小惑星「イトカワ」由来の微粒子を持ち帰った「はやぶさ」の快挙を讃える!
広く報じられているところですが、昨日、宇宙航空開発機構 (JAXA) から「はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について」と題するプレス発表があり、1,500個程度の微粒子を岩石質と同定し、さらに、そのほぼ全てが地球外物質、すなわち、小惑星「イトカワ」由来と判断した旨が明らかにされました。JAXA のサイトから記者発表文を以下の通り引用します。
はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、はやぶさ搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器(※)からの微粒子の採集とカタログ化を進めています。
サンプルキャッチャーA室から特殊形状のヘラで採集された微粒子をSEM(走査型電子顕微鏡)にて観察および分析の上、1,500個程度の微粒子を岩石質と同定いたしました。更に、その分析結果を検討したところ、そのほぼ全てが地球外物質であり、小惑星イトカワ由来であると判断するに至りました。
採集された微粒子のほとんどは、サイズが10ミクロン以下の極微粒子であるため取扱技術について特別なスキルと技術が必要な状況です。JAXAは、初期分析(より詳細な分析)のために必要な取扱技術と関連装置の準備を進めています。
※ サンプル収納容器内部は、サンプルキャッチャーA室及びB室と呼ばれる2つの部屋に分かれています。
7年かけて60億キロを旅して地球に帰還しただけでも素晴らしいと感じていましたが、人類史上で初めて地球外小惑星由来の微粒子を運んでいたとは、日本の科学技術がもたらした快挙と私は受け止めています。有り難う、はやぶさ。なお、アチコチのメディアで見かけたものですが、同じ JAXA の記者発表サイトから電子顕微鏡写真も引用しておきます。
余りにも専門外で、よく理解できない部分が多々ありますので、簡単に済ませておきます。
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