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2009年8月21日 (金)

Economist の記事に見るアジア新興国経済のリバウンド

やや旧聞に属する情報かもしれませんが、今週号の The Economistアジア新興国経済の V 字回復が大きな記事で取り上げられています。ちなみに、私は日本経済は W 字型のパスをたどると考えています。それはともかく、2つある記事のリンクは以下の通りです。

  1. Asia: An astonishing rebound
  2. Emerging Asian economies: On the rebound

それぞれの記事でヘッドラインを飾っている画像は以下の通りです。上の赤い地球がグングン上昇している画像は1番目の記事の、下のタイガーやドラゴンがトランポリンでリバウンドしている画像は2番目の記事の、それぞれのヘッドラインを飾っています。

Asia: An astonishing rebound

1番目の記事では、アジア新興国として4カ国が上げられており、中国、インドネシア、韓国、シンガポールとなっています。その昔に、NIEs と呼ばれたのは中国やインドネシアの代わりに香港とか台湾とかが入っていたような気がするんですが、最近ではこの4か国がアジア新興国のこれ代表となっているのかもしれません。

Emerging Asian economies: On the rebound

上のグラフは2番目の記事にあり、見れば一目瞭然なんですが、上から番号の振ってある順に、1番目のグラフは鉱工業生産です。米国に比べてアジア新興国の V 字回復振りが際立っています。2番目のグラフは第4四半期対比の年率成長率です。第4四半期対比のベースでは、日米欧の先進国が2008年に続いて2009年もマイナス成長が予想されているのに対して、中国、インド、その他のアジア新興国が力強い成長を示している姿がうかがえます。3番目のグラフは今年1月1日時点からの株価の上昇率です。アジア新興国が軒並み40%を超える株価上昇を見ています。我が日本と比べるとその差は歴然です。4番目のグラフはアジア新興国と G7 諸国の成長率を時系列で示しています。特に説明の必要はないと考えます。要するに、いかなる指標で見ても、サイズやボリュームはまだまだ先進国に及びませんが、成長率や拡大のペースといったモメンタムではアジア新興国が先進諸国を上回っていることが示されています。

景気後退局面ではなく、景気回復局面の初期でデカップリングが成り立つとは私にも想定外でした。1次QEを取り上げた17日付けのエントリーでも触れましたが、しばらくの間、我が国経済も部分的ながらアジア新興国への輸出に依存する成長が続く可能性を排除できません。

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