祖母の百賀の記念写真が送られて来る
今日も、朝からいいお天気で気温も上がりました。昨日から甲子園でセンバツ高校野球が開幕し、東京と静岡で桜が開花したそうです。もうすぐ春本番だという気がします。でも、西から天気は下り坂で、東京も明日は雨が降るとの天気予報です。
昨日、買い物に出かけて暗くなってから帰宅すると、郵便でディスクが送られて来ていました。名古屋の叔父が送ってくれたようで、祖母の百賀の記念写真が50枚近く収められていました。写真1枚につき4MB前後のサイズの画像ファイルですからディスク全部では200MBほどになります。手紙が同封してあり、100歳にもなると祖母は起きている1日と寝ている1日があり、あいにくと、100歳の誕生日の当日は寝ている日に当たってしまったそうです。名古屋の叔父もとっくに定年を過ぎているハズなんですが、本人曰く「ボケ防止」でパソコンのキーを叩いて手紙をくれました。名古屋の叔父は昔から写真を趣味にしており、手紙によればカメラはニコンの一眼レフ D40X に AF-S18-135mm のレンズを使っているそうです。我が家のソニーのサイバーショットのコンパクトカメラとは写真の出来栄えが違うような気がします。さすがに、これだけのボリュームの写真を送るのはメールに添付するわけにもいきません。ディスクで送ってくれた理由がよく分かりました。でも残念ながら、そのままネットにアップするには大き過ぎるので、私の方で 500KB くらいになるようにリサイズしました。ちゃんと exif データは引き継いでいます。
上の方の写真は祖母しか写っていないので明らかなんですが、一応、下の方の写真の解説をしておきますと、中央の車イスが祖母で、後ろは右から、総理大臣の表彰状を持っているのが京都の叔父で、祖母の真後ろが写真を送ってくれた名古屋の叔父、祖母の手を取っているのが大阪の叔母です。この3人の兄に当たるのが私の父なんですが、5年前に往生しました。右側のテーブルの上に我が家から送ったお花のバスケットと祝電が見えます。なお、画像をクリックすると別画面でリサイズ後の元画像がご覧いただけます。リサイズしてもかなり大きいです。
この週末は出かける予定もなく、昨日も今日もヒマにしているので、少し、長寿のお祝いに関するウンチクを傾けます。まず、京都の叔父は祖母の100歳の誕生日を「百賀」としていますが、これ以外にも百寿ともいいます。百賀にせよ、百寿にせよ、そのままスンナリ理解できると思います。また、紀寿というのもあります。これも世紀の紀ですから、分かりやすいと思います。分かりにくいのが上寿と称する場合です。60歳を下寿、80歳を中寿、100歳を上寿とするのだそうです。それから、100歳を超えると、毎年のように百一賀、百二賀なんかのお祝いをするようですが、正直言って、そうそう毎年のように特別のお祝いもしていられないような気がしないでもありません。以下に、ウンチクを傾けた結果、調べ上げた60歳の還暦以降の長寿のお祝いの表を掲げておきます。ただし、最初のお断りで、昔は数え年で年齢を考えたんでしょうが、今では満年齢でしか数えないでしょうから、そのあたりは少し混乱しているかもしれません。ご容赦いただくとともに、ひとつの目安としてご覧ください。
お祝い | 年齢 | 由来 |
---|---|---|
還暦 | 60歳 | 十干十二支の暦では60年で一巡することから。 |
古希 | 70歳 | 唐の詩人・杜甫の曲江詩「人生七十古来稀なリ」から。 |
喜寿 | 77歳 | 草書で書いた喜の字が七十七に読めることから。 |
傘寿 | 80歳 | 傘の略字が八十と読めることから。 |
米寿 | 88歳 | 米の字を分解すると、八十八と読めることから。 |
卒寿 | 90歳 | 卒の略字が九十と読めることから。 |
白寿 | 99歳 | 百から一を取ると白になることから。 |
百賀 百寿 紀寿 上寿 | 100歳 | 文字通り100歳になったお祝い。 |
茶寿 | 108歳 | 茶の字を分解すると、十が二つと八十八になることから。 |
珍寿 | 110歳 | 文字どおり珍しいことから。 |
皇寿 | 111歳 | 皇の字を分解すると、白 (99) と十二になることから。 |
大還暦 | 120歳 | 二回目の還暦を迎えることから。 |
私も白寿あたりまでは知っていたんですが、それ以降になると馴染みがないような気がします。その昔の人生50年の時代には還暦もめずらしかったのかもしれませんが、今では人生80年とか、85年の時代ですから、定年とともに第一線を退く際の行事になっているような気がします。古希については、私の母も3年前の11月に満年齢で70歳の誕生日を迎えましたから、一家で古希のお祝いをしました。このブログの2005年11月3日付けのエントリーで取り上げています。上の表にある通り、120歳の大還暦までしか私は調べられなかったんですが、平均的な寿命が延びれば、今後、もっと先までお祝いもするのかもしれません。
昨日に続いてヒマにしている週末に、一連のエントリーの続きとして祖母の100歳をお祝いする意味で、記念日の日記に分類しておきます。
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