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2009年11月 6日 (金)

景気動向指数の基調判断はいよいよ「上方への局面変化」へ!

本日午後、内閣府から9月の景気動向指数が発表されました。CI 一致指数が前月から+1.3ポイント上昇し92.5となりました。2005年=100とする指数です。この結果、7か月後方移動平均の前月差が基準となる1標準偏差(0.51)以上の上昇となったため、基調判断が先月の「下げ止まり」から「上方への局面変化」と上方修正されました。いつものグラフは以下の通りです。上のパネルが CI で下が DI です。DI はとうとう94.4に達しました。影を付けた部分は景気後退期なんですが、直近の谷は今年の3月と仮置きしています。

景気動向指数の推移

9月の指数の上昇には、所定外労働時間指数(製造業)、鉱工業生産財出荷指数、投資財出荷指数(除輸送機械)などの寄与が高かったようです。でも少し前から、9月の景気動向指数の基調判断は、典型的には第一生命経済研のリポートにあるように、「上方への局面変化」に上方修正されると考えられていました。というのも、その昔の DI ほどではないものの、CI も発表済みの統計データからそう難しくなく計算できるからです。しかも、基調判断の基準が標準偏差の目安まで含めて明らかにされていますから、景気動向指数は極めて透明性の高い指標と言えます。それでも、その昔から計算間違いをするメディアやシンクタンクが後を絶たないことも事実です。

これで政府も本格的に景気判断日付を詰めることになります。私の予想では来年の春ころには景気動向指数研究会を開催し、今年3月を景気の谷と認定するんではないかと考えています。

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