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2007年8月30日 (木)

ハリー・ポッター第7話「死の秘宝」のネタバレ第1弾

今日は朝から雲が広がり、午前中はが降りました。午後からは雨は上がったんですが、気温は上がりませんでした。

ハリー・ポッターの第7巻「死の秘宝」、原題は "Harry Potter and the Deathly Hallows" の発売から1ヶ月がたちました。私も全部を完読したわけではないんですが、各種掲示板なんかも参照しつつ、かなり内容が明らかになって来ましたので、内容の真実性を無保証としつつ、少しネタバレで取り上げたいと思います。第7巻の発売前に最も興味を引いたのは誰が死ぬか、なんですが、取りあえず、今夜のところは、ヴォルデモート卿の分霊箱 (horcrux) の行方です。
まず、結論から言うと、第6話の最後で死んだダンブルドア校長先生の予想が正しく、分霊箱は7つあります。しかし、すでに、2つは破壊されていて、1つは持ち出されています。第2話の「秘密の部屋」でトム・リドルの日記はハリーがバジリスクの牙で破壊しました。それから、破壊の場面はそんなに明らかではないんですが、第6巻でダンブルドア校長先生がゴーントの家にあった指輪を破壊しています。さらに、第6巻までの段階ではまだ破壊されていませんが、スリザリンのロケットが R.A.B. によって持ち出されたことが第6巻で明らかになっています。なお、 R.A.B. はやっぱり、シリウスの弟のレギュラス・ブラックでした。もちろん、第7巻で残るすべての分霊箱が破壊されます。当然です。

まず、第7巻「死の秘宝」の章別構成です。36章+エピローグですから、これだけですごく長くなります。

  1. The DarkLord Ascending/闇の帝王の台頭
  2. In Memoriam/追悼文
  3. The Dursleys Departing/ダーズリー家の旅立ち
  4. The Seven Potters/7人のポッター
  5. Fallen Warrior/落ちた戦士
  6. The Ghoul in Pyjamas/パジャマを着たグールお化け
  7. The Will of Albus Dumbledore/アルバス・ダンブルドアの遺言
  8. The Wedding/結婚式
  9. A Place to Hide/隠れ家
  10. Kreacher's Tale/クリーチャーの物語
  11. The Bribe/袖の下
  12. Magic is Might/魔法は力なり
  13. The Muggle-Born Registration Commission/マグル生まれ登録委員会
  14. The Thief/盗人
  15. The Goblin's Revenge/ゴブリンの報復
  16. Godric's Hollow/ゴドリックの谷
  17. Bathilda's Secret/バチルダの秘密
  18. The Life and Lies of Albus Dumbledore/アルバス・ダンブルドアの一生と偽り
  19. The Silver Doe/銀の雌鹿
  20. Xenophilius Lovegood/ゼノフィリウス・ラブグッド
  21. The Tale of the Three Brothers/三兄弟の物語
  22. The Deathly Hallows/死の秘宝
  23. Malfoy Manor/マルフォイの屋敷
  24. The Wandmaker/杖職人
  25. Shell Cottage/シェル・コテージ
  26. Gringotts/グリンゴッツ
  27. The Final Hiding Place/最後の隠し場所
  28. The Missing Mirror/鏡のかたわれ
  29. The Lost Diadem/消えたティアラ
  30. The Sacking of Severus Snape/セブルス・スネイプの解雇
  31. The Battle of Hogwarts/ホグワーツの戦い
  32. The Elder Wand/ニワトコの杖
  33. The Prince's Tale/プリンスの物語
  34. The Forest Again/ふたたび森へ
  35. King's Cross/キングズ・クロス
  36. The Flaw in the Plan/計画の欠点
  37. Epilogue/エピローグ Nineteen Years Later/19年後

それでは、本日のハイライトで、重複を含めて、7つの分霊箱は以下の通り破壊されます。

  1. リドルの日記
    第2巻「秘密の部屋」でハリーがバジリスクの牙で破壊しました。
  2. ゴーントの指輪
    第6巻「謎のプリンス」でダンブルドア校長先生が破壊しました。その際に、ダンブルドア校長先生は呪いを受けます。杖腕が黒く萎えてしまったのはすでに明らかですが、より詳しくは別の機会に譲ります。
  3. レイブンクローの髪飾り
    ホグワーツ校の必要の部屋にありました。ドラコ・マルフォイの取巻きのクラッブが誤って破壊してしまいます。
  4. スリザリンのロケット
    R.A.B. すなわち、シリウスの弟のレギュラス・ブラックが屋敷しもべのクリーチャーの助けを借りて持ち出し、グリモールド・プレイス12番地のブラック家にありましたが、不死鳥の騎士団の本部として使われている時に、マンダンガス・フレッチャーが盗んで魔法省のアンブリッジ次官(ホグワーツ校の校長だったこともあります)に賄賂として渡します。これをハリー、ロン、ハーマイオニーが取り返し、ロンがグリフィンドールの剣で破壊します。
  5. ハッフルパフのカップ
    ベラトリックス・レストレンジがグンリンゴッツ銀行の貸し金庫に預けたので、ハーマイオニーがベラに変身して持ち出し、バジリスクの牙で破壊します。
  6. ナギニ
    ヴォルデモート卿のペットである蛇のナギニも分霊箱でした。最後の方のホグワーツ校を舞台にした戦いの中で、ダンブルドア軍団のリーダーとなったネビル・ロングボトムがグリフィンドールの剣で殺しました。
  7. ハリー
    第7巻発売前に予想されていた通り、ハリー本人もヴォルデモート卿の分霊箱でした。ヴォルデモート卿自身がハリーをいったん殺害します。しかし、ゴーントの指輪を使って、生死の境でハリーはすでに死んだダンブルドア校長先生と会話し、結果的に、ハリーの中のヴォルデモート卿の部分だけが死んで、ハリーは生き返ります。主人公は死にません。

当然ながら、ハリーは生き残って、ヴォルデモート卿は死にます。次の機会があれば、第7巻の発売前に大いに話題になった、誰が死ぬか、について取り上げたいと思います。

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