゴルフもいっしょしたりしたんですが、最近はダイビングに凝っていて、ダイブマスターに合格したとか、ダイエットに成功して2ヵ月半で5キロ近く落としたとか、いろいろと私がうらやましがるようなことをmixiの日記に書いていたのがきっかけです。我が家も年末に体重計を買い換えて、体脂肪率なんかも測定できるようになったんですが、一向に私のダイエットは進まず、体重も体脂肪率も横ばいのままランダムウォークしています。少しくらいは運動でも、と考えて、私と子供達の思惑が一致してプールに行くことになりました。
赤坂小学校の室内プールはいくつかにレーンが分かれていて、子供向けに上げ底で浅くしたお遊びレーン、逆に、途中で足をついて歩いたりしてはいけない完泳レーン、その中間の適当レーンと3種類に分かれています。子供達をお遊びレーンに放り込んで、私は延々と泳いだんですが、一気に泳げるのは500メートルまででした。その後、2回ほど300メートルずつ完泳レーンで泳ぎましたが、体力の衰えを実感しました。もちろん、私は親バカにかけては人後に落ちませんから子供達とも遊びます。お遊びレーンに行っては子供達に課題を与えて、ビート板のバタ足で50メートル泳げたら、ご褒美に神羅万象チョコ、とか、いろいろと楽しく遊んできました。ご褒美の買い物は、午後から、私とおにいちゃんが自転車で出かけて、青山通り沿いのスーパーマーケットに買いに行きました。神羅万象チョコはカードが入っていますので、おにいちゃんは自分で選びたかったようです。

下の写真は、プールから出てロッカールームの子供達とご褒美の神羅万象チョコをオヤツの時間に食べる子供達です。

赤坂小学校の室内プール  オヤツに神羅万象チョコ

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2007年3月16日 (金)

官庁エコノミストのタイムスパンはどれくらいか?

今日の東京は陽射しがなくて寒かったです。気象庁によれば、早朝に観測史上最も遅い初雪が降ったらしいです。今年の暖冬がウソみたいで、真冬に戻ったようなお天気でした。気象庁はデータのインプットミスで桜の開花予想を大きく外すし、いったい、どうなっているんでしょうか?

今週に入って、米国のサブプライムローンの延滞率の高まりなどから、NY市場で株価が2%近く下落し、東証でも日経平均が大きく落ち込んだりしました。今日も、日経平均終値は前日比116円安の1万6744円でした。まだ、下げ余地があるとの見方もあったりします。私が知っているエコノミストの中には、1万5000円台まで下げる可能性を指摘する人もいます。
株価下げのきっかけのひとつは、先述の通り、米国の住宅ローンのうちのサブプライムローンの延滞率の高まりです。昨年12月に米国カリフォルニアのオウニットというサブプライム・レンダーが破綻した後、今年に入ってから、米国住宅ローン業界のサブプライムローンについては、かなり注目されてきて、新聞や雑誌で報道されたり、いろんなエコノミストが取り上げていたりしました。私も英文と和文を合わせていくつかレポートを読んだりしていましたが、判で押したように楽観的な見通しばっかりだったのに対して、米国の抵当貸付銀行協会(MBA)が3月13日に延滞率の上昇を含むレポートを記者発表したとたん、NYの株価が急落したので、意外に受け止めた向きもあったようです。もちろん、サブプライムローンだけでなく、同日付けで発表された米国の小売売上統計がさえなかったことやポンド円取引で欧州系のファンドが巨額の損失を出したなんて噂もあったりして、NYや東京の株価が下落しました。NYの証券取引所がサーキットブレーカーを発動したりしたこともあって、市場のセンチメントが悪化したため、米国のポールソン財務長官なんかはサブプライムローン問題はコントロール可能だとして、金融市場を沈静化させるべく発言したりしています。
サブプライムローンの問題は世間一般では楽観的な見方がまだ支配的な気もします。一部に、何があっても常に悲観的な見通しを表明するエコノミストはいたりするんですが、株価の短期的な動きを別にすれば、金融システムへの波及はほとんどありませんし、因果の流れは、所得環境の悪化や住宅価格上昇率の鈍化がサブプライムローンの延滞率を高めているんであって、その逆で、サブプライムローンの延滞率の上昇が景気を悪化させているわけではないとの理解が大勢のような気がします。私も基本的には楽観論なんですが、日本国内では米国のサブプライム・レンダーを一昔前の日本の住専になぞらえて悲観的な見方をする向きがないわけではありません。
それよりも、私がそれなりのショックを感じたのは、私の友人の中長期を専門とするエコノミストが、サブプライムローン問題で日本の株価が下落したとしても、5年後の日本経済に何の影響があるのか、と称して超然としていると、人づてに聞いたことです。まあ、証券会社のエコノミストなんかは、ストラテジストとともに営業成績に響いたりするのかもしれませんが、官庁エコノミストとしては、それくらいの少し長めのタイムスパンで経済を見る必要があるのかもしれないと、反省させられるものがありました。特に、経済政策を担当する分野にもよりますが、中央銀行の金融政策が割合と短期的な経済を視野に運営されるのに対して、政府の財政政策や構造政策はもう少し中長期的な視点で考えるべきなのかもしれません。今日のライブドアの堀江被告の判決を聞いていても、同じような感慨を持ってしまいました。
短期的なマーケットにおける売買について分析するエコノミストと中長期的な経済のあり方について分析するエコノミストと、前者の方がお給料がいいのは、昨年2006年2月21日のエントリーでも取り上げたんですが、お給料はよくなくても後者のようなエコノミストも、どちらも必要なんだろうと思います。

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2007年3月15日 (木)

