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2008年1月11日 (金)

「ハリー・ポッター」の最終巻に書かれていない周辺事情

今日は、朝からが広がり夜になって雨が降り出すとの天気予報だったんですが、現時点ではまだ雨は降っていないようです。陽射しはなかったんですが、まずまず気温は上がったように感じました。降るとしても今夜は雨だそうですが、明日まで降り続いて、明日は雪かもしれないとの天気予報です。

「ハリー・ポッターと死の秘宝」

ハリー・ポッター最終巻の「死の秘宝」も邦訳出版まで半年余りとなりました。上の画像は私が読んだ米国版と異なり、英国版の表紙です。一般の報道にはこちらが使われていた気がします。金庫破りのためにグリンゴッツに押し入って滝に打たれたあたりのイメージのように見えなくもありません。それにしては、グリップフックの姿が見えなかったりします。それはともかく、今夜は、3連休の週末前の軽い話題として、ハリー・ポッターの最終巻「死の秘宝」の本には書かれていない周辺事情について、作者のローリング女史が話したことを中心に取り上げたいと思います。もっとも、ポッターマニアのサイトに取りまとめられている情報の孫引きだったりします。少し前に発見したんですが、主要な10人の登場人物別にその後の生活振りなんかについて紹介されていましたので、私の方で部分的に解説を加えつつ引用すると以下の通りです。

ハリー・ポッター魔法省の闇祓い部 (Auror department) の部長に。ジニーと結婚し、ルーピン・トンクス夫妻の遺児テディを引き取るとともに、ジェームス、アルバス・セブルス、リリーの子供に恵まれる。
ロン・ウィーズリージョージと一緒にウィーズリー・ウィザード・ウィーズを経営。ハーマイオニーと結婚し、 Rose と Hugo の2人の子供が出来る。
ハーマイオニー魔法省の魔法生物規制管理部で屋敷しもべ妖精の地位向上に尽力。その後、魔法法執行部に異動し、純血びいきの法律の撲滅を推進。
ジニークィディッチのプロ選手となりホリヘッド・ハーピーズで数年間活躍。その後、ハリーとの結婚のため引退し、『日刊予言者新聞』のクィディッチの記者に。
ネビル・ロングボトムホグワーツの「薬草学」の教授に。
ハンナ・アボット「漏れ鍋」の女主人に。ネビル・ロングボトムと結婚。
ドラコ・マルフォイアストリア・グリーングラスと結婚。子供はスコーピウス。なお、アストリアはパンジー・パーキンソンの友人(スリザリン)のダフネ・グリーングラスの妹で、ハーマイオニーは OWL の呪文学の実技試験をダフネといっしょに受けている。
チョウ・チャンマグルと結婚。
テディ・ルーピン父親の方の人狼ではなく、母親の方の七変化に。
キングズリー・シャックルボルト終身魔法大臣に。

最後のキングズリー・シャックルボルトについては第7巻「死の秘宝」の最終章で臨時の魔法大臣に就任することが明らかにされていますが、終身魔法大臣になるようです。実は、第6話の「謎のプリンス」の冒頭で、シャックルボルトはマグルの首相の秘書官として魔法界から送り込まれていて、その事務処理能力の優秀さからか、マグルの首相にとっても気に入られているような記述があります。マグルの首相の秘書官はもちろん、魔法大臣としても行政的な能力が秀でているのかもしれません。その他の登場人物についても、とってもありそうな展開だと感心してしまいます。登場人物ではないので、上には含めませんでしたが、Elder Wand の芯はセストラルの尻尾の毛だそうです。これはどこで見たのかは忘れてしまいました。なお、職業は別にして、婚姻関係と子供については「死の秘宝」のエピローグでほとんど明らかにされていますし、このブログでも11月22日付けのエントリーで取り上げていたりします。
私は常々「ハリー・ポッター」はプロットがよく練られたストーリーだと感心していましたが、もちろんフィクションながら、ここまでありそうな展開を頭に描いた上で本を執筆してたんだとすれば、ローリング女史の想像力には感服せざるを得ません。日本を代表する小説家の村上春樹さんの作品も原語で読めますし、ひょっとしたら、私は文学史上でいい時代を生きているのかもしれません。

今夜のエントリーも火曜日に続いて、本を読んだ感想文ではないんですが、読書界での話題ということで、読書感想文の日記に分類しておきます。

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