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2007年7月26日 (木)

子供向けファンタジーの読書感想文

今日も、朝からいいお天気で気温も上がって、蒸し暑い一日でした。関東地方はまだ梅雨明けしないんでしょうか?

ここしばらく経済書を離れて、子供向けのファンタジーばっかり読んできました。その多くは我が家の子供達のために買い与えたりしたんですが、そろそろ、読み飽きた気もしないでもありませんので、このあたりで読書の傾向を変化させようと考えています。これを機会に、今夜と明日は読み貯めた子供向けのファンタジーに関する読書感想文を残しておきたいと思います。ちなみに、この間、ハリー・ポッターのシリーズのように、以前に読んだことのある本も含めて、以下の本を読み切りました。実は、アマゾンのリストマニアにアップしてあるエコノミストが読んだ子供向けの本とまったく同一だったりします。

  1. J.K. ローリング「ハリー・ポッターと賢者の石」(静山社)
  2. J.K. ローリング「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(静山社)
  3. J.K. ローリング「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(静山社)
  4. J.K. ローリング「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(静山社)
  5. J.K. ローリング「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(静山社)
  6. J.K. ローリング「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(静山社)
  7. オーエン・コルファー「アルテミス・ファウル〈1〉妖精の身代金」(角川書店)
  8. オーエン・コルファー「アルテミス・ファウル〈2〉北極の事件簿」(角川書店)
  9. オーエン・コルファー「アルテミス・ファウル〈3〉永遠の暗号」(角川書店)
  10. オーエン・コルファー「アルテミス・ファウル〈4〉オパールの策略」(角川書店)
  11. デブラ・ドイル「サークル・オブ・マジック〈1〉魔法の学校」(小学館)
  12. デブラ・ドイル「サークル・オブ・マジック〈2〉邪悪の彫像/王様の劇場」(小学館)
  13. デブラ・ドイル「サークル・オブ・マジック〈3〉ブレスランドの平和」(小学館)
  14. デブラ・ドイル「サークル・オブ・マジック〈4〉魔法学校再訪/氷の国の宮殿」(小学館)
  15. ジョナサン・ストラウド「バーティミアス〈1〉サマルカンドの秘宝」(理論社)
  16. ジョナサン・ストラウド「バーティミアス〈2〉ゴーレムの眼」(理論社)
  17. ジョナサン・ストラウド「バーティミアス〈3〉プトレマイオスの門」(理論社)
  18. ダレン・シャン「ダレン・シャン〈1〉奇怪なサーカス」(小学館)
  19. ダレン・シャン「ダレン・シャン〈2〉若きバンパイア」(小学館)
  20. ラルフ・イーザウ「ネシャン・サーガ〈1〉ヨナタンと伝説の杖」(理論社)
  21. ラルフ・イーザウ「ネシャン・サーガ〈2〉第七代裁き司の謎」(理論社)
  22. ラルフ・イーザウ「ネシャン・サーガ〈3〉裁き司最後の戦い」(理論社)
  23. チャーリー・フレッチャー「ストーンハート」(理論社)
  24. 伊藤遊「鬼の橋」(福音館書店)
  25. 伊藤遊「えんの松原」(福音館書店)

「ハリー・ポッター」「アルテミス・ファウル」「バーティミアス」「ストーンハート」については、すでに読書感想文の日記で取り上げていますし、伊藤遊さんの平安朝ファンタジーについては明日にでも詳しく取り上げたいと思いますので、今夜は「サークル・オブ・マジック」とシリーズすべてを読んだわけではないんですが、「ダレン・シャン」、さらに、ついでで、「ネシャン・サーガ」について感想を書きたいと思います。と言うのは、何かの雑誌で読んだんですが、小学生向けの外国ファンタジーのベスト3は「ハリー・ポッター」と「ダレン・シャン」と「サークル・オブ・マジック」だそうですし、ついでに、ドイツ人作者の「ネシャン・サーガ」も無理やりにいっしょにしてみました。今夜のエントリーは短くまとめるつもりですので、ネタバレはありません。

まず、「サークル・オブ・マジック」は主人公のランドルが騎士への道を諦めて魔法学校に入学するところから始まり、吟遊詩人のリースや騎士を目指していたころの仲間であり、いとこでもあるサー・ウォルターの3人がオークとトネリコとナナカマドの3本の木が絡まりあった姿に象徴されるように、3人で力を合わせてブレスランドを平和に導くという物語です。なお、第4話はかなり遅れて発表され、少しオマケの雰囲気があります。魔法使いの少年が主人公との設定で、「ハリー・ポッター」よりも数年早く発表され、「ハリー・ポッター」の原型とも言われますが、大きく違うのは悪魔が出て来て人の心を惑わせる場面があるところです。ランドルがリースなんかとともに旅をする際の出来事なんかも、非常によく考えられたストーリー展開だと思います。

「ダレン・シャン」は魔法使いではなく、主人公のダレン・シャン少年が吸血鬼=バンパイアになってしまいます。スリリングなアクションシーンは余りないんですが、ストーリーの展開がテンポよくて、まったく予想もしない方向に話が進むので、やたらと面白いです。全部で10話くらいあると思うんですが、子供を飽きさせないように作られているような気がします。「ハリー・ポッター」の作者も絶賛したと報じられていました。「ハリー・ポッター」の場合は魔法使いの少年が主人公ですから、実際には、あり得ない魔法が使われるんですが、ちょっとだけ、「ダレン・シャン」ではホラー仕立てにもなっていますし、ひょっとしたら、少なくとも子供心には、あり得るんではないかと思わせるような展開が興味を引くことと思います。ハードカバーでは各巻300ページくらいなんですが、我が家の子供達はおにいちゃんも下の子も1日で150-200ページくらい読み進んでしまいます。それだけ、面白くて目が離せないストーリー展開なんだと思います。「ハリー・ポッター」とともに、現時点での我が家の子供達のお気に入りです。

最後に、「ネシャン・サーガ」なんですが、これは少し物語が重いです。「モモ」や「果てしない物語」で有名なエンデが絶賛したと言うことですが、ここまで宗教的な色彩が強いとキリスト教世界から外れた辺境にある日本では受け入れられない気がしないでもありません。ストーリーはとってもよく練られているんですが、主人公のヨナタン少年に与えられたミッションが世俗を離れて余りに宗教的で、文章としても明るい雰囲気がありません。ネシャンのヨナタンとスコットランドのジョナサンの2人の主人公を読み解くためには、それなりの読解力も必要です。「ハリー・ポッター」や「ダレン・シャン」のような娯楽作品ではなく、きちんとした文学作品として読むべき大作ではないかと思います。

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