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2010年10月24日 (日)

日経新聞に見る味覚の境界線は関ヶ原か?

私は京都出身の関西人です。ですから、東京の都心で生活していると、いろいろな生活習慣の違いがありますが、もっとも大きいのは味覚です。特に、うどんやソバのツユが大きく異なります。最初、東京に来たころに、しょうゆを薄めただけに見えるうどんのツユを見てびっくりした記憶があります。
ということで、まったくの引用だけの手抜きのエントリーですが、日経新聞の生活欄のひとつ裏読みWAVEの記事「おでん・菓子も境界は関ケ原 日本人の味覚マップ」では、おでんやお菓子の味覚の境界は関ヶ原であると主張しています。

セブン-イレブン・ジャパンおでんの味の境界線

上の地図は日経新聞のサイトから引用しています。大雑把に、東日本ではカツオだし、西日本は昆布だしです。これは水の違いに起因すると聞いたことがあります。ですから、お酒は今でも灘や伏見が産地として有名です。もはやごく一部に残っているだけの表現ながら、「下り酒」といわれる場合もあります。京都や大阪などの上方からお江戸に下って来たお酒のことです。逆に、お酒に限らず、お江戸の近在で採れて上方から下って来たものではない産品は「下らない」と称されます。

カルビー「ポテトチップス」味の境界線

続いて、上の地図は日経新聞のもうひとつのサイトから引用しています。見れば分かると思いますが、カルビー「ポテトチップス」味の境界線を示しています。これも大雑把に関ヶ原を境界にしているように見受けられます。まさに、天下分け目の境界線なのかもしれません。

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コメント

興味深い内容ですね。
エリアマーケティングに使えると思います。
おでん・菓子の境界線も関ヶ原
和風カップめん 味の境界線は関ヶ原
日経電子版はよく読みますが、
このライフ面の小林明編集委員が書いている「裏読みWAVE」はなかなかユニークなコラムですね。

投稿: 山脇 | 2010年10月25日 (月) 09時21分

とても興味深い記事だと思います。
なお、私の勝手な想像では、関西式のうどんは関東でも受け入れられそうな気がしますが、逆はムリそうに感じます。

投稿: 官庁エコノミスト | 2010年10月25日 (月) 19時58分

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