経済格差の処方箋と経済学の限界

今日の東京は午前中はいいお天気だったんですが、午後から雲が広がりました。明日は雨が降るらしいです。気温は上がらず、真冬に戻ったような寒さでした。

このところ、花粉症で体調が鈍ったり、春休みが近づいたりしたので、何となく、のほほんとしたブログを書いて来たんですが、そろそろ、経済格差について再び論じたいと思います。でも、何度も繰り返しているように、世の中の頭のいい人たちが目いっぱい考えて、それでも妙案が出ないんですから、私なんかの貢献できる部分はとっても少ないと思います。それでも、一応は、エコノミストを自称する者として、この重要な課題に関与しておきたいと思います。
今夜考えたのは、経済格差に対する処方箋はどこまで具体的であるべきか、という点です。いろいろと考えた末に、現実の格差の拡大と意識としての格差意識の浸透や顕在化の2面があると私は考えています。現実の格差の拡大の背景はグローバリゼーションやイノベーションへの対応や活用の違いであり、他方、格差が拡大して来たとの格差意識の源流には流行語にもなった「下流社会」の人々の絶対的な所得が減少していることが上げられます。
現実の格差と意識としての格差の両者を同時に扱える例として、低熟練労働者の賃金の低下があります。グローバル化の進展で中国なんかと同じ賃金水準を受け入れざるを得ない階層で、賃金が引き下げられるのは厳しい現実からすれば当然です。なお、脱線しますが、少し前の昨年10月3日のエントリーで、私はヘクシャー・オリーン的な文脈で要素価格の均等化圧力について言及しましたが、よくよく考えると、少し違っていることに気づきました。すなわち、要素価格が均等化するならば、日本の労働者の賃金は下がって、資本の収益性が高まるハズなんですが、実は、そうなっていません。資本の収益性も同時に低下しており、中国なんかの途上国との競争で労使ともに賃金と資本の収益性が同時に低下しているように見受けられるからです。
それはそうと、話を戻すと、この「下流社会」の所得を増加させるのが必要だとすれば、これをそのまま処方箋とするのは、何の意味もありません。風邪をひいて病院に来た人に、熱を下げて、咳と鼻水を止めなさい、そうすれば風邪は治ります、と処方箋を出すようなもんです。同じように、この「下流社会」の所得を増加させることが出来れば格差是正につながる、と言っても、何の処方箋にもなっていないことは明らかです。トートロジーそのものと言えるかもしれません。せめて、現在の景気拡大をさらに継続して、景気をより成熟した段階に進めることが必要です。しかし、さらに、景気を成熟した段階まで継続させるために、何が必要かまで考える必要があります。金融緩和を続けるのか、それとも、金融の正常化を進めるのか、議論は定まっていないように見受けられます。
次に、ヘクシャー・オリーン的な文脈を持ち出しても、中国なんかの途上国と似通った生産関数なのだから、もっとイノベーションを組み込んだ生産関数にジャンプしなさい、と言っても同じことです。ゴルフを上達したい人に対して、ティーグラウンドでドライバーを振ってフェアウェイの真ん中に250ヤード飛ばしなさい、と処方するのと同じで、どうすればそれが可能になるかを処方しなければ、絵に描いた餅でしかありません。
これは私がジャカルタにいたころに、経済開発計画について技術協力していた時とまったく同じ悩みで、要するに、何をどうすればいいかが分からないわけです。その意味では、発展途上国の開発戦略と日本の格差是正方策は共通の悩みを持つとも言えそうです。逆の方向から見れば、これらの経済開発や格差是正などの事象を分析するには、経済学における科学としての限界があるのかもしれません。

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2007年3月14日 (水)

春休み子供向け映画のレビュー

今日の東京はいいお天気でした。でも、このところずっとそうなんですが、気温は上がらず、肌寒い一日でした。

我が家の小学生たちは、あと1週間ほどで春休みに入ります。先日も、パナソニックセンターにあるリスーピアの算数教室に行ったりしましたが、この春休みは科学館に重点を置いて遊ぶつもりなんですが、我が家の恒例により映画も見ます。我が家の子供達は割合と小さいころから2時間くらいはじっと映画館に座っていられますから、周囲に迷惑をかけずに映画を楽しんでいます。
と言うことで、今夜のエントリーは春休みの子供向け映画のレビューです。なお、主として、Yahooきっずのセレクションを参考に、Yahoo! 映画から引用していますので、迷惑なタイプのネタバレはないと思います。ここで、脱線すると、先日、知り合いのエコノミストとのランチで、「バブルへGO!!」のストーリーを最後の落ちまで聞いてしまい、もともと見る気のない映画だったとは言うものの、さらに見る気がなくなってしまった経験がありますので、これから見ようという方々に失礼のないようにしたいと思います。

まず、すでに先週末から封切られている「映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~」です。声優陣やキャラクターデザインを一新した『ドラえもん』新シリーズ劇場版第2弾で、藤子・F・不二雄の傑作『ドラえもん のび太の魔界大冒険』に新たな発想を盛り込み、魔界に入り込んだドラえもんとのび太たちの冒険を描いています。ストーリーは、のび太がもしもボックスで現実の世界を魔法の世界に変えてしまい、仲間たちの中でのび太だけ魔法が使えなくなってしまったところ、魔法を研究する満月牧師と娘の美夜子に出会い、魔界星が地球侵略を企てていることを教えられたので、ドラえもんとのび太は現実世界に戻ろうとするが、もしもボックスを捨てられて帰れなくなってしまう、というものです。実は、私と下の子は前作の「魔界大冒険」を見ていて、その結末も知っているんですが、それだけに、新作の方もとっても気になっていたりします。
次に、今週末から封切られる「超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!」も楽しみです。大人から子どもまで幅広い層に愛されている超人気アニメ「ケロロ軍曹」の劇場版第2弾で、地球の暮らしになじんでしまったケロロ軍曹たちが、地球滅亡を企む深海の異星人にさらわれたヒロインを救うため奮闘します。ストーリーは、かつて地球侵略にやって来たマロン星人の子孫メール王子と従者のマールは、長い年月の間に二人きりになってしまったことから、プリンセスを迎えて王国を建て直そうと考えたんですが、彼らが候補に選んだのは、ケロロ軍曹が居候する日向家の長女の夏美だったものですから、謎の海底王国にさらわれてしまった夏美を救うべく、ケロロ軍曹たちは立ち上がる、というものです。我が家ではドラえもんやクレヨンしんちゃんとともに、ケロロ軍曹のテレビも毎週欠かさずに見ている上に、コミックも第14巻まで全巻買いそろえて熟読していたりします。昨年春休みの劇場版第1作も見ましたから、今年もぜひ見たいと考えています。
実は、我が家では通例を打破して、休みごとに映画1本ではなく、この春休みにはドラえもんとケロロ軍曹を2本とも見る予定にしていたりします。

他には、ムシキングの映画も春休みに封切られます。「甲虫王者ムシキング スーパーバトルムービー ~闇の改造甲虫~」です。大人気のトレーディングカードゲーム、ムシキングの劇場版アニメーション第2弾で、森を守るために立ち上がる甲虫たちが繰り広げる熱い戦いをドラマチックに見せます。ストーリーは、森の妖精ポポや甲虫の王者ムシキングたちが森の奥深くで平和に暮らしていたところ、ある日、別の森からスジブトヒラタクワガタの“スジブト”がムシキングに挑戦を申し込みにやって来て、突然、そこに森の支配をたくらむ闇の妖精アダーに操られた赤い目の甲虫ヘルクレスリッキーブルー“リッキー”が襲いかかって来る、というものです。ムシキングの劇場版映画の第1弾は2005年の冬休みに封切られ、我が家も見に行きました。
それから、ワンピースもあります。「ONE PIECE ワンピース エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち」で、劇場アニメ第8弾となります。今回はコミックでも人気のアラバスタ編です。ストーリーは、アラバスタ王国の王女ビビを守るため、ルフィら仲間たちはクロコダイル率いる悪党たちと死闘を繰り広げる、というものです。以前は日曜日のフジテレビでアニメをやっていたんですが、終了してからは我が家の子供達はご無沙汰になっています。
また、第79回アカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞した「ハッピーフィート」もあります。皇帝ペンギンたちが暮らす南極大陸を舞台に、音痴のペンギン、マンブルの奮闘を描いたミュージカル仕立てのフルCGアニメです。さらに、オシャレ魔女 ラブ and ベリーを映画化した「オシャレ魔女 ラブ and ベリー しあわせのまほう」も春休みに公開されます。でも、女の子向けの映画ですから、我が家の子供達は興味ないみたいです。春休みの先にやって来るゴールデンウィーク映画では、クレヨンしんちゃんの「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」や名探偵コナンの「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」がありますが、我が家の子供達の趣向は間違いなくクレヨンしんちゃんに向いていると思います。

