カンガルーカップで現役復帰したクルム伊達公子選手
今日は、朝から雲が広がり、朝夕にパラパラと雨が降りました。カサを差す人と差さない人に分れるくらいのホンの細かい雨でした。陽射しはなかったんですが、外を自転車で走っていると、そこそこ蒸し暑かったように感じました。
テニスファンならご存じの方も多いかと思いますが、岐阜県で開催されているカンガルーカップが大きな注目を集めています。賞金総額は $50,000 と標準的なツアー下部トーナメントながら、言うまでもなく、クルム伊達公子選手が現役復帰して勝ち進んでいるからです。ameblo で開設している伊達選手の公式ブログ "Always Smile" でも、連日のように試合結果がアップされていて、最近のエントリーでは「今日も勝ちました。2回戦の相手は17歳でした。」とか、私くらいの年齢に達すると何とも言えない複雑な感想を持ってしまいます。私も昨年6月28日付けのエントリーで全英オープンを取り上げた際に書いたように、昔から伊達選手のファンでした。今日はトーナメントの第1シードである中村藍子選手に競り勝って準決勝に進出したということです。3時間近い熱戦だったと報じられています。まず、今日の試合結果について、asahi.com のサイトから記事を引用すると以下の通りです。
女子テニスのツアー下部大会、カンガルーカップ国際女子オープン(岐阜)は2日、準々決勝が行われ、シングルスで予選から挑んだ元世界ランク4位のクルム伊達公子(37)が、第1シードの中村藍子(24)を7-6、4-6、6-3で破って準決勝進出を決めた。中村は昨年の全日本選手権覇者で世界ランク80位(国内3位)。伊達は11年半ぶりの現役復帰後、シングルス6連勝となった。
右の写真はどこかのサイトから失敬したもので、試合前に伊達選手と中村選手が並んでの記念写真のようです。それにしても、日本の新聞の通例とはいえ、人物名称に必ずと言っていいほどカッコ書きで年齢を書き添えるのは、この場合、ちょっと皮肉な書き方に見られてしまう恐れがあるかもしれません。24歳の中村選手からすれば、10年以上も前に引退した伊達選手は伝説のプレーヤーかもしれないと思ったりしてしまいました。なお、ナナメに見る私のクセなんですが、新聞などではカンガルーカップが盛んに取り上げられている一方で、私も時折拝見している日本テニス協会公式 blog では、男子の錦織選手が世界ランク100位内に入ったとか、女子のフェドカップの結果なんかが最近のエントリーで取り上げられていますが、さすがに、カンガルーカップはツアー下部トーナメントということで、まったく無視されています。ある意味で当然です。少し前から、私は森田あゆみ選手のファンになりつつあったんですが、伊達選手が現役復帰してツアーにも加わるんであれば、やっぱり、伊達選手を応援しようかという気にならないでもありません。でも、たぶん、10歳ほど若いヒンギス選手が現役復帰したものの、昨年2007年11月2日のエントリーでも取り上げましたが、わけのわからないドーピング疑惑で再びサッサと引退してしまいましたから、このような前例を見ていると、大丈夫だとは思うものの、伊達選手にもキワモノに手を出すようなムリはして欲しくない気もします。また、視点を変えれば、アッサリではないにしても、伊達選手に負け続けている現役テニスプレーヤーはもっとがんばって欲しい気もしないでもありません。いろいろと複雑な思いです。
明日からゴールデンウィーク後半の部が始まる方も少なくない気がしますが、私は今日から年休を取って早々とゴールデンウィークの後半に突入しました。だからというわけでもなく、軽い話題で済ませようと考えていたんですが、伊達選手の現役復帰だけでなく、トーナメントで勝ち進む姿を見て、何となく複雑なエントリーになってしまいました。
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