羽生四冠の名人位防衛を祝す
愛知県豊田市のホテルフォレスタで一昨日から指し継がれて来た第67期名人戦7番勝負第7局最終局が昨夜7時半過ぎに終局し、羽生四冠が挑戦者の郷田九段に勝って名人位を防衛しました。誠におめでとうございます。以下の画像は朝日新聞のサイトから、2日目の指し手を引用しています。一番上が第1日目の指了図、以下順に、39手目まで、43手目まで、52手目まで、60手目まで、そして、81手目までの終了図です。
下から2つ目の60手目の郷田九段の▽1九角成りに対して、羽生名人は61手目に▲4四銀成と応じました。このあたりが勝負手であったと目されています。残り時間が少なくなったのもあるんでしょうが、郷田九段のこの60手目から1時間ほどで20手進み、最後は一番下の81手目の▲6一角打ちで終局しました。指し手の画像と同じ朝日新聞のサイトから引用すると、副立会人兼解説の杉本昌隆七段によれば、「次の▲4三角成が厳しい。具体的には▽6二飛▲4三角成▽同銀▲同飛成で、後手が困る。かと言って、ここで▽2七馬と後手から飛車の取り合いを挑もうとする順も、▲4三角成▽4五馬▲3三銀▽同銀▲2一金▽1二玉▲3三馬で必死」、「▽4四香と打つと、時間はかかるが、勝ち目は万が一にも無い。大差になってしまった」とのことです。
私は将棋はカラッ下手なんですが、何となく、我が家の下の子と同じく、華やかさで心情的に羽生名人を応援してます。他方、郷田九段も2年前の当時の森内名人に挑戦した時と同じくフルセットでの熱戦を演じました。チャイルド・ブランドの戦いはまだまだ続きます。
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