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2010年1月28日 (木)

国際労働機関 (ILO) の「世界の雇用情勢2010年版」

昨日、ジュネーブに本部を置く国際労働機関 (ILO) から「世界の雇用情勢2010年版」 Global Employment Trends 2010 が発表されました。もちろん、pdf のフルリポートも公表されています。昨年の世界の失業者数は2億人を超え、失業率は6.6%に達し、いずれも過去最悪と報告されています。まず、日経新聞のサイトから関連する記事の最初のパラを引用すると以下の通りです。

国際労働機関(ILO)が27日発表した雇用情勢の年次報告によると、2009年の世界の平均失業率(速報値)は前年を0.8ポイント上回る6.6%となり、調査を始めた1991年以降で最高水準に達した。失業者数は初めて2億人を突破し、前年比14%増の2億1200万人に達した。金融・経済危機を受け、主に先進国の企業が人員を大幅に削減したためだ。ILOは「10年の失業率も高水準で推移する」と予測している。

リポートの p.10 Figure 2 から引用した総括的なグラフは以下の通りです。凡例に示されている通り、棒グラフは失業者数で左軸の単位は100万人、折れ線グラフはいずれも右軸のパーセンテージに対応し、ピンクの破線がGDP成長率、青が失業率です。2009年の統計だけは速報で確定しておらず、上下に信頼区間が設定されています。失業者数の棒グラフは緑色で示されており、青い折れ線グラフは実線が速報値です。

Global unemployment trends

経済政策のもっとも重要な目標は雇用だと私は考えています。国民が適切な職、ILO のいうところの decent work に就くことが出来、憲法25条的な意味ではなく、健康で文化的な生活を営むに足る所得を得ることが経済政策の最大の目標であると受け止めています。私が財政赤字に能天気な理由のひとつです。

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