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2007年10月25日 (木)

飲酒運転には厳罰で対処するのが効果的か?

今日は、朝からまずまずいいお天気だったんですが、昼過ぎから雲が広がり始めました。陽射しがなくて肌寒かったです。秋晴れのいいお天気がしばらく続いていたんですが、予報ではお天気は下り坂で、明日は雨らしいです。

かねてから、私は飲酒運転の撲滅をこのブログでも訴えて来て、昨年2006年の9月12日付けのエントリーでも取り上げたんですが、今日の新聞の夕刊で、飲酒運転の厳罰化を定めた改正道路交通法の施行から1カ月間で、何と、飲酒運転が4割も減ったとの記事を見かけました。いつもの asahi.com から引用すると以下の通りです。

飲酒運転が厳罰化された改正道路交通法の施行から1カ月間(9月19日 - 10月18日)で、飲酒による事故は350件と06年同期より約40%減ったことが、警察庁のまとめで分かった。酒酔いや酒気帯び運転など運転者の検挙も06年10月の約35%減の5652件。警察庁は「法改正の効果ではないか」とみている。
改正法では、酒を飲んだ人に車両を貸したり運転者に酒を提供したりした者や、酒を飲んだことを知りながら要求・依頼して同乗した者を直接罰する規定を新設。これらの罪での検挙71件のうち、要求・依頼同乗罪での検挙が46件と最も多かった。

きっかけのひとつとして、福岡市の職員が飲酒運転で追突事故を起こし、幼児3人が犠牲になった事故、というか、いたましい事件がありました。私のような薄給の公務員はマイカーすら所有しておらず、この2-3年で自宅でお酒を飲んだのは、2年前に阪神タイガースがセリーグの優勝を決めた夜と、つい先日のクライマックス・シリーズ第1ステージで阪神がボロ負けした第2戦の夜の缶ビールだけですので、運転せず飲酒せずですから、飲酒運転はあり得ないんですが、その後もいくつか飲酒運転の事故があったように記憶しています。
「アメとムチ」なんてよく言われますが、運転については無事故無違反の人でも免許証がゴールドになったり、免許証の更新手続きが簡素化されるくらいですから、アメの方はハッキリ言って限界があります。さすれば、ムチの方を厳罰化するしか方法がないと言えます。飲酒運転に関する厳罰化規定を盛り込んだ法律の施行後、まだ1ヶ月だけの統計ではあるんですが、飲酒運転が大きく減少している結果はとっても喜ばしいと思います。自動車は1トンの鉄の塊であって、それ相応のスピードで生身の人間にぶつかると、大ケガをしたり命を落としたりする可能性が大いにあるわけですから、運転する方々は十分ご注意下さい。飲酒運転はもっての外です。この先、12月から1月にかけては年末年始の忘年会や新年会でお酒を飲む季節を迎えます。くれぐれも、飲酒運転はしないよう、周囲の人もさせないよう、飲酒運転撲滅のために、交通事故を減少させるために、自覚を高めるべき時期だと思います。

最後に、タイトルにした「飲酒運転には厳罰で対処するのが効果的か?」についてですが、私の答えは、もちろん、"Yes, it is."です。

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