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2008年1月17日 (木)

第138回の芥川賞は川上未映子さんの「乳と卵」

今日も、朝から少し雲が広がっていたんですが、すぐに冬晴れのいいお天気になりました。しかし、ここ数日と同じで気温は上がらず、加えて、風も強かったので、とっても寒かったです。

文學界12月号

このブログの昨夜のエントリーでもチラリと触れたんですが、川上未映子さんの「乳と卵」が第138回の芥川賞を受賞することが決まりました。同じく直木賞は桜庭一樹さんの『私の男』(文藝春秋)が受賞しました。誠におめでとうございます。詳しくは「文藝春秋」の」芥川賞のホームページなどをご覧下さい。候補作も含めて作者の略歴などが紹介されています。贈呈式は2月22日に東京丸の内の東京会館で開催されるそうです。ということで、取りあえず、asahi.com のサイトから、申し訳ないですが、長くなるので、直木賞の部分を割愛して芥川賞に関する部分だけを引用すると以下の通りです。

第138回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に川上未映子(みえこ)さん(31)の「乳(ちち)と卵(らん)」(文学界12月号)が、直木賞に桜庭一樹(さくらば・かずき)さん(36)の「私の男」(文芸春秋)が選ばれた。中国人で初の芥川賞候補となった楊逸(ヤン・イー)さん(43)は次点で受賞を逃した。副賞は各100万円。授賞式は2月22日午後6時から、東京・丸の内の東京会館で開かれる。
川上さんは大阪市生まれ。同市立工芸高校卒。07年「わたくし率イン歯(は)ー、または世界」で初めて芥川賞候補になった。東京都世田谷区在住。
「乳と卵」は、30代の女性が、大阪から上京してきた姉とその小学生の娘と過ごす3日間の物語。大阪弁のノリのよい語りで母娘の愛憎や肉体への違和感を描き出す。
川上さんは会見で「びっくりしています。受賞前も受賞後も、人に何か切実なものを感じてもらうために書くことに変わりはないが身の引き締まる思いです」と語った。
芥川賞選考委員の池澤夏樹さんは「声が聞こえてくる滑らかな文体、たくらみがある構成が非常に良くできている」と評価した。楊さんについては「勢いはあるが、文章が芥川賞のレベルに達していない、という理由で見送られた」と述べた。

まあ、芥川賞も直木賞もフタを開けて見れば本命で決まった、といったところでしょうか。私がいつも参考のために拝見にしている大森望さんと豊崎由美さんが繰り広げる文学賞メッタ斬り!のサイトでも川上未映子さんの「乳と卵」と桜庭一樹さんの『私の男』が大本命に推されていましたし、私の知り合いでも、少なくとも芥川賞に関しては「乳と卵」の独走という感想を聞きました。意外だったのは、失礼ながら、文学賞メッタ斬り!なんかで最低の評価だった楊逸さんの「ワンちゃん」が次点と報道されていることです。話題作りの人寄せパンダで候補に入れたというウワサも耳にしましたし、新人賞枠だとしても「ワンちゃん」よりは文藝賞を受賞した磯崎憲一郎さんの「肝心の子供」の方がいいとの評価もあったりしたんですが、芥川賞の選考委員からは高い評価を受けたようです。いずれにせよ、私は読んでいないので何とも言いようがありません。
もちろん、報道だけでなく、川上未映子さんのブログ「純粋悲性批判」でも今朝の10時過ぎにご報告のエントリーがアップされていたりします。やや不思議なのはトラックバックを受け付けていないのか、とっても数が少ないことです。記念に私のこのエントリーからはトラックバックを飛ばしてみようと思います。善良なる大多数の方々にはどうでもいいことです。

昨夜のブログにも書きましたが、私はいつもの通り、2月発売の「文藝春秋」3月号で選評とともに拝読したいと考えています。特に、前回の選評では他の作品と並べて「わたくし率イン歯ー、または世界」の表題について「作品の表題がいい加減」と評していた石原慎太郎さんの選評が楽しみだったりします。なお、今夜のエントリーも本を読んだ感想文ではないんですが、文学界の話題ということで読書感想文の日記に分類しておきます。

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