東大と京大の合格者発表を週刊誌で見る
今日は、朝からよく晴れていいお天気でした。気温も目いっぱい上がった気がします。来週は春分の日もありますし、春の訪れを感じさせます。
今週、役所の回覧で「読売ウィークリー」3月23日号(3月12日発売)が回って来ました。左の画像にある通り、東大・京大合格クロス表が売り物のようです。「読売ウィークリー」に限らず、今週号の新聞系週刊誌、「週刊朝日」や「サンデー毎日」なんかでも、前期試験の判明分まで東大や京大などの合格者の高校別ランキングを特集しています。なお、今日のエントリーは「読売ウィークリー」3月23日号の26ページの情報を基にしています。もちろん、この時期ですから、前期試験の結果だけですし、なぜか、いつものことで、国立大学の付属高校の結果は判明していませんから、完全な情報からはほど遠いんですが、私の出身高校は何と東大の方でも京大の方でも両方でトップテンに入っていました。チラッと見た範囲では、両大学でともにトップテンに入っているのは我が母校だけだという気がします。立派なものです。私はもう30年ほど前の卒業生ですが、後輩たちを誇りに思ってしまいます。でも、逆に言うと、京大には見向きもしない灘高校のような例もありますので、学校の方の進路指導に戦略性が欠けているのかもしれません。
繰返しになりますが、この時期の情報ですから、後期試験の合格者が欠けているのは言うまでもありませんし、国立大学付属高校の情報も欠けています。私の知る限りの30年ほど前でも、京大の場合は京都教育大学付属高校からの進学者は少なくありませんでしたし、実際に、京都教育大学付属高校から京都大学を卒業した役所の先輩もいます。また、東大の場合は、筑波大学(昔の東京教育大学)付属高校や同じく駒場高校がリストにありません。これらの学校は官界にも多くの卒業生を輩出しています。我が官界に脱線したついでに、日銀総裁候補として参議院で不同意になった日銀の武藤副総裁は開成高校のご出身と記憶していますが、去年の今ごろの時期に財務省からの天下りとして話題になった林元次官は筑波大学付属駒場高校のご出身ではなかったかと思います。
東大合格者のトップは27年連続で開成高校とありましたが、京大のトップは洛南高校だそうです。京大の2番目には西大和学園が入っています。私はこの2校はよく知りません。洛南高校の方は近鉄線の東寺駅の近くにあるんだということは、かすかに認識しているんですが、少なくとも私が京大に通っていたころには、京都大学にこれほど多くの卒業生を送り込める高校ではなかったような気がします。実は、私の役所にこの洛南高校から東大を卒業している後輩がいて、率直に質問したことがあります。要するに、学校の経営戦略が大きく変化したということなのでしょう。また、西大和学園についてはどこにあるかも、卒業生も知りません。京大だけでなく東大にもかなり合格しているようですから、そのうちに、ウチの役所にも入って来るかもしれません。
我が母校は私が卒業した後、20年くらい前に移転して生徒数も増やしています。私が通っていたころは1学年2クラスで100人足らずの小さな中学・高校でした。実は、私は大学を卒業して東京に出て来てしまったものですから、移転後の校舎に行ったことがなかったりします。奈良市内から近鉄線で少し京都の方に寄った所に移転したと記憶しています。大雑把に、私が卒業した年で、100人足らずの卒業生に浪人生を合わせて、東大に10人、京大に30人くらい進学したと記憶しています。特徴的なのは、お医者さんや歯医者さんの子供が多くて、我が家のような並みの家庭にはとっても望めないような私立の医大なんかに進学していたクラスメートもいっぱいいました。かなり前に、私の親しい証券会社の同業者のエコノミストとランチをともにしていた時に、先方のお嬢さんの小学校のお受験の話になり、ついでに我が家の方に振られて、我が家の2人の小学生が2人とも私立の医大に進学したりしたら、私が80歳まで働いてもとっても追いつかない、なんて冗談を言っていたりしました。やっぱり、格差は大きな問題なのかもしれません。
今日は、ヒマにしている週末の土曜日に、寒い受験シーズンを終えて、春を迎えた「サクラサク」の明るい話題でした。もっとも、単なる母校の自慢話だったりします。まだ、後期試験もあったりするのかもしれませんが、試験を終えた受験生をねぎらうとともに、これから試験を迎える受験生にエールを送ります。
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