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2007年6月 8日 (金)

サラリーマンの小遣い調査

今日も朝からいいお天気でした。そろそろ平年であれば関東地方も梅雨入りするくらいのタイミングだと思うんですが、梅雨が近づいているようには感じられないお天気でした。

今夜は週末前ですし、軽い経済ネタを取り上げたいと思います。というのは、昨日、 GE Money がサラリーマンの小遣い調査を発表しました。この調査によると、サラリーマンの平均小遣いは4万8,800円、昨年比3,300円のアップとなるそうです。調査は4月末の2日間で、インターネットにより全国500人のサラリーマンを対象にしているそうです。まずは、 GE Money のサイトから総括的な表とグラフを引用すると以下の通りです。

全体平均  48,800円(100円台以下は四捨五入)
●年代別
   20代=56,100円
   30代=45,500円
   40代=42,100円
   50代以上=51,300円
●未既婚別
   未婚=62,000円
   既婚=37,000円
●子どもの有無
   あり=36,900円
   なし=59,300円
●奥さんの仕事
   専業主婦=36,800円
   共働き=36,800円
●住居地
   関東4県=59,300円
   その他=40,000円

サラリーマンの小遣い調査

GE Money のサイトとともに、日経プレスリリースの pfd 資料からこのサラリーマン小遣い調査を私なりにひも解くと以下の通りです。
まず、ここ2-3年のグラフの上向き具合をどのように評価するかなんですが、よく言えば、着実に上向いている、とも言えますし、否定的に考えれば、力強さに欠ける、とも言えます。もちろん、バブル末期から崩壊初期の70,000円台には遠く及びませんが、デフレのピークだった時期の40,000円割れよりは増加しています。もっとも、バブルなんて20年近くも昔のことですから、今の30歳代のサラリーマンは体験していないんだろうと思います。
年代別の特徴を拾うと、就職の氷河期を経験している20歳代には堅実性が見られるようです。例えば、調査項目として、「小遣い額がになったら何に使いますか」という質問があるんですが、トップ回答の「貯蓄・投資」が全体では41.4%のところ、20代サラリーマンでは52.0%と全体よりも10ポイントも多くなっていたりします。また、今回の結果で唯一小遣いが減少した年代である30歳代は「飲み代」も昨年の5,650円が今年は4,020円に減少し、「外食回数」でも1カ月の外食平均が昨年の4.3回から今年は3.1回と大きく減っています。聞くところによれば、住宅ローン金利や地価の上昇傾向を背景に団塊ジュニア世代が昨年あたりから積極的にマンションを購入している動きが見られるとのことで、住宅ローンを抱える30歳代の苦しい懐事情がうかがえます。逆に、団塊の世代を含む50歳代は元気そのもので、先ほどの「小遣い額が倍になったら何に使いますか」という質問に対し、「趣味を充実させる」と回答した人が45.6%と全体の37.8%を大きく上回っていたりします。
地域的な特徴は私の出身の関西圏で見られたりします。すなわち、この調査では「人生で一番大切なものは何か」という質問があって、全国平均では1位「家族」(62%)に次いで、2位に「健康」(61%)、3位は「お金」(47.8%)が順当に位置しているんですが、「お金」については関西圏では64.7%に上り、全国平均や首都圏の47.1%に比較してとっても高かったようです。何となく分かる気がします。また、意外なところでは、同じ質問で「出世・地位」は全国平均でも3.4%とかなり低くなっているんですが、何と東海圏ではゼロだったそうです。トヨタの地元で、日本国内でも最も景気がいいと言われている東海圏なんですが、意外な一面を見た気がします。もっとも、ホントに「出世・地位」に興味がないのか、そのように回答することを避けているのか、私にはよく分かりません。

私はこの手の調査は割合といい加減だと認識しているんですが、結果を精査すると、かなりもっともサラリーマン像が浮かび上がるような気がします。

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