天皇誕生日に下の子がボーイスカウトの奉仕活動に行く
言うまでもありませんが、今日は天皇誕生日です。どうでもいいことですが、在外公館では天皇誕生日の周辺に祝賀レセプションを開催する習わしになっています。一応、大使館では大使が天皇のご名代、次席の公使などが総理大臣の名代、私なんかの書記官が各大臣の名代という位置づけになっていたりするそうです。ですから、天皇誕生日に祝賀レセプションを行うのが毎年の恒例となっています。そのあたりは、もともとが外交官ではない私のような出向者には理解しかねる部分もありました。それはともかく、私がチリに赴任したのは割合と平成が始まったばかりでしたので、試行錯誤の最中だったような気がします。と言うのは、昭和のころは天皇誕生日は4月29日だったんですが、現在は12月23日であり、チリはキリスト教国ですから天皇誕生日の当日に祝賀レセプションを開くのは、クリスマスに近過ぎて人の集まりが悪くなるからです。いろいろと試してみた結果だと思うんですが、私が大使館勤務だったころは、12月上旬に開催していたような記憶があります。南半球のチリでは、真っ盛りではないものの、すでに夏が始まっている季節でもあります。ホワイト・クリスマスはあり得ません。
チリの天皇誕生日祝賀レセプションを離れて、今日は下の子がボーイスカウトの奉仕活動で皇居に行き、一般参賀の参列者に日の丸の小旗を配ります。上の写真の通りです。テレビのニュースなどで見かける日の丸の小旗は、ウチの子なんかが配っているんです。でも、皇居で日の丸の旗を打ち振って「天皇陛下万歳」を叫ぶのは、控えめに言っても、私は気乗りしません。
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