以上。今夜はお手軽にコピペで済ませた春休み映画のレビューでした。

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2007年3月13日 (火)

高知空港での全日空機の胴体着陸の報道に見る地域間格差とNHKの役割

今日の東京は時折雲が広がったものの、割合といいお天気でした。でも、気温は上がらず、肌寒い一日でした。春の足音は近づいているんでしょうが、もう少し先かもしれません。

今日の夕刊各紙は、高知空港で全日空機の前輪が下りないままに胴体着陸した記事が並んでいました。10時半ころから各テレビ局でも報道されていたようです。私は昼前に外出の予定があり、11時前に役所を出ましたので、リアルタイムでテレビを見ていたわけではありませんが、ニュースで映像を見る限り、言い方は悪いかもしれませんが、それなりに迫力を感じました。恒例により、朝日新聞のサイトから最初のパラグラフだけを引用すると以下の通りです。

13日午前8時49分ごろ、大阪(伊丹)空港発高知空港行きの全日空1603便(ボンバルディアDHC8―400型機、乗客56人、乗員4人)から着陸の際に前輪が下りないと、高知空港の管制官に連絡があった。同機は上空で旋回を繰り返して燃料を消費した上で、同10時54分、着陸を試み、機首を滑走路にこすりながらも無事に着陸した。国土交通省によると、乗員乗客にけが人はないという。機体に大きな損傷はない模様だ。

私も飛行機に乗っていて、一度だけなんですが、着陸の際にタッチアンドゴーをした後に無事着いて、乗客から拍手が巻き起こった経験があるだけに、飛行機の安全性には一抹の不安がないわけではありません。ですから、家族でジャカルタを往復する際にも、コンマ以下でも生き延びる確率が高くなると考えて、赤道直下の熱帯の生活でサンダル履きに慣れ切った子供達に、無理やりズック靴を履かせたりしていました。
視点を少し変えて、夕刊やテレビのニュースを見ている限り、ボンバルディア機にこのようなトラブルが多いこととか、航空会社の全日空が謝罪したことなど、企業の問題点をそれとなく指摘する一方で、機長の手腕を評価する報道が多かったように思います。乗客を取材した記事でも、同じ方向感覚で書かれていたような気がします。消防隊なんかもよく働いたと思うんですが、公的部門の悲しさで、うまくやって当たり前と考えられているのか、特に、よくやったとする記事はなかったように思います。
さらに視点を変えて、私が夕刊各紙を見て感じたのは、読売新聞はカメラマンの写真を1面で掲載していて、社会面なんかも写真をふんだんに使っていましたが、朝日新聞や毎日新聞なんかは1面でNHKのテレビ画面を借用していた点がやや異様な気がして、地域間格差を実感しました。と言うのは、高知県は経済的な地域間格差の点では景気の悪い方に入るのが明らかで、それだけ、新聞社なんかの記者やカメラマンも少ないような気がします。でも、夕刊とは言え、1面トップ記事の大きな写真がNHKの画面の借用では、少し疑問を感じないでもありません。また、違った面から見れば、受信料の徴収によって運営されているNHKが公共放送としての役割をそれなりに果たした形になったとも言えます。
今日のエントリーは、テレビや新聞で大いに話題になった出来事を取り上げたんですが、少しひねくれた見方をしてみました。

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2007年3月12日 (月)

スペックとバグ

今日の東京はいいお天気だったんですが、気温は上がらず、少し肌寒い一日でした。少し季節が逆戻りしたような気がしないでもありません。

私はクレーマーではないと思うんですが、ブログなんかでエントリーを投稿していると、いろいろと雑な作りが目についたりします。1980年代終わりには html ファイルをテキストエディタで編集した世代ですので、html の文法に関する知識も少しくらいならあります。ですから、html への変換に関してブログのサポートにクレームを知らせたりすることもあります。
特に、普通のホームページとブログで大きく違うのは、普通のホームページは自分の責任で html ファイルを作成して ftp クライアントでファイルをアップロードしますから、サーバ側は受け取るだけで何の変換もしないのに対して、ブログではユーザがテキストでエントリーを作成・投稿し、サーバ側で html ファイルに変換する点です。ですから、どうしても、機械的な変換になってしまう可能性があり、テキストを html に変化する際に、不適当な変換がなされる可能性が存在します。普通のホームページであれば、htmlファイルを作成するのがユーザですから、100%ユーザの責任なんですが、ブログであればサーバ側で html 変換しますので、サーバ運営者の側の責任になります。この点に私はクレームをつけるわけです。
引用を表示する blockquote タグがトップページと記事ページで表示が違っていたり、リスト項目を表す li タグに先行する ol タグや ul タグなんかのバグを指摘したことがあります。でも、時折、バグではなくてスペックだと返事が返って来ることがあります。ハードウェアではなく、ソフトウェアですから、バグとスペックの線引きは難しくて、開発者が意図した通りなのであればスペックだし、意図しない不都合がバグだということになるんでしょうが、開発者の意図はユーザには知りえないことであり、とてもあいまいな基準であることは事実です。意図しない不都合であるバグなのに、何らかの理由で、設計通りのスペックだと言い張ることも不可能ではありません。さらに言えば、たとえ開発者の意図通りであっても、blockquote タグの表示がトップページと記事ページで異なるのは、私はバグに近いと考えています。
私の場合は、純粋な ascii テキストでアップロードするんではなく、フォント装飾や画像のリンクなんかのタグは自分で汎用のを使って、テキストとタグが混在したのを投稿する場合が多いので、html への変換にバグがあれば大いに困ることになります。純粋なテキストで投稿するのは例外とも言えます。font タグをはじめとるするフォント装飾のタグなどの見栄えをよくするタグは W3C では非推奨とされ、CSS などのスタイルシートを使用することが勧告されており、将来的には span タグが主流になるのかもしれませんが、ブラウザで独自対応することにより生き残る装飾タグも多いと考えられますし、少なくとも、現時点ではブログの html に変換するプログラムでは対応すべきだと私は考えています。テキストだけでエントリーを作成するんではなく、文字を大きくしたり、色をつけたり、イタリックにしたり、アンダーラインを引いたり、いろいろと見やすくする工夫をするために、私なんかはテキストとタグが混在したソースを書いているもんですから、うまく変換していないと大いに困ったりします。
ブログのユーザはちっぽけな個人ですし、ブログの開発者は大企業だったりするんですから、力関係は歴然としていますし、ソフトの開発スキルの差もあります。でも、だからこそ、スペックだからこれでいいんだ、で押し通すんではなく、ユーザの細かなクレームに対応して行くことが、日本のソフト業界を育てるシーズにもなると思うんですが………

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2007年3月11日 (日)

