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2010年4月 3日 (土)

米国雇用統計のグラフィックス

昨日、米国労働省から3月の米国雇用統計が発表されました。ヘッドラインとなる非農業部門雇用者数は前月から+162千人増加し、失業率は前月と変わらずの9.7%でした。いずれも季節調整済みの統計です。まず、Wall Street Journal のサイトから記事を最初の4パラだけ引用すると以下の通りです。

Job Market Picks Up, but Slowly
The job market is showing signs of life, though its slow recovery suggests unemployment will remain high for years to come.
Employers added 162,000 jobs in March, the biggest monthly gain in three years, with one-third of the growth coming from the government's hiring of 48,000 temporary workers for the 2010 Census. Despite those gains, the jobless rate held steady at 9.7% as new workers entered the job market and people who had previously quit the labor force returned.
The average length of unemployment rose last month to the highest point since record keeping began in 1948: more than 31 weeks. The number of workers out of work for six months or more rose sharply.
The latest report, which marks the third month since November in which payrolls increased, indicates the labor market is pulling out of a deep downturn that slashed more than eight million jobs since the recession hit in late 2007.

次に、いつものグラフは以下の通りです。上のパネルは非農業部門雇用者数の前月差増減で、左軸の単位は千人です。下は失業率です。もちろん、単位はパーセントです。いずれも季節調整済みの系列で、影を付けた期間は景気後退期なんですが、直近の米国の景気の谷は昨年2009年6月と仮置きしています。

米国雇用統計の推移

非農業部門雇用者数は+162千人増でしたが、市場の事前コンセンサスはこれより大きかったですし、天候不順で雇用者が減少したと考えられている2月からの反動増も含まれ、さらに、政府が2010年国勢調査のために+48千人の雇用を増やしていますから、引用した記事にあるように雇用の回復は緩やかと考えるべきです。雇用者数が増加しているにもかかわらず失業率が3か月連続で9.7%にとどまっているのは、景気回復に伴って労働者の市場参入が始まったと受け止めています。もちろん、事業所調査の雇用者数と家計を対象とする失業率という統計のベースの違いもあります。ただし、いつも比較する ADP のデータに比べると米国労働省の統計は変動が大きいように見えます。下のグラフの通りです。

米国雇用統計の比較

さらに、いつもの New York Times のサイトに直リンしているフラッシュは以下の通りです。

最後に、先月半ばから末にかけて、北半球の多くの先進国はサマータイムに入り、この週末はイースター休暇です。私のいつもの主張ですが、地球環境保護の観点からも我が国もサマータイム制度を導入すべきであると訴えておきたいと思います。

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