学校公開日に小学校へ行き、算数や数学の能力と10進法について考える
今日も、梅雨の中休みが続いていて、朝からいいお天気でした。気温もかなり上がりましたが、風があったので昨日ほど蒸し暑いという感じはしませんでした。
今日は、我が家の子供達の通う小学校の学校公開日でしたので小学校に行きました。2週間前に運動会で行ったばっかりなんですが、私はこの手のイベントには必ず参加するようにしています。8時半を過ぎて、そろそろ出かけようかと考えていると、NHK で緊急地震速報が流れて、直後に、東京ではそんなに揺れは感じませんでしたが、夕刊1面トップで報じられているような地震がありました。ひょっとしたら、余震か何かがあるかもしれないと思って、また、地震の報道を少し見ていたために、1時間余り出かけるのを遅らせてしまいました。
我が家の子供達は4年生と6年生ですので、アチコチ教室をのぞいて回ります。もちろん、写真やビデオの撮影は禁止です。子供の気が散るから当然でしょう。ですから、今日のエントリーは画像はナシです。
さて、小学生ですから国語や算数の授業があります。私の持論として、諸外国に比べて、日本語は10進法だから子供達は算数や数学がよく出来るんではないかというのがあります。でも、最近では国際的に見ても日本の小中学生の算数・数学力が高いとはいえない状況のようです。もちろん、日本が10進法なのは中国の影響であるのはいうまでもありません。でも、欧州系の言語では12進法や15進法の数え方がめずらしくありません。例えば、英語は12のtwelve の次の13は thirteen になりますし、ラテン語系の言語では、スペイン語では15のquince の次の16は dieciseis になります。スペイン語の dieciseis なんかはモロに diez y seis を短くしたものですから、10と6という意味だったりします。英語の thirteen もよく似たものでしょう。ついでにいえば、私が赴任した国では、インドネシアのマレー語も10進法でした。もっと所得水準が上がって教育投資を行えるようになれば、インドネシアの子供達の算数や数学の実力がさらに発揮される時代が来るような気がしないでもありません。
しかし、他方で、日本は中国の影響が大きいので、桁区切りが4桁になっています。万億兆というカンジです。世界の標準が3桁区切りでコンマを打つようになっているので、この点は少し不便を感じないでもありません。数の数え方はそんなに変化するものではないと思いますが、この先、グローバル化がもっと進むと変わるような気がしないでもありません。というのは、フランス語なんかでは流行り廃りがあるようで、大昔に読んだので忘れてしまいましたが、スタンダールの『赤と黒』で95の数え方が昔風の人が出て来たように記憶しています。200年ほど前の小説ですから、ホンのすぐ最近時点で数の数え方が変化したことになります。私自身は慣れてしまったせいもあるんでしょうが、3桁区切りでコンマを打つのが便利なように思わないでもありません。
子供達の学校公開日に小学校に行って、のんびりと過ごした土曜日でした。でも、少し追い上げているとはいうものの、我が阪神がロッテにボロ負けしているのが少し不愉快だったりします。
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