今日からクールビズが始まる
今日は朝からにわか雨が降った後、昼前にはいいお天気になりました。でも、気温はそんなに上がりませんでした。
今日から6月が始まり、官庁ではいっせいにクールビズになりました。夕刊でも閣議がかりゆし一色だったと報じられています。もっとも、気温は上がらなかったし、それに、松岡農林水産大臣が亡くなった直後だけに、地味めのスタートらしいです。いつもの朝日新聞のサイトから引用すると以下の通りです。
安倍内閣の全閣僚が1日、沖縄県産の「かりゆしウエア」のシャツ姿で勢ぞろいし、国会内で初の「かりゆし閣議」を行った。この日は冷房設定温度を上げて軽装で働く「クールビズ」の初日。安倍首相は、沖縄の産業振興に一役買おうと、4月の参院沖縄補選の際に公約していた。
ただ、この日朝は肌寒く、薄い水色の長袖シャツ姿の首相は思わず「寒い……」。同僚だった松岡前農水相の自殺から間もないことに配慮してか、多くの閣僚が薄い青色や灰色で柄も少なめの地味な服装だった。
クールビズは今年で3年目です。私も今日からクールビズにしました。朝方から寒かったので長袖のバティックにしました。一応、政府では、上着なし、ネクタイなしとクールビズを定義しています。よく分からないのは、女性については、これに準ずるとしかないことです。それはともかく、もちろん、どこまでも崩れていいものではなく、タンクトップやTシャツなどのプルオーバーのもの、また、短パンやサンダルはダメとなっていたりします。逆にいえば、スニーカーはいいようなんですが、このあたりはあいまいです。実は、在チリ大使館に勤務していた時、ある商社の現地法人の社長さんの社宅に大使以下の大使館員全員が招かれたことがあったんですが、私がスニーカーを履いて行ったところ、翌日、大使の次のナンバーツーの公使だか参事官だかに呼び付けられて、ああいった機会ではスニーカーはマズいので、何でもいいから皮のクツで行くように、と注意されたことがあります。これ以降、デッキシューズを愛用していました。ですから、現時点ではケガなんかの例外的なケースを除いて、私はスニーカーで役所に来るのは遠慮しています。でも、そのうちにやるかもしれません。
役所の社風なんかでかなり違うんでしょうが、現在、私が出向している役所はクールビズの自由度が高いと感じています。もっとも、3年目ですから、我々公務員もかなり慣れてきているのかもしれません。私の単なる印象ですが、地味めと報じられた今日の閣議とは違って、霞ヶ関周辺の官庁街を歩いている公務員とおぼしきクールビズ姿の人を見ても、年々派手な格好になって来ている気がしないでもありません。2年前にクールビズが始まったころは、定義通りに、上着とネクタイをはずしただけで、白いワイシャツに黒っぽいズボンの人も多かったんですが、今日なんかはかなりカラフルな印象を持ちました。
今ではどこの役所もクールビズなんでしょうが、当然ながら、2年前に始まった時には温度差がありました。私が親元官庁にいた2年前には、ある役所の事務次官や局長なんかが総理大臣官邸に上着とネクタイ姿で行ったところ、総理大臣執務室に入る際に、秘書官から上着とネクタイを外すように示唆されて、結局、上着とネクタイを総理大臣官邸に忘れて役所に戻って来た、なんてウワサがまことしやかに流されたりしました。ホントか、ウソか、私も知りませんが、あり得る話だと思ったことを覚えています。
今日6月1日から9月30日まで、4ヶ月の長きに渡るクールビズで、蒸し暑い日本の夏を乗り切りたいと思います。
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