今日は留守番

今日の青山は、午前中はが降っていましたが、昼前に雨が上がった後は、急速にお天気が回復しました。でも、気温は上がらず、北風も強かったので、少し肌寒い一日でした。

今日は昼前から女房が子供達を連れてこどもの城に遊びに行きます。でも、午前中は雨が降っていましたので、子供達は勉強もそこそこに、ニンテンドーDSライトを持ち出してポケモンのゲームで遊びます。今日はめずらしく、おにいちゃんが下の子の部屋に来て、しばらく騒ぎながら遊んでいましたが、少しして、いつものように、おにいちゃんの部屋に移動して遊びます。
昼前の雨の残る時間帯に、子供達は女房に連れられてこどもの城に出かけます。ニンテンドーDSライトたまごっちを首からぶら下げて行きます。お友達と通信機能を使って遊ぶと言います。我が家からは歩いてこどもの城に行けますから、途中の電車の中で遊ぶわけではありません。
私は休憩です。先々週半ばの2月末から花粉症が始まり、先週から本格的に体調を崩しましたので、早々と、今日は一日中寝ていると宣言していました。 先ほど、女房が用意しておいてくれた昼食を済ませたところです。一日中パジャマなのも久し振りな気がします。大学生のころ以来のような気がしないでもありません。時々はこんな一日があってもいいような気がします。このブログも今日は手を抜きます。でも、写真は撮っておきます。

下の写真は、おにいちゃんの部屋に集まってポケモンのゲームで遊ぶ子供達と、こどもの城に出かける子供達です。

ポケモン・ゲーム  こどもの城に出発

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2007年3月10日 (土)

リスーピアに遊びに行く

今日の東京はよく晴れました。でも、気温はそれほど上がらず、少し肌寒いお天気でした。

今日は朝から子供達を連れて有明のパナソニックセンターにあるリスーピアに行きます。前から予約しておいて、午前中の知恵の輪に関する算数パズルの教室に参加します。手っ取り早く言うと、大数学者であるオイラーが一筆書きで表現した、かの有名なケーニヒスベルクの橋渡りの問題を知恵の輪に応用したトポロジーの分野に関するパズルです。これで理解できる人は頭がいいと思うんですが、まあ、この問題を深く考える趣向もありませんから、要するに、パナソニックの科学館で算数の教室に私と子供達が参加したわけです。
私が感激したのは、大人でもそうそう解けないこの知恵の輪ふうのパズルを、我が家のおにいちゃんが解いたことです。我が家も含めて、事前の予約で50人ほどが参加していて、最初に解けた6人に賞品を出す、とのことで、一番目に解いたのはどこかのオバサンだったんですが、何と、2番目に解いたのは我が家のおにいちゃんでした。賞品は小川洋子さん原作の「博士の愛した数式」のマンガのバージョンでした。おにいちゃんはマンガも大好きですし、大得意でした。親バカの私も感激しました。当然です。北海道大学の西森教授が講師だったんですが、教室の最後に記念写真を撮らせていただきました。このブログのサイドにリンクが置いてある、我が家の画像中心のホームページにアップロードしてあります。
そのほか、いろいろとリスーピアで遊んで来ました。でも、リスーピアの中は写真撮影禁止なので、写真を撮りたい私には不満が残ります。どうでもいいんですが、お台場方面には、民間企業が科学館風の施設を持っているのがもうひとつあり、それはソニーのエクスプローラー・サイエンスなんですが、こちらも写真撮影禁止だったりします。お台場にあっても、科学技術振興事業団が運営している日本科学未来館なんかは写真撮影が自由だったりするんで、民間企業が運営している科学館は写真にはケチいところがあるのかもしれないと思ったりします。パナソニックセンターなんかはLumixを使ったデジカメ写真の教室を開催しているにもかかわらず、館内の撮影は禁止なんですから、私も関西人ですが、関西系企業のセコさを感じさせます。

下の写真はパナソニックセンターに向かうゆりかもめの中の子供達と、パナソニック・センターの中で唯一写真が撮れるゲームフロントの指定場所で記念写真の子供達です。

ゆりかもめ  パナソニックセンター

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2007年3月 9日 (金)

フォーブス誌の世界富豪番付

今日の東京はよく晴れていいお天気でした。でも、気温はそれほど上がらず、少し肌寒い一日でした。

今日の夕刊各紙でフォーブス誌の世界富豪番付の記事が取り上げられていました。日本の新聞から引用してもいいんですが、少し目先を変えて、フォーブスのサイトから、The World's Richest People と題する記事を引用すると以下の通りです。

It has been a busy year for Forbes' team of fortune hunters. Strong equity markets combined with rising real estate values and commodity prices pushed up fortunes from Mumbai to Madrid. Forbes pinned down a record 946 billionaires. There were 178 newcomers, including 19 Russians, 14 Indians, 13 Chinese and 10 Spaniards, as well as the first billionaires from Cyprus, Oman, Romania and Serbia.
Ingenuity, not industry, is the common characteristic; these folks made money in everything from media and real estate to coffee, dumplings and ethanol. Two-thirds of last year's billionaires are richer. Only 17% are poorer, including 32 who fell below the billion-dollar mark. The billionaires' combined net worth climbed by $900 billion to $3.5 trillion. That equates to $3.6 billion apiece.
The average billionaire is 62 years old, two years younger than in 2005. This year's new billionaires are seven years younger than that. Of list members' fortunes, 60% made theirs from scratch.

フォーブス誌によれば、資産10億ドル以上のビリオネアは世界で946人で、今年新たに加わった new comer は178人だそうです。もちろん、国別では米国が最も多くて415人で、トップはマイクロソフトのゲイツ会長だったりします。夕刊各紙で報じていたのは、国別で見て、アジアのトップは日本ではなくインドになった点で、946人のビリオネアのうち、日本人は24人で、合計の資産額は計640億ドルだったのに対して、インドは36人で、合計1910億ドルと、人数でも資産額の合計でもインドがアジアのトップになったようです。でも、だからどうした、と私は考えていたりします。

それから、別のフォーブスのサイトから、世界の富豪トップ20人を引用すると、以下の通りです。

  1. William Gates III
  2. Warren Buffet
  3. Carlos Slim Helu
  4. Ingvar Kamprad
  5. Lakshmi Mittal
  6. Sheldon Adelson
  7. Bernard Arnault
  8. Amancio Ortega
  9. Li Ka-shing
  10. David Thomson
  11. Larry Ellison
  12. Liliane Bettencourt
  13. Prince Alwaleed
  14. Mukesh Ambani
  15. Karl Albrecht
  16. Roman Abramovich
  17. Stefan Persson
  18. Anil Ambani
  19. Paul Allen
  20. Theo Albrecht

なお、日本人のトップは、ソフトバンクの孫社長が129位に入っていて、資産額は58億ドルで、日本人2位は森トラストの森社長ほかの森家で、132位を占めて資産額は57億ドルだそうです。いかにも、という気もします。一般庶民の中にも桁数として1億円くらいの資産は保有している人がいそうな気はしますが、それでもドルに換算するとミリオネアですから、ビリオネアとは3桁違う、というところでしょうか。桁違いの3乗と言えるかもしれません。私のような公務員からは想像も出来ない金額です。
でも、注目していいのは、最初のフォーブス誌からの引用の最後にあるセンテンスです。60%が from scratch ですから、日本語で言えば、60%のビリオネアがいわゆる裸一貫から財をなした、ということではないでしょうか。ビリオネアの平均年齢は62歳だそうですから、まだまだ、私のような40歳台からでも間に合う可能性もあります。でも、私はムリそうな気もします。

