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2008年4月15日 (火)

4月に始まったテレビ番組

今日は、朝からいいお天気でした。気温もグングン上がりました。花粉は相変わらずお天気がいいと多いようなんですが、それでも、最盛期は過ぎたように私は感じています。

デルトラクエスト4月は学校の新学年の始まりとともに、テレビ番組の大きな改編時期でもあります。今夜は2つ取り上げたいと思います。まず、我が家の子供達、特に下の子が4月から楽しみに見ているのが「デルトラクエスト」です。原作はオーストラリアのエミリー・ロッダさんによる同じ題名の『デルトラ・クエスト』です。日本では岩崎書店から邦訳が出版されています。我が家では全部買ってあり、下の子は本の方は読み切りました。全部で3シリーズ15巻あります。アニメの方は日本の製作です。私は何かの折に「ポケモン」は日本の誇る文化だと書いた気がしますが、アニメは日本がもっとも競争力を持っている分野といえます。原作者のエミリー・ロッダさんは本のカバーにある写真を見る限りは中年のご婦人なんですが、子供を通じて日本のアニメ技術のクオリティの高さを事前に知っていて、このテレビ・シリーズも高く評価していると言われています。日本では愛知テレビをキーにして、東京では「ポケモン」と同じテレビ東京で放送されていました。そうです。過去形です。地上波による放送はすでに終わり、我が家の下の子は CATV のトゥーン・ディズニーで毎日平日の6時半から熱心に見ています。見られない時にはビデオで録画したりしています。全部で65話で、月曜日から金曜日まで毎週5話が放送されますから、約3ヵ月間かかる計算になります。当初、テレビのシリーズは全52話の計画だったらしいんですが、よくある好評につきで、65話に拡張されたようです。

「デルトラクエスト」のあらすじ

ストーリーはというと、上の通りです。要するに、デルトラ王国の平和のために、主人公のリーフがバルダとジャスミンとともに7つの宝石を探し求める冒険物語です。それぞれの宝石がデルトラの7部族に深く関係しています。私が参照した Wikipedia によれば、以下の通りです。

  1. トパーズ
    誠実の象徴。霊界への扉を開き、精神を強め心の目を洗い清め、夜の恐怖から守ってくれる。また、満月の時その威力が増す。もとはデル族のもの。
  2. ルビー
    幸福の象徴。邪悪や怪物の存在を知ると、色あせる。邪悪をかわす力がある。もとはララド族のもの。
  3. オパール
    希望の象徴。未来を映し出す力を持つ。ラピスラズリと格別のかかわりを持つ。また視力の弱き者の助けとなる。もとは平原族のもの。
  4. ラピスラズリ
    神力の象徴。強力な魔除けとなる。夜空に光る星がある時、その威力は絶大となる。もとはメア族のもの。
  5. エメラルド
    名誉の象徴。潰瘍を癒し、毒を中和する力を持つ。邪悪を感じたときや誓いが破られたとき色あせる。もとは小人族(グノメ族)のもの。
  6. アメジスト
    真実の象徴。心を落ち着ける力がある。病を予知し、毒物の前で色あせる。もとはトーラ族のもの。
  7. ダイヤモンド
    純潔と力の象徴。暴力と不正を嫌い、心正しき者には勇気と力と真実の愛を与えるが、心悪しき者には恐ろしい報復をもたらす。もとはジャリス族のもの。
ただし、他の同種の冒険談と少し違うのは、主人公達とモンスターとの力ずくのバトル一本やりではなく、なぞなぞのような謎解きが割合と多く盛り込まれていることです。先日、私が見たもので、魔女テーガンの呪いにより道路だか関所だかの番人をさせられているモンスターと主人公のリーフとの間で以下のような問答がありました。
  • お前を殺す前に、何かを言え。
    1. お前が真実を言えば、首を絞めて殺す。
    2. お前が偽りを言えば、首をはねて殺す。
というなぞなぞです。主人公のリーフはこれに対して、以下のように答えます。
  • お前は僕の首をはねて殺す。
これで、番人はリーフを殺すことが出来ず、「真実が偽りとなり、偽りが真実となる」という魔女テーガンの呪いも解けて自由の身になり、元の鳥の姿に戻って飛び去って行きます。もちろん、リーフとバルダ・ジャスミンの一行は無事に宝石を捜す冒険を続けます。 我家では、最初は、低学年向けだとしてナナメに構えていたおにいちゃんも、テレビ・アニメ放映の第1話を見てからは大いに興味を示し出し、テレビはそんなに見ませんが、ものすごい勢いで本の方を読み進んでいます。下の子はテレビを見ながらも、少し前に買い与えたデルトラ・クエストの『モンスターブック』とちょっと違う、なんて言いつつ、しっかり見ています。ほとんど、ストーリーは頭に入っているようですが、やっぱり、ビジュアルなアニメは本と違った意味で訴えかけるものがあるんだと思います。

連続テレビ小説「瞳」次のテレビは、毎回新しいのが始まるとこのブログで取り上げている NHK の朝の連続小説なんですが、今回は主人公の名を取って「瞳」と題されています。簡単にストーリを紹介すると、札幌でダンサーを目指すヒロイン瞳は祖母の死を契機に上京し、東京の月島で「養育家庭」をしている祖父勝太郎との生活に飛び込みます。若い里親として3人の里子たちと向き合い、心を通わせる中で、「家族は与えられるものではなく作るもの」だと気づいて行きます。そして、不仲だった祖父勝太郎と母百子、離婚した父を瞳が再び結びつける「家族再生」の物語となって行くそうです。なお、「養育家庭制度」とは東京都の制度だそうです。一応、私はほぼ毎朝出勤前に見ています。しかし、決して高い評価ではありません。
まず、テーマが重いです。里親と里子の関係から現代の家族や家庭に内在する問題を解き明かして行く手法なんでしょうが、朝の連続ドラマで扱うのには少し疑問が残ります。併せて、キャスティングも重いです。主人公の榮倉奈々さんは別にしても、祖父役の西田敏行さんに数学者の秋山教授風の格好をさせてみたり、母親役の飯島直子さん、児童相談センターの近藤正臣さん、ご近所の前田吟さんや木の実ナナさんなど、豪華脇役陣の重さもどうかという気がします。最後に、ファンやご本人には申し訳ありませんが、ヒロインの榮倉奈々さんが冴えないという気がします。これは、私の職場の同僚の女性とも意見が一致してしまいました。おそらく、我が職場で朝の NHK の連続テレビ小説を熱心に見ているのは彼女と私だけだという気もしますが、少し前の「純情きらり」の宮崎あおいさんについては、私が高く評価したのに対して、意見が分かれていたものの、今回の榮倉奈々さんについては「よくない」ということで意見が一致してしまいました。見た目もさることながら、演技が荒い気がします。子供達を小学校に送り出してから、私は朝の時間が余りますから、もう少し見続けるような気がしますが、昨年の「どんど晴れ」のように、途中で見るのを止めてしまうような気がしないでもありません。

少しずつゴールデンウィークに近づいて来て、何となく、軽い話題が増えているような気もしますが、今夜は4月に始まったテレビ番組について取り上げてみました。そろそろ、ゴールデンウィークの子供向け映画についても、いつもの通り、レビューしたいと考えています。

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