ハリー・ポッターの映画「不死鳥の騎士団」を見に行く
今日も朝からいいお天気で気温もグングン上がりました。猛暑日だったようです。
今日は夏休みの続きで、ハリー・ポッターの第5話の「不死鳥の騎士団」の映画を家族そろって見に行きました。もちろん、洋画なんですが、最近では吹替え版も同時に上映されていますので、小学生のいる我が家は吹替え版を見ます。結局、家で見ているDVDと同じ感覚だったりします。
我が家では私とおにいちゃんが原作を読んでいるので、映画観賞会では主役となって、原作と映画の違いなんかを論じます。特に、今日は私の大好きなウィーズリー家の双子の兄弟、ロンの兄であるジョージとフレッドを中心に進めます。なお、今日のエントリーはハリー・ポッターの第5話と第6話、それに、もちろん、映画の「不死鳥の騎士団」に関して、ネタバレがいっぱいありますので、十分ご注意下さい。
まず、おにいちゃんが指摘したのは、映画ではクィディッチの試合がないことです。ハリー・ポッターではクィディッチの試合がかなり大きな役割を果たしますので、映画で大幅にカットされているのは少し違和感があります。オリバー・ウッドからキャプテンを引き継いだアンジェリーナ・ジョンソンの苦悩も出て来ません。特に、原作では、クィディッチの試合で大乱闘を引き起こしたハリーとロンの兄でウィーズリー家の双子であるジョージとフレッドの計3人がアンブリッジ先生に箒を取り上げられてしまうんですが、その場面がありません。ですから、双子のジョージとフレッドが大騒ぎを起こしてホグワーツ校から脱出するシーンも、二重の意味で華やかさに欠けます。第1に、ジョージとフレッドが大騒ぎを起こすのは原作ではハリーがシリウスと連絡を取るための時間稼ぎのための陽動作戦であって、試験をめちゃくちゃにするためではありません。第2に、クィディッチの試合の乱闘で取り上げられた箒を呼び寄せ呪文でアンブリッジ先生の部屋から手元に呼び寄せるシーンもありません。
私が指摘したのは監督生についてです。夏休みの間、ハリーとロンとハーマイオニーがシリウス・ブラックの家、というか、不死鳥の騎士団の本部というか、要するに、グリモールド・プレイス12番地に滞在している時に、原作では、グリフィンドール寮の監督生にロンとハーマイオニーが選ばれたので、バッジが送られて来ます。子供達の母親であるモリー・ウィーズリーが感激して、「ビル、チャーリー、パーシー、そして、ロンと、我が家の子供達はみんな監督生だわ」と叫ぶと、監督生にはなれずに監督生の兄パーシーを小馬鹿にしていたジョージとフレッドの双子が「おれたちゃなんだよ。お隣さんかよ」とふて腐れるシーンがあって、私は大好きなんですが、この場面はありませんでした。ロンとハーマイオニーが監督生となってその仕事のために、少しハリーから距離を置かざるを得なくなったり、スリザリン寮で監督生になったドラコ・マルフォイが権力を誇示したりするシーンもありませんでした。また、シリーズ第6話の「謎のプリンス」では、ロンとハーマイオニーの監督生に加えて、ハリーがグリフィンドール寮のクィディッチのキャプテンになり、ロンがレギュラーのゴールキーパーに挑戦するんですが、映画ではこのままクィディッチは忘れ去られてしまうんでしょうか?
映画としては、ハリーが閉心術をスネイプ先生から習う場面で、ヴォルデモート卿を含めて少し気持ち悪いシーンがフラッシュするんですが、それを除けば、最後の魔法省での不死鳥の騎士団と死喰い人とのバトルのハイライトなんか、映画としてはとってもよく出来ています。前回の映画の「炎のゴブレット」から登場したチョウ・チャンよりも、今回の映画から登場したルーナ・ラブグッドの方が印象的ですし、双子のジョージとフレッドに加えて、シリーズが進むに従って重要な役割を果たすネビル・ロングボトムはますます背が伸びています。トンクスやベラトリックスのキャラもあんな感じなんだろうと納得させられます。総合的に考えて、とってもオススメの映画なんですが、私のようにウィーズリー家の双子のファンには少し物足りないかもしれません。
下の写真は、映画館で開演を待って退屈気味の子供達と、映画を見終えた後の子供達です。
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