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2010年8月21日 (土)

甲子園と東京ドームの広さの比較から金本選手の去就を考える

昨夜の試合結果をツラツラと考えつつ、フランチャイズ球場の広さに思いをいたし、今朝から、いろいろと見て回った末にネットで手に入れた画像の紹介です。しかし、いろいろと見て回り過ぎましたので、どこのサイトだったか分からなくなってしまいました。無断引用になって相すみません。

甲子園と東京ドームの広さの比較

見れば分かると思うんですが、甲子園の画像をベースにして甲子園と東京ドームの広さを比較しています。これまた、見れば分かりますが、センターのバックスクリーン前はチョッピリ東京ドームの方が広いんですが、両翼と左中間・右中間には大きな差があります。
フェンスは東京ドームの方が高かったような気はしますが、フェンスは別にして、この広さの違いは打撃と守備の両方に影響を及ぼします。まず、打つ方では、ホームランが出やすくなることは容易に理解できます。オールスターの解説だかゲストだかで清原氏がブラゼル選手のバッターボックスの時、「甲子園で30本というのは、東京ドームなら50本に匹敵する」といった趣旨の発言をしていましたが、ジャイアンツに在籍したことのある長距離バッターの言葉ですから、まさしくその通りなんでしょう。
次に、守備の負担も甲子園の方が重くなります。守るべき範囲が広いんですから当然です。両翼と左中間・右中間、要するに、センターのごく一部を除いて、かなり深くなりますから、外野手は足の速さと肩の強さがともに要求されます。現在の阪神の外野陣は守備力だけを見れば日本プロ野球の平均的な水準を下回っているように見受けられ、ハッキリ言って、広い甲子園の外野を守り切るのは難しいとさえ言えるかもしれません。
ということで、最後に考えるべきは金本外野手の動向です。またまたFA権を獲得し、阪神球団は残留を要望しているようですが、金本選手自身から見れば、ホームランが出にくく守備の負担も大きい甲子園をフランチャイズにするよりも、やっぱり、DH制のある球団で心機一転して打つ方に専念した方が、いろんな意味で、すなわち、守る方だけではなく、打つ方にもいい効果があると思うのは私だけでしょうか。別の面から考えて、単年契約で4億円という報道がありましたが、現在の成績から見てとんでもないと私は受け止めています。今シーズンの金本選手の成績だけからすれば1億円も出せません。金本選手に4億円出すのであれば、1億円でもっと成績のいい選手を4人雇うことが出来て、その方が阪神球団への貢献度が高いような気もします。

プロ野球は夢を売るビジネスかもしれませんが、同時に、成績がハッキリと数字で表わされる厳しい実力の世界でもあります。金本選手については成績だけで割り切れない要素があることは私も理解していますが、いつまでも「昔の名前で出ています」的な選手に依存するのは阪神球団のためにはならないような気がします。

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