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2009年7月 6日 (月)

景気動向指数に見る景気後退期の終了

本日午後、内閣府から5月の景気動向指数が発表されました。一致指数は86.9となり、前月と比較して0.9ポイント上昇しました。7か月後方移動平均はマイナスを続けているものの、3か月後方移動平均は0.57ポイント上昇し、15か月振りに上昇を記録しました。内閣府は基調判断を「悪化」で据え置きましたが、但し書きを付し、「ただし、CI一致指数の前月差が2か月連続プラスになるなど、下げ止まりの動きも見られる」としました。なお、内閣府が公表している「『CIを用いた景気の基調判断』の基準」によれば、一致CIの「振幅」の目安(標準偏差)は0.86だそうですから、4月の1.2ポイント、5月の0.9ポイントはこれを上回っています。
いつものグラフは下の通りです。どちらも月次系列で、上のパネルはCIで単位は2005年=100、赤い折れ線の一致指数と青の先行指数です。いずれも季節調整値です。下のパネルは久し振りに登場したDI一致系列です。半年ほどゼロが続いていましたが、4月10.0の後、5月は66.7を記録しています。上下とも影を付した部分は景気後退期なんですが、直近は暫定的に今年3月を景気の谷としています。

景気動向指数の推移

昨年2008年の今ごろは、ようやく、2007年10-12月期が景気の山だったと確定した時期なんですが、今年は早くも1-3月期が景気の谷だったと確定したいと思います。昨年の判断を遅らせた大きな阻害要因は鉱工業生産指数の基準年の改定だったような気がします。しかし、このブログでも何度か書きましたが、ミッチェリアンには経済活動の変化の方向は上向きになり景気拡大局面に入ったことはほぼ確実な一方で、シュンペタリアンにはまだ経済活動の水準が低くて不況が続いており、本格的な景気回復が実感されるのは来年になるかもしれません。家計的には労働や雇用の統計が、企業的には設備投資が、それぞれ、改善や回復・拡大を示すようになれば本格的な景気回復と多くの国民が実感することと思います。まだ、1年くらいかかるのかもしれません。

最後に、経済の話題とは関係なく、昨夜は参考にならないと言いつつ、ウィンブルドン男子ファイナルを2時半まで見てしまいました。歴史に残るような熱戦だったのはいいんですが、私はかなり寝不足です。

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