気もそぞろに経常収支と景気ウォッチャーを見る
本日、財務省から国際収支統計が、また、内閣府から景気ウォッチャー調査結果が、それぞれ発表されました。
まず、最近の経常収支とその内訳は上のグラフの通りです。水色の折れ線がトータルの経常収支、棒グラフがそれぞれの内訳です。ほぼ昨年のリーマン・ショック以前の状態に戻った気もします。でも、もっとも気にかかるのは為替です。すでに、対ドル相場で90円を割る水準が定着してしまいましたが、輸出企業の方でどこまで対応できるのか、やや不安が残ります。
次に、景気ウォッチャー調査のグラフは上の通りです。7月は天候不順でやや低下しましたが、8月は再び上昇傾向を示しています。10月1日に発表された9月の日銀短観の企業マインドとともに国民一般のマインドもまだ強気を維持しているように私は受け止めています。マインドで気がかりなのは株価の動向です。ここ数日で株価が東証平均で見て1万円を切る水準で推移していますので、企業マインドとともに国民一般にもどのように受け止められているのか、やや気がかりです。さらに、この株価は為替に連動している部分があるようにも見受けられます。
今夜は神宮球場でヤクルトにリードされている我がタイガースの戦い振りと、もうすぐ、日本時間の午後8時に発表されるノーベル文学賞が村上春樹さんに授賞されるかどうかで、やや気もそぞろに経済指標を取りまとめておきます。
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