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2008年4月24日 (木)

文化の話題 - 将棋と写真

今日は、朝からが降りました。昼前には止んで、午後からは一時的に雲が切れて晴れ間も見えましたが、冴えないお天気でカサが手放せませんでした。気温はそこそこ高くて、外を出歩いていると蒸し暑く感じるほどでした。

今夜のエントリーは文化の話題2点を取り上げたいと思います。まず、朝日新聞と毎日新聞の共催になった将棋の第66期名人戦7番勝負の第2局です。第1局で森内名人が羽生二冠に勝った後、第2局では羽生二冠が111手で勝利しました。まず、共催の新聞社のうち、毎日新聞のサイトから記事の最初のパラだけを引用すると以下の通りです。なお、共催の朝日新聞のサイトにも詳しく報道されています。

堺市堺区の伸庵で22日から行われた第66期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第2局は23日午後8時52分、111手で挑戦者の羽生善治王将(37)が森内俊之名人(37)を破り、対戦成績を1勝1敗とした。残り時間は羽生10分、森内1分。第3局は5月8、9の両日、福岡市中央区のJALリゾートシーホークホテル福岡で行われる。

名人戦第2局投了図

上の画像が第2局の投了図です。私は将棋はカラッ下手で、オンラインソフトで有名な K-Shogi をパソコン相手に楽しむ時もあるんですが、「最弱」にしても軽く負けてしまいます。下の子とは私の方が飛車角を落とすと負けます。上の画像の投了図でも、羽生二冠が大いに優勢だということは理解しますが、どうして、この時点で森内名人が投了するのかは理解できません。もう少し続けてもいいような気もしないでもありません。でも、先月3月27日のエントリーで取り上げたように、下の子を将棋会館道場に連れて行ったりして、将棋にはそれなりに興味はあります。下の子には強くなって欲しい気もします。
もうひとつは、写真の土門拳賞の授賞式が4月23日に行われたことが、毎日新聞のサイトにあったので、少し目を引きました。記事は引用しませんが、今年は土田ヒロミさんの受賞です。受賞作は40年にわたる活動の集大成「土田ヒロミのニッポン」で、これは写真集の本ではなくて写真展です。戦後の日本と日本人の姿が集積されています。受賞作品展は東京では銀座のニコン・サロンで4月30日から5月13日まで開催されるそうです。また、作品は土門拳記念館で10月8日から12月7日まで展示されます。私もヒマがあったら見に行きたいと思います。
このブログでも、2年前の2006年1月20日付けの「カメラ・フィルム業界の再編から日本写真界の巨匠をしのぶ」と題するエントリーで取り上げましたが、我が国を代表するリアリズム写真家のお二人の名が冠された賞があり、大雑把に文学賞になぞらえると、木村伊兵衛賞が芥川賞、土門拳賞が直木賞に相当するんではないかと私は考えています。実は、今年の木村伊兵衛賞は岡田敦さんと志賀理江子さんが受賞したんですが、私はこのお二人の作風には少し馴染めないところを感じていました。もっとも、土門拳賞を受賞した土田ヒロミさんは木村伊兵衛賞の選考委員でもあり、選考後に「今年の授賞作は期せずして、共にこころの闇に向かっていた」なんて評価していたのを新聞で読んだ記憶がありますから、私がシロートなだけかもしれません。

着々とゴールデンウィークに向かう今日このごろ、昨夜の貿易統計の後、今夜は少しリラックスして文化の話題を取り上げてみました。のほほんとした雰囲気を感じていただければ幸いです。もっとも、のほほんとしているのは私だけで、テレビでは緊迫した試合展開になっていますので、このエントリーをアップしてからはプロ野球観戦に集中します。

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