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2009年12月 8日 (火)

景気動向指数はいよいよ「改善」へ!

本日、いくつかの経済指標が発表されました。私が重要と考える順に従って、内閣府から10月の景気動向指数、同じく内閣府から11月の景気ウォッチャー調査、財務省から10月の国際収支統計です。

景気動向指数の推移

まず、景気動向指数の推移は上のグラフの通りです。上のパネルが CI で、下は DI です。10月の CI で見て、一致指数が94.3、先行指数も89.7となり、内閣府は基調判断を「改善」と上方修正しました。DI も10月は100に達しました。採用されているすべての指標が景気拡大を示しているということです。10月までは順調に景気が回復しています。先月、「下げ止まり」から「上方への局面変化」と上方修正されて、今月はさらに「回復」への上方修正です。11月6日付けのエントリーの繰返しですが、私の予想では来年の春ころには景気動向指数研究会を開催し、今年3月を景気の谷と認定するんではないかと考えています。もっとも、その前に2番底に陥っていれば、認定は出しにくいかもしれません。

景気ウォッチャー調査の推移

しかし、冴えない動きを示している上のグラフは景気ウォッチャー調査です。11月の現状判断DIは、前月比▲7.0ポイント低下の33.9となり、2か月連続で低下しています。今月の下げ幅は特に大きいです。少し前まで強気だった反動が表れていることは確かなんですが、エコカーやグリーン家電のエコポイントに歓喜された需要が一巡したところに、厳しい雇用情勢や年末ボーナスの減額見込みを反映して家計は苦しく、産業界も低価格競争にあえいでいます。デフレの悪影響が本格化した感があります。

経常収支の推移

最後に、国際収支統計のうちの経常収支統計が上のグラフです。先月までは季節調整していない原数値でグラフを書いていたんですが、今月からは季節調整値を使っています。貿易収支と経常収支が新興国への輸出の増加を反映して、景気拡大期の水準にリバウンドの過程にあると見ています。

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