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2009年11月18日 (水)

新しいペーパー「G5諸国における株価収益率ボラティリティの推計: GARCHモデルの応用」を書き上げる

新しいペーパー「G5諸国における株価収益率ボラティリティの推計: GARCHモデルの応用」を書き上げて、研究所の事務室に提出しておきました。何をしているかというと、タイトルにもある通り、G5諸国を代表する株価指標を取り上げ、その日次の収益率について GARCH(1,1) モデルの条件付き分散をボラティリティとして推計しています。特に、2008年中に注目し、リーマン・ショックや米国の「金融安定化法案」の下院での否決などで、2008年9-10月にどれくらいボラティリティが上がっているかを見たものです。やや初級のエコノメで、いつもの通り、何のヒネリもありません。以下のグラフはG5諸国の株価収益率、日経平均、ダウ・ジョーンズ平均工業株価、FT100、DAX、CAC40 の2007年7月から2008年いっぱいの株価収益率ボラティリティの推移です。

G5諸国の株価収益率ボラティリティの推移

実は、上のグラフはペーパーには収録されていません。モノクロ印刷が基本のペーパーではゴチャゴチャするからで、国別にグラフを示してあります。色分けしてあってもゴチャゴチャしています。グラフから明らかなように、2008年9-10月にかけてボラティリティが上昇しているのは英国と次いで日本となっています。フランスと米国がこれに続きます。やや推計に失敗気味なのはドイツです。もちろん、2008年9-10月にボラティリティが上昇したのはリーマン・ショックだけが原因ではないんでしょうが、かなり大きな影響は見てとれます。

たぶん、経済学のペーパーとしてもっとも尋常ならざるポイントは、Yahoo! Finance から各国株価指標の日次データを取っていることかもしれません。経済学のデータ元として余り見かけないような気もしますが、株価や為替の長期時系列データが csv でダウンロードできるので便利なサイトです。

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