スタートからクールビズが冴えない
今日は、朝から雨でした。気温は上がらず、季節が逆戻りしたようです。昨日から梅雨に入って、早くも台風が接近してきていますし、本格的な雨のシーズンを迎えたようです。
昨日から始まったクールビズですが、かなり多くの公務員は上着が手放せないようです。気温が上がらないので致し方ないんですが、もうひとつの要因は福田総理大臣がクールビズにするかどうかが不明な点です。町村官房長官はネクタイなしで記者会見に現れたようですが、我々公務員からすれば、総理大臣は究極のボスということになり、欧州歴訪や食糧サミットから帰国した総理がクールビズで現れるかどうかに注目する幹部がいてもおかしくありません。ここ何年かはクールビズを始めた当時の小泉総理大臣や昨年の安倍総理大臣などは文句なしのクールビズ推進派でしたから、総理大臣官邸にご説明に行った役所の幹部が、総理大臣秘書官のオススメで上着やネクタイを外して、そのまま官邸に忘れて帰った、なんて笑い話もありましたが、現在の福田総理大臣はクールビズ推進派なのかどうか、私のような参事官クラスはそんなに関係ないとしても、総理大臣官邸に足繁く通う幹部は気にしているんではないかと勝手に想像しています。
昨日今日と冴えないお天気で気温も上がっていませんので、私も2日とも長袖で出勤しました。周りを見渡しても、いまだに上着を着ている人は多いように感じます。ネクタイは外している人の方が多いんでしょうが、中にはまだネクタイ着用の人も少なくありません。今日なんかは、「これくらいの気温ではネクタイは必要」と言い出す人もいて、私から経済政策の政策割当てを援用して、公共投資を地方経済の格差対策に割り当てるのと同じで、ネクタイで防寒するのは衣類の割当てを間違っていると指摘すると、「エコノミストはそう考えるのか」と感心されたりしました。
天気予報とともに周囲を、さらに、福田総理大臣を気にしながらクールビズを進める今日このごろの霞が関官庁街です。天候は別にしても、冴えない発進だという気がしないでもありません。阪神は楽天にボロ負けのようですし、将棋の方も下の子に連日連夜の連戦連敗です。コチラも冴えないこと、この上ありません。
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