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2008年8月14日 (木)

「経済財政白書」は学部レベルか、大学院レベルか?

8月1日に長崎に入ってから、辞令交付や教授会などの公式行事や挨拶回りを大雑把に終え、昨日から明日まで大学は「夏季一斉休業」と称して、事務室なんかは夏休みに入っているんですが、私は出勤しています。公務員だったころの習慣というものありますし、宿舎がボロくて研究室の方が快適だというのもありますが、後期の講義やゼミの授業計画作成依頼がメールでバンバン飛び込んで来て、教科書選定やシラバス作成に追われています。実は、長崎に来る前に2年生向けのシラバスは締切りが早いということで、6月の早い段階で大学に送っておいたんですが、残る学部生向けの講義とゼミ、大学院向けの授業計画作成があり、研究室にこもって教科書にするような候補の本を読み漁っています。
そこで疑問に感じたんですが、タイトルにしたように、「経済財政白書」のレベルの問題があります。私の担当は日本経済論ですから、白書モノとして取り上げるには「経済財政白書」が一番適当ではなかろうかと考えているんですが、学部レベルと考えるべきなのか、大学院レベルと考えるべきなのか、少し迷っています。このブログでも書いたことがありますが、私は10年ほど前に人事院に併任されて、I 種経済職の国家公務員試験委員をしたことがあり、試験問題を作成する際に、当時の「経済白書」から出題したこともあります。ですから、学部レベルだろうと思っていたんですが、ネットで公開されているいろんな大学や大学院のシラバスを見ると、大学院の博士前期課程で教科書や参考文献としているところもあります。大学卒レベルの I 種経済職試験に出すくらいですから、I 種の合格者を多数輩出している東大・京大・一橋あたりでは文句なく学部レベルだと思いますが、必ずしもそうとは言えない本学では微妙なところかもしれません。失礼ながら、まったくそうではない某大学・大学院では博士前期課程で使っている先生もいたりしました。

まだ学生に接していない段階で、そのレベルを推し量って教科書やシラバスを決めるのにムリがあることは承知の上なんですが、もう少し試行錯誤が続きそうな気がします。なお、大学に出向して来たので、新しいカテゴリーを設けることも考えましたが、一応、今夜のエントリーは「経済評論の日記」に分類しておきます。

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