米国雇用統計のグラフィック
昨日、米国労働省から9月の米国雇用統計が発表されました。ヘッドラインとなる非農業部門雇用者数は前月比で▲26.3万人の減、失業率は0.1%ポイント上昇して9.8%となりました。いずれも季節調整済の系列の数値です。まず、いつもの日経新聞のサイトから関連する記事を引用すると以下の通りです。
米労働省が2日発表した9月の雇用統計(季節調整済み)によると、失業率(軍人を除く)は9.8%となり、前月より0.1ポイント上昇した。一方、非農業部門の雇用者数は26万3000人減で、8月(20万1000人減、改定値)より減少幅が拡大。米景気は底入れ局面にあるが官需依存が強く、企業が雇用を増やす本格回復はなお遠い。失業率は近く10%を超すとの見方が大勢だ。
9月の失業率は市場予測通りだったが、1983年6月に記録した10.1%に次ぐ水準。雇用者数減は市場予測(17万5000人)より悪かった。雇用者数減は21カ月連続で、この間に720万人の雇用を失った。ただ5月からの減少ペースは月平均30万人強で、同60万人超だった昨年11月から今年4月までと比べ、減少ペースは緩やかになっている。
業種別では製造業で5万1000人、建設業で6万4000人それぞれ減ったのに加え、小売業(3万8500人)も減少幅を広げた。財政難の地方自治体でも雇用調整が進行、政府部門が5万3000人減少した。
次に、いつものグラフは以下の通りです。上のパネルが非農業部門雇用者数の前月差増減、下が失業率で、いずれも季節調整済の月次系列です。影を付けた部分は景気後退局面なんですが、現時点でも継続しているとの前提です。なお、週末ですので、論評抜きに簡単にグラフィックだけを集めておきます。
さらに、米国紙から引用したフラッシュは以下の通りです。上は New York Times のサイトから、下は Los Angels Times のサイトから、それぞれ直リンしています。
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