花粉が飛んで活動水準が低下しているところに、血液検査の結果が出て、やっぱり、スギに陽性が出ましたので、気分的にもさらに低下しています。少し目新しい英語の引用でスペースを稼いで、適当にごまかした今日のエントリーです。悪しからず。
資産家について取り上げているだけで、まったく経済について評論していませんので、普通の日記に分類しておきます。

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2007年3月 8日 (木)

鼻がぐずついて活動が鈍る

今日の東京はいいお天気でした。でも、気温は上がらず、少し肌寒かった気がします。

よく晴れて乾燥したいいお天気だったので、花粉がいっぱい飛んでいたような気がします。今日のランチは知り合いのエコノミストとごいっしょしたんですが、その人はノドに来たと言って、声がガラガラでした。私の方も鼻水が出て、ついでに、咳も出ます。まるで、風邪と同じ症状だったりします。ただし、熱は出ません。外を歩いていると、鼻の奥がヒリヒリと炎症を起こしているように痛いんですが、室内に入ると痛みは大きく緩和されます。目も痒いんですが、目薬はそれなりに劇薬で、医者からは1日に4回までと止められていたりします。
今日のランチで、余りに無防備に外出しましたので反省し、帰り道でマスクを買い求めます。我が家のおにいちゃんが愛用しているのと同じのを買います。もっとも、おにいちゃんのは普通サイズより少し小さめなんですが、私は逆に少し大きめのを買い求めます。明日からマスクで通勤かもしれません。
鼻水が出て、とても頻繁に鼻をかむので、鼻の頭が真っ赤に腫れて来ました。子供達が小さかったころに医者でもらったワセリンを探し出して、時折、鼻に塗りつけたりして、被害を最小限に食い止めるべく努力します。連発で出るくしゃみは止めようもありません。周囲に迷惑をかけないようにだけ気を配ります。

ここしばらくは、薬で眠いこともあって、活動水準が鈍ります。

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2007年3月 7日 (水)

コロコロコミック30周年

今日の東京はいいお天気でした。朝のうちは寒かったんですが、陽射しとともに暖かくなりました。今週に入って、街中ではコートを着ていない人の比率がグッと高まった気がします。

今日の朝日新聞朝刊を見て、コロコロコミックが30周年を迎えたことを知りました。「男の子文化」仕掛け30年 月刊誌「コロコロコミック」と題した記事が文化面に掲載されていました。いつもの朝日新聞のサイトから、最初のパラグラフだけを引用すると、以下の通りです。

小学館の月刊誌「コロコロコミック」が創刊30周年を迎えた。小学生男子にターゲットを絞り、玩具やゲームのメーカーとタッグを組んでミニ四駆やポケモンなど数々のブームを巻き起こしたマーチャンダイジング(商品化計画)の勝ち組。その歴史は、そのまま「男の子文化」の歴史でもある。

小学生男子向けに大いなる影響力を持つコロコロコミックなんですが、創刊30周年ですから、現時点で40歳くらいまでの人は子供時代に読んだことがある世代で、私のように40歳代半ば以降の人間は、子供が夢中になって読んでいたり、コロコロコミック発のおもちゃを子供と組み立てたりした世代なんだろうと思います。
おぼっちゃまくん、ドラえもん、ポケモンなどのマンガは言うに及ばず、ミニ四駆やチョロQ、バトル・ビーダマン、ベイブレード、たまごっちなどのおもちゃを大々的に取り上げて流行を巻き起こしたり、インベーダーゲームやファミコンなどのゲームも世の中に先立って取り上げたりしていました。小学生男子のバイブルとも呼ばれ、ブームの火付け役や仕掛け人とも言われたりしました。我が家では購読はしていませんが、赤坂図書館に行った折には、子供達がコロコロコミックに飛びついて、1時間ほど児童コーナーの読書室から出て来ません。
コロコロコミックで伝説になっているのはポケモンでしょう。鳴かず飛ばずでパッとしなかった任天堂のポケモンのゲームをコロコロコミックが1996年に大々的に取り上げ、記事やマンガ、アニメ、イベントなどを積極的に展開し、ポケモンと共にコロコロコミックも大ブレークしたと言われています。昨年もニンテンドーDSライトのゲーム機とともにポケモンのダイヤモンド・パールが大流行して、我が家でも買い求めたりしています。ポケモンは今や村上春樹さんの小説とともに日本を代表する文化であると私は考えています。
もっとも、朝日新聞の記事の中でコロコロコミックの佐上編集長がインタビューに答えて、「ハズした企画がヒットの100倍も200倍もある」と発言しているように、小学生は極めて敏感で正直なものですから、コロコロコミックに続く小学生雑誌がヒットした例は多くありません。別の面から考えると、小学生の見る目の確かさを実感します。購買力が違うとは言え、同じような女性向け雑誌がいっぱい出ているのとは対照的な気がしなくもありません。

我が家の子供達は、来月の4月から5年生と3年生ですから、コロコロコミック世代まっただ中です。

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2007年3月 6日 (火)

スペイン語でエル・ニーニョは何を意味するのか?

今日も東京は午後からが広がって、にわか雨もあったりしたんですが、昨日と同じように気温が上がって、汗ばむくらいのお天気でした。

先日、私がかなり遅いタイミングで出したクリスマスカードのお返しで、在チリ大使館の現地職員として、私のアシスタントだった人からカードをもらいました。日本でいえば寒中見舞いになるのかもしれません。私がサンティアゴにいたのは、もう15年ほど前のことですし、この人も大使館の現地職員を定年になっていると聞きましたが、15年前と同じ筆跡で懐かしく感じました。
南米はブラジルを除いて、多くの国がスペイン語圏です。チリも例外ではありません。でも、チリは本国スペインからもっとも距離的に遠いスペイン語国ですから、スペイン語の訛りもかなりあると言われています。例えが悪いかもしれませんが、北海道と沖縄は別として、日本の最北端の津軽弁や最南端の薩摩弁が標準語からかなり違いが大きいようなもんだと思います。青森や鹿児島の人には、ゴメンなさい。
実は、とあるブログでスペイン語ネタを発見しました。いろんな言葉をスペイン語で表現しているんですが、私のようなスペイン語圏で住んでいた人間からすれば間違いも散見されます。ハーブティーのカモマイル(カモミール)のことを、スペイン語ではマンサニージャというんですが、mansanija と書いていたので、コメントでミスを指摘したりします。スペイン語読みでホタという j はスペイン語ではハ・ヒ・フ・ヘ・ホの子音だから、mansanilla が正しいとコメントを付けたりしました。でも、そのブログの管理者さんから回答があって、実は、manzanilla が正しい、とのことで、私は少し恥をかいてしまいました。
英語でもサ・シ・ス・セ・ソは2通りの発音がありますが、スペイン語でも同じで、z や c は英語でいうところの th と同じ発音で2通りの発音があり、区別されます。もっとも、これはイベリア半島の由緒正しいスペイン語だけで、南米の発音では区別はありません。ですから、チリでしか暮らしたことのない私も、ついつい z と s のスペルミスをしたりします。ちなみに、どうでもいいことですが、スペイン語にはザ・ジ・ズ・ゼ・ゾの濁音はありません。
前置きが長くなりましたが、タイトルにしたスペイン語の話題を取り上げると、気象の方面でエル・ニーニョ現象があります。海水温が上昇し、これに伴って異常気象が発生する現象です。逆に、海水温が低下するのはラ・ニーニャだそうです。この言葉はもともとスペイン語を語源としています。スペイン語では el niño と書きます。英語に機械的に直訳すると the child となります。でも、単純にチャイルド=子供ではありません。日本語にはない定冠詞がミソです。英語ではいざ知らず、スペイン語でその子供と言えば、そんじょそこらにいる子供ではなく、たった1人を指します。イエス・キリストです。キリスト教の教えで三位一体というをご存じの方も多いと思います。父なる神と子なるイエスと精霊は三位一体、という教義です。この子なるイエスというのがポイントで、子供に定冠詞を付けるとイエス・キリストの意味になります。
どうして海水温が上昇する気象現象のことをエル・ニーニョと称するのかの由来なんかは私も知りませんが、ここまで人口に膾炙したエル・ニーニョという言葉は、実は、スペイン語でイエス・キリストを指しているんだという事実はほとんど知られていないように思います。イスラム教国のインドネシアで現地の人に教えた時はビックリしていました。

