下の子をカブ隊に連れて行った後、赤坂図書館で「赤道コンチェルト」を探す
今日も朝からまずまずいいお天気でした。気温はそんなに上がりませんでしたが、湿度が高かったような気がします。
今日は午前中に下の子を自転車でカブ隊の活動に連れて行った後、私は赤坂図書館に向かいます。いつものお決まりのコースなんですが、今日は少し趣旨が違います。4月に今の場所に移転してから、赤坂図書館のCDコーナーに試聴スペースが出来たので、ジョリベの「赤道コンチェルト」を聞こうと思ったんですが、図書館にはありませんでした。
実は、先日、知り合いから教えてもらったんですが、最近の社会人大学院だかの修士論文で話題になったのがあったらしく、私が高校生の時に「FM fan」だか何だかに寄稿した投稿が引用されているらしいと聞き及び、その中に、私はジャズのコルトレーンとジョリベの「赤道コンチェルト」を引き合いに出しているらしいんです。pdfファイルでネットに置いてありましたので、私もダウンロードして大雑把に拝読しましたが、その論文のテーマは経済ではなく、FM放送の文化史のようなものを論じています。私が高校生のころですから30年ほど前のFM放送の黎明期から展開期にかけて、FM放送で歌謡曲や演歌を流すのに反対する論調があったらしく、「週刊 FM」や「FM fan」なんかの投稿から当時のティーンを中心とした意見を膨大に引用していて、FM放送の歴史を解き明かしています。その膨大な賛否の引用のうち、アンチ歌謡曲のひとつの意見として私の投稿も紹介されています。高校生時代の私の意見は、コルトレーンや「赤道コンチェルト」のような感動を覚えないから、歌謡曲やポルナレフはFM放送には向かないと結論しています。高校生時代の自分の投稿を孫引きするのも気が引けますが、「FM fan」1975年9月8日号の読者の広場のコーナーにあるそうで、最後のセンテンスがやたらとカッコいいので、それだけを以下に引用します。
音楽とは、ベートーヴェンの言うように、「人の心から炎を打ち出さねばならない」ものであり、芸術とは、カントの言うように、「悟性の秩序づけによる感性の喜び」なのです。
高校生のころはこんなことを考えていたんですねえ。また、「吉岡さんに」と書き出して私を名指しにした上で、引用にある最後のベートーヴェンだけに着目して、日本の子守唄はベートーヴェンのように炎を打ち出さないが私は好きだ、といった国分寺市の女子大生の反論もあります。今読んでも的外れだと思いますので、当時はもっと大笑いしたんだろうと思います。それはともかく、この引用の前段で「赤道コンチェルト」が出てくるわけです。引用には氏名と学年とともに、ごていねいに住所まで掲載されていて、ピタリと私の高校生時代に一致しますので、私であることに疑いの余地はありません。しかし、情けないことに、当の本人である私がコルトレーンはともかく、「赤道コンチェルト」をすっかり忘れているので、もう一度聞きたかったんですが、港区の図書館にはないようでした。そのうちに、どこかで入手すべく考えたいと思います。
結局、カブ隊の活動を終える時刻まで図書館にいて、下の子といっしょに自転車で帰宅します。下の写真は団地に帰り着いた下の子です。いろいろと荷物を持たされたりして、昼食の直前でもありますので、少し疲れた表情が見えます。
午後からは再びボイースカウト活動の拠点になっている神社に出かけます。今度はスカウト隊員の保護者として、スカウト団の団総会に出席します。昨年度の活動の会計の決算や今年度の予算、それから、2年に一度の人事案件などを決めるための団総会です。長々とご説明を拝聴して、1時間ほどで重要議案の決定を終えます。その後、保護者に対するボーイスカウト活動のご紹介と称するビデオ鑑賞会になったりします。今年の元旦にテレビ出演した際のコーラスを見た後、3月のスキー合宿のビデオも拝見します。でも、スキー検定のビデオは膨大だといわれて、下の子を見終えた時点で退散しました。
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