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2009年4月 9日 (木)

景気底入れから急回復シナリオか、W 字型の2番底シナリオか?

昨日今日と内閣府から注目すべき統計指標が発表されました。まず、昨日は、3月の景気ウォッチャー調査が発表されました。下のグラフの通り、昨年12月を底にして、一般国民のマインドは急回復しているように見えます。

景気ウォッチャー調査の推移

次に、今日は、2月の機械受注統計が発表されました。設備投資の先行指標となる船舶と電力を除く民需の、いわゆるコア機械受注は、事前の市場予想では▲7-8%の減少と見込まれていたんですが、この予想に反して5カ月振りに+1.4%と増加しました。まず、いつもの日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

内閣府が9日発表した2月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」(季節調整値)は7281億円と、前月に比べ1.4%増えた。5カ月ぶりのプラス。製造業は過去最低の受注額となったが、鉄道車両など非製造業が堅調だった。内閣府は「反転したとはいえないが、減少のテンポが緩やかになった」とみている。
2月の実績は日経グループのQUICKが民間調査機関26社に聞いた直近の事前予測の平均値(7.1%減)を上回った。内閣府は基調判断を3カ月ぶりに変更し、前月までの「大幅に減少している」から「減少が続いている」へと上方修正した。上方修正は2007年5月以来となる。

このコア機械受注のグラフは以下の通りです。

コア機械受注統計の推移

私の予想では、今年いっぱいはGDPベースの設備投資がマイナスを続け、全体のGDP成長率も財政政策の効果が現れる4-6月期を除いて年内いっぱいマイナスとなる可能性があり、年明けあたりから緩やかに景気転換点を目指す、というものでしたが、ほぼこのシナリオをサポートしていると私は受け止めています。私の見込みでは、株価も5月の連休明けくらいからウワサも含めて3月決算が明らかとなるにつれて弱含む可能性があり、秋口から2番底をうかがいに行くという W 字型の景気回復シナリオが標準なんですが、場合によっては、今年半ばに底入れして急回復の fast-in fast-out のシナリオも無視できない確率であり得るようにも思えて来ました。その根拠は、第1に、財政政策の動向、第2に、ISM指数などに現れた米国経済の動向、第3に、昨日今日のマインドや設備投資動向などです。後者の急回復シナリオは好ましいようにも見えますが、逆に、現在の財政出動は度を過ぎている可能性もありますので、何とも言えないところです。景気転換点が近づくと経済情勢はこんなものかもしれません。

最後に、経済の話題を離れて、今日から挑戦者に郷田九段を迎えて、羽生名人との第67期名人戦七番勝負第一局が始まりました。相矢倉・相居飛車の力戦模様のようです。我が家の下の子が将棋教室でお世話になっている天野三段が記録係を務めています。こちらも目が離せません。

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