今日のエントリーはスペイン語ネタなんですが、海外生活の思い出の日記に分類しておきます。

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2007年3月 5日 (月)

ポケモン・カードゲーム・プレイヤーズの登録を継続する

今日も東京は春を通り越して、蒸し暑いくらいのお天気で、風も強かったです。生暖かい風でした。夜になってが降り出しました。明日の明け方まで降り続くような天気予報です。

先日、私と子供達が会員登録しているポケモン・カードゲーム・プレイヤーズの継続を手続きしておいたんですが、この週末に第5期のIDカードなんかが届きました。我が家では第3期から会員登録しています。親子3人で会員登録していますから、3人以上の要件を見たして、ジム登録もしてあったりします。我が家のはプラズマ・ジムといいます。東京都港区を活動拠点とする唯一のジムだったりします。もっとも、ポケモン・カードゲーム・プレイヤーズのホームページにジム名称と活動拠点と顔写真が掲載されているだけですから、連絡先の表示もなく、ジム戦を挑んでくるプレイヤーはいません。
昨年の第4期への継続は有料で、お支払いの用紙が送られて来てコンビニでお金を支払ったような記憶があるんですが、今回の第5期への継続は無料でした。確か、会員ごとに継続の意思表示をするために葉書を出しただけでした。ですから、有料だった去年は割と豪華なレア・カードをもらえたりしたんですが、今年はHP50の平凡なカードしかもらえませんでした。プラスルとマイナンでした。もちろん、第5期のIDカードとスタートブックもゲットしました。

私が小学生だったころは、ポケモン・カードゲームなんて影も形もなく、将棋とかトランプくらいだったんですが、今では、ポケモン以外にも、いろんなカード・ゲームがあります。少し前までは、我が家の子供達もムシキングに夢中でしたし、女の子の間ではラブ・ベリがはやっていたりします。カード・ゲームは2種類に大別され、ポケモンや遊戯王・デュエルマスターズなんかのトレーディング・カード、それから、ムシキング・恐竜キングやたまごっちカップなどのアーケードゲーム・カードです。トレーディング・カードは人と人とで遊びますが、アーケードゲーム・カードはゲーセンなどに置いてあるゲーム・マシンで遊びます。秋葉原あたりにはカード専門店があったりして、私も子供達を連れて行ったりします。
トレーディング・カードのゲームの中には世界大会が開催されるものもあります。ポケモン・カードゲームもそうです。もう少しすると、バトルロードスプリング★2007というイベントが始まります。3月17日(土)の関西A大会を皮切りに、全国7都市9大会が開催されます。関東と関西だけ、AとBの2大会に分かれます。年齢によって、小学生以下のジュニアリーグ、中高生のシニアリーグ、それより上のマスターリーグに分かれて、世界大会への日本予選の一部を構成します。もちろん、世界大会への予選ですから、かなり厳しいレギュレーションがバッチリ決まっています。
我が家の子供達はバトルロードスプリング★2007に参加する意志は全然なかったりするんですが、会場に行くだけで経験値がもらえたりしますので、行ってみたい気がしないでもありません。会場ではジム戦を開くことも可能らしいです。我が家はジム登録してありますから、ひょっとしたら、それなりの便宜は図ってもらえるんではないかと思います。
すでに、親バカの私の思いは春休みに飛んでいたりします。

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2007年3月 4日 (日)

下の子がスキー合宿から帰る

今日の青山はいいお天気で、とても暖かく、まるっきり春の陽気でした。

今日はおにいちゃんが朝から午前中いっぱい出かけます。女房に留守番を頼んで、私も何となく出かけます。ちょうど、私の帰りが正午を少し過ぎて、おにいちゃんが帰る時刻とほぼいっしょになったので、少しで待って、いっしょに家に帰ります。
スキー合宿から帰る午後からは家でボケボケしていたんですが、カブ隊の隊長さんから連絡が入り、高速道路が順調だったので、下の子の乗ったバスが早めに着くと聞き、私は大急ぎで出かけます。予定より1時間近くも早くにバスが帰って来ます。ウチの子は元気いっぱいです。バスなんかの乗り物に弱いので心配していたんですが、何とか往復とも無事だったみたいです。乗り物酔い止めのを飲ませたのが効いたのかもしれません。左上の写真はバスから降りて来る下の子です。
私から事前に写真をくださいとお願いしていたので、カブ隊の隊長さんから、取りあえず、昨日の分の写真をCD-ROMでもらいます。今日の分も合わせて、後日、何らかの方法でいただけるようです。このブログでもご紹介できるチャンスがあるかもしれません。
カブ隊が解散した帰り道で、下の子が一気にまくし立てます。スキーの検定では6級を取ったようです。取りあえず、まっすぐ滑れるレベルと記憶しています。でも、本人は曲がるのも出来ると言い張ります。それなら5級を取れると思いますが、あえて反論はしません。ホテルの食事もおいしくて、何回もおかわりをしたようです。お風呂は温泉だったそうです。スキー以外にも雪合戦をやったこととか、往復のバスの中では子供向けの映画があり、ディズニーの「アイス・エイジ」とスタジオ・ジブリの「ハウルの動く城」を見たとか、いっぱいお話してくれました。
忘れ物も想定の範囲内で、女房がホテルに電話して着払いで送ってもらうように手配しましたし、何よりも、下の子が大いに楽しんで、元気いっぱいで、おそらく、一回り成長して我が家に帰って来たので、我が家もおにいちゃんが大喜びですし、私も満足しました。

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2007年3月 3日 (土)

下の子のスキー合宿の写真が届く

スキーの練習 (午前の部)  スキーの練習 (午後の部)

夕方にメールを見たら、早速に、下の子が参加しているスキー合宿から画像が届いていました。3回に分けて、カブ隊の隊長さんが送って来て下さいました。わたしはもちろん、女房やおにいちゃんもとても楽しんで拝見させていただきました。ウチの子も小学生らしい生真面目な表情で練習に取り組んでいるようです。デジカメ写真のexif情報を見ると、左側の写真が午前中の練習で、右側のが午後のようです。

