もはやブラウン管テレビは少数派か?
昨日午後、内閣府から消費動向調査の結果が公表されました。普段、私はまったく注目していない指標なんですが、3月調査の折には耐久消費財の普及率などの調査があるので、時折、チェックしていたりします。今回の私の注目点はテレビです。まず、いつもの日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。
薄型テレビ「一家に1台」、3月の消費動向調査
内閣府が19日発表した3月の消費動向調査によると、100世帯あたりの薄型テレビ保有台数が2009年度は一般世帯(単身世帯を除く)で108.5台となった。前年度から30台の増加で、液晶やプラズマテレビが平均で初めて「一家に一台」を突破した。地上デジタル放送への移行や政府のエコポイントによる販売促進が追い風となったようだ。
一般世帯でのカラーテレビ全体の保有台数は100世帯あたり243台でほぼ横ばい。ブラウン管のテレビは134.5台で前年度に比べ30.1台減っており、お茶の間のテレビの「薄型」シフトが加速した。デジタルカメラも100世帯あたり102.5台と増え、同じく「一家に一台」になった。
乗用車は139.4台と前年度に比べ2.4台増えた。携帯電話は6.1台増の220.6台。家族一人ひとりが携帯電話を持っている構図が見える。
同時に発表した3月の消費者態度指数は1.1ポイント上昇し40.9となった。指標は3カ月連続で上昇した。内閣府は消費者マインドの基調判断について「このところ持ち直し」と2カ月連続で上方修正した。
報道にもある通り、薄型テレビをはじめとして、さまざまな耐久消費財について「一家に一台」になっています。一部、上の引用の繰返しですが、今年3月調査時点での一般世帯における耐久消費財の保有状況を見ると以下のグラフの通りです。いずれも100世帯当たりの保有台数となっています。携帯電話なんかは「一家に二台」を超えています。
さらに、テレビについてくわしく見ると、2005年からブラウン管テレビと液晶やプラズマなどの薄型テレビに分けて調査されています。この2種類のテレビの普及率を見たのが下のグラフです。3月調査の時点で、どちらもほぼ70%で肉薄しており、ひょっとしたら、4月の現時点ではすでに薄型テレビがブラウン管テレビを追い抜いていたりして、すでに、薄型テレビが主流になっているのかもしれません。
実は、上の方のグラフで取り上げた「一家に一台」の耐久消費財4種のうち、我が家にあるのはデジタルカメラだけだったりします。さすがに、地デジ移行までにテレビは買い換えるつもりですが、こういう統計を見るにつけて、我が家の貧しい消費生活が明らかになってしまいます。
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