我が家も4-5年前には、ジャカルタと京都の私の両親との間で同じようなことをしていましたが、この方面の技術の進歩には目を見張るものがあります。何はともあれ、元気な子供の写真を見て安心しました。女房もおにいちゃんもとても楽しませてもらいました。
ボーイスカウトの関係者とカブ隊の隊長さんとIT技術の進歩に感謝です。

よく分かんないんですが、お出かけの日記に分類しておきます。

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小学校の創設100周年後夜祭に遊びに行く

今日の青山はが広がっていましたが、気温はかなり上がりました。の訪れが近いことを感じました。

今日は朝から出かけました。ワイシャツをクリーニング屋さんに持って行った後、青山通りをブラブラとお散歩します。主たる眼目は本屋さんです。3月に入ったので、小学館発売の小学生向けの学年雑誌を探します。今月3月発売の4月号から「小学5年生」と「小学3年生」に進級します。昨年3月5日付けのエントリーでも同じようなことを書いた記憶があります。銀座線の外苑前駅近くにある本屋さんで首尾よく見つけます。青山通りを歩いていると、2月28日に発売されたばかりの浜崎あゆみの BEST 2 の広告がいくつかのビルの屋上に見えます。でも、なぜか、本家本元のエイベックス・ビルには広告がなかったりします。年末には11月末に発売された一青窈の BEST YO の広告が地下鉄の電車の中にいっぱいあったのを思い出したりします。もっとも、一青窈の方はコロンビアですから、エイベックスではありません。

100周年後夜祭午後からは、おにいちゃんと小学校の創設100周年の後夜祭に行きます。ホントの100周年祭の行事は昨年9月30日にあり、風呂敷を買ったりしたことは、その日のエントリーに書きました。もちろん、おにいちゃんだけでなく、下の子も同じ小学校なんですが、昨夜のうちにスキー合宿に行ってしまいました。おにいちゃんは、しきりと、下の子が何をしているか、どうしているか、と気にします。とても仲のいい兄弟です。我ながら、ちゃんと育てていることを実感します。おにいちゃんはクラスメートと遊びに行ってしまったので、私は1人で校内をブラつきます。入り口のホールにはお雛さまが飾ってあり、季節を感じます。お天気もよかったので、校庭ではふうせんリフティングやまとあてドリブルシュートなど、ちょっとしたゲームもありましたし、教室を使ったお茶室もあったりしました。右上の写真は校門近くで撮ったおにいちゃんです。花粉症でマスクをしていたりします。

暖かなお天気で、青山をうろついた一日でした。

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2007年3月 2日 (金)

2月の消費者物価(CPI)はマイナスか?

今日の朝一番に総務省統計局から失業率なんかの雇用統計とともに消費者物価(CPI)の発表がありました。1月の全国のCPIと2月の東京都区部の速報です。夕刊にも出ていましたが、全国の総合とコアCPIは前年同月比で見てゼロになり、昨年12月の総合0.3%、コア0.1%から下がりました。上昇率がゼロになるのは昨年5月以来、8カ月振りだそうです。

日経新聞のサイトから引用すると、以下の通りです。

総務省が2日発表した1月の全国の消費者物価指数(CPI、2005年=100)は変動の激しい生鮮食品を除くベースで99.7となり、前年同月比で横ばいとなった。上昇率がゼロになるのは昨年5月以来、8カ月ぶり。ガソリンなど石油製品の上昇率が低下したためで、緩やかにデフレ脱却に向かう基調は変わらないものの、物価上昇のペースは鈍くなってきた。
先行きを示す先行指標の一つである2月の東京都区部の消費者物価指数は生鮮食品を除くベースで99.4。伸び率は0.2%縮小し、前年同月比で5カ月ぶりの横ばいとなった。ソフトバンクの新料金プラン導入に伴う携帯電話料金の下落を反映した。

総合CPIもコアCPIも、上昇率鈍化の大きな要因はエネルギー価格の下落だと考えられます。エネルギー価格の低下の寄与度は0.08%ポイントあるとの試算もあります。でも、このエネルギー価格低下の影響はこれから出るんではないかと考えられます。原油の指標であるWTI価格は1月に月中平均で前年比16.7%下落し、2ヶ月くらいのラグを伴って日本のCPIのエネルギー価格に反映されますから、3月に影響が出るんではないかと考えられます。
さらに、東京都区部の速報ベースのコアCPIで見て、1月の0.2%から2月は0.0%に0.2%ポイント低下していますから、2月の全国CPIはマイナスに転ずる可能性が高いと私は考えています。もっと先を見ると、昨年2006年のWTIは5月から8月くらいまでバレル70ドルを上回るレベルで推移していましたから、現在の価格で原油が下げ止まり、65ドル近辺で横ばいになったとしても、今年の年央から夏場にかけて、日本のCPIが総合でもコアでもマイナスを続ける可能性が十分にあると考えられます。そのレベルもマイナス0.2%か、それを超えるマイナス幅を記録する可能性が高まっています。加えて、不確定要素ながら、現在の円高基調が続けば、これも物価押下げ要因になる可能性が十分あります。
現時点での需要はそれなりに強くて、内閣府の試算でも、日銀の試算でもGDPギャップは需要超過となっていますが、それがストレートに物価の上昇に結びつかない構造変化が生じている可能性が高いと私は考えています。パイプの詰まりは労働市場で生じている可能性が高いのではないかと考えられます。労働需給が逼迫して来たにもかかわらず、賃金の上昇が生じていませんから、全般的な物価の上昇、そして、デフレ脱却へとは進みにくくなっているようです。

昨年12月14日付けのエントリーでも書いたように、私は賃金上昇が景気拡大のさらなる継続やデフレ脱却の十分条件であると考えていますが、まだ、この条件は満たされていないようです。

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下の子をスキー合宿に送り出す

今日も東京はいいお天気でよく晴れました。3月に入って、昨日に続いて、の訪れが近いことを感じさせるお天気でした。

スキー合宿に出発今日は夕方少し早めに家に帰って、下の子がボーイスカウトのスキー合宿に出かける準備を手伝ったりします。もっとも、この手の準備は女房がかかりっきりになって、ここ2-3日は女房が下の子を叱りつけながら着々と進められて来ました。私は荷物はもっと減らした方がいいと、一言アドバイスをしただけです。何を準備するかはボーイスカウトの方から指示があって、立派なチェックリストもあるんですが、実際に何を持って行くかは下の子が自分で確認する必要があります。そうしないと、帰って来る時に忘れ物をするのが明白だからです。そうでなくても、下の子はおにいちゃんと違って部屋は散らかり放題ですし、見るからに整理整頓が苦手ですから、大量の忘れ物をして家に帰って来る危険があります。結局、私が夕方に帰宅した時には荷物はまとまっていて、下の子の気分が大いに盛り上がっていたりしました。私が下の子をバスまで見送ります。右上の写真は、大きな荷物を背負ってバスに乗り込む下の子です。

それにしても、大阪のスキーバスの事故以来、私も別の方向から少し心配をしたりしていました。規制緩和が進んでバス業界への参入が増えた結果として、過酷な勤務条件の中で、バスの運転手さんが事故を起こす確率が高くなっているような報道すらありました。それに、何よりも、我が家で一番小さくて年端もいかない小学2年生を一人で送り出すんですから、親バカの私なんかの心配は大きいです。ボーイスカウトの仲間といっしょで、たくさん大人もいるとは理解していますが、我が子を一人で送り出す親の心配は常につきまといます。でも、こうして子供は成長して行くんでしょうから、心配しつつも暖かく送り出しました。

スキー合宿が終わって、下の子が日曜日に帰宅するまで、ずいぶんと静かでチョッピリ寂しい我が家です。

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2007年3月 1日 (木)

NUMAファイル・シリーズ「コロンブスの呪縛を解け」を読み終える

今年に入ってから、仕事に役立ったり、勉強になる本を読んでいません。少し反省しています。年末年始休みに、昨年末の12月26日のエントリーで取り上げたような読書計画で、それなりのボリュームを読んでから、1月は芥川賞や直木賞の発表の季節ですし、純文学の方に傾いてしまいました。1月11日には読書感想文で村上春樹さんの「海辺のカフカ」について取り上げましたし、その後、読書感想文は書きませんでしたが、やっぱり、村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」を第3部まで読んだり、2月14日のバレンタインデーには芥川賞を受賞した青山七恵さんの「ひとり日和」の読書感想文をアップロードしたりしています。よくよく考えれば、昨年のこの1-2月の時期も、芥川賞を受賞した絲山秋子さんの「沖で待つ」とか、直木賞を受賞した東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」の読書感想文をアップしたりしています。毎年、正月明けはこのような読書傾向があるのかもしれません。
NUMAそれはともかく、このところ、さらに遠く脱線して、クライブ・カッスラー海洋冒険小説まで読んでしまいました。タイトルにあるNUMAファイル・シリーズの第1作となる「コロンブスの呪縛を解け」です。いつものカッスラーものと違って、主人公はダーク・ピットとアル・ジョルディーノではなく、カート・オースチンとジョー・ザバーラです。でも、どちらも新潮文庫から出ています。主人公の相棒役はラテン人であることも共通していますし、米国の架空の政府機関である国立海洋海中機関を舞台にしていることも同じです。国立海洋海中機関は英語では National Underwater and Marine Agency といい、NUMAと略称されます。NUMAの長官はジェームズ・サンデッカー提督です。なお、サンデッカー提督は後に副大統領に選出されるそうです。右上の画像がそのロゴマークです。画像は作者のカッスラーが運営するNUMA.netへのリンクを張ってあります。言うまでもありませんが、ホームページは英語ですので、念のため。

一応、お約束で、カッスラーの作品一覧は以下の通りです。
まず、ダーク・ピットとアル・ジョルディーノの活躍するシリーズです。

  • 海中密輸ルートを探れ (The Mediterranean Caper, 1973)

  • 氷山を狙え (Iceberg, 1975)

  • タイタニックを引き揚げろ (Raise the Titanic!, 1976)

  • QD弾頭を回収せよ (Vixen 03, 1978)

  • マンハッタン特急を探せ (Night Probe!, 1981)

  • スターバック号を奪回せよ (Pacific Vortex, 1982)

  • 大統領誘拐の謎を追え (Deep Six, 1984)

  • ラドラダの秘宝を探せ (Cyclops, 1986)

  • 古代ローマ船の航跡をたどれ (Treasure, 1988)

  • ドラゴンセンターを破壊せよ (Dragon, 1990)

  • 死のサハラを脱出せよ (Sahara, 1992)

  • インカの黄金を追え (Inca Gold, 1994)

  • 殺戮衝撃波を断て (Shock Wave, 1996)

  • 暴虐の奔流を止めろ (Flood Tide, 1998)

  • アトランティスを発見せよ (Atlantis Found, 2001)

  • マンハッタンを死守せよ (Valhalla Rising, 2002)

  • オデッセイの脅威を暴け (Trojan Odyssey, 2005)

  • 極東細菌テロを爆砕せよ(Black Wind, 2006)

それから、カート・オースチンとジョー・ザバーラの活躍するNUMAファイルのシリーズは以下の通りです。

  • コロンブスの呪縛を解け (Serpent, 2000)

  • 白き女神を救え (Blue Gold, 2003)

  • 呪われた海底に迫れ (The Sea Hunters II, 2003)

  • ロマノフの幻を追え (Fire Ice, 2004)

  • オケアノスの野望を砕け(White Death, 2006)

加えて、ダーク・ピットのシリーズには、まだ邦訳されていない"Treasure of Khan"があり、MUNAファイル・シリーズには同じく、"Lost City"と"Polar Shift"があります。上の表には原題と邦題を並べましたが、かなり思い切った翻訳がなされているようですので、私のつたない語学力で日本語の表題を推測するのは止めにしておきます。それから、NUMAファイル・シリーズはポール・ケンプレコスとの共作とされています。なお、上の一覧はWiki Pediaから取ったんですが、明らかに分類を間違えているのは訂正しておきました。
私もカッスラーの作品すべてを読んだわけではないんですが、少なくとも、つい最近読み終えた「コロンブスの呪縛を解け」では、主人公はカート・オースチンであっても、チョコッとダーク・ピットとアル・ジョルディーノも登場します。NUMAのエレベーターホールでカート・オースチンと言葉を交わしたりします。でも、私が読んだダーク・ピット・シリーズにはカート・オースチンは登場しません。もちろん、私が読んだ範囲内のことであって、さらに、私が読み落としている可能性も十分あります。
「コロンブスの呪縛を解け」を読んだ限りは、やっぱり、完璧な人物像を提供しているダーク・ピットとカート・オースチンにがあるような気がします。ダーク・ピットはサンデッカー提督がNUMAを去って副大統領になった後はNUMAの長官になりますし、それ以外でも、体力や胆力が抜群で、成績も優秀、常にエリートコースを歩み、ハンサムでなおかつ父親が上院議員である裕福な家庭の出身で、もちろん、人柄もよく、美人の下院議員と結婚するという、何一つして欠けることのないスーパーなキャラクターです。NUMAファイル・シリーズのカート・オースチンはこうは行きません。

全然、読書感想文になってなくて、トリビアに近いんですが、長くなりますので、この辺でヤメにします。今日からは月も変わりましたので、もう少し勉強になる本を読み始めたいと思います。

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今日は女房の誕生日

今日も東京はいいお天気でよく晴れました。朝のうちは寒かったんですが、私がランチに出た昼ころには気温も上がっていました。風も強くなくて、の訪れが近いことを感じさせました。

今日は女房の誕生日です。一応、忘れずにおめでとうと声をかけておきます。でも、結婚してから相当年数がたち、子供達が2人とも小学校に上がったんですから、特に何の行事もありませんでした。私の誕生日もこんなもんです。私も何かプレゼントでもと思わないでもありませんでしたが、止めにしました。普段はお誕生会好きの下の子も、このところ大忙しで、特に豪華なお誕生会の要求もしません。もうすぐ、いかにも日本的な、空気のような関係の夫婦になるのかもしれません。

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