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2011年2月 8日 (火)

海外で稼ぐ姿を象徴する経常収支と先行き強気を示す景気ウォッチャー調査

今日は、午前中に財務省から経常収支などを含む12月の国際収支が、また、午後には内閣府から1月の景気ウォッチャー調査結果が、それぞれ発表されました。まず、統計のヘッドラインを短く報じる記事を日経新聞のサイトから引用すると以下の通りです。

12月の経常黒字、前年同月比30.5%増の1兆1953億円
財務省が8日発表した2010年12月の経常黒字(速報)は、前年同月比30.5%増の1兆1953億円だった。
貿易・サービス収支は6817億円の黒字で、32.1%増加。うち貿易収支は7688億円の黒字で23.2%増加。サービス収支は871億円の赤字(前年同月は1079億円の赤字)だった。所得収支は5817億円の黒字で、21.6%増加した。
同時に発表した10年の経常黒字は前年に比べ28.5%増の17兆801億円で、3年ぶりに前年の水準を上回った。
1月の街角景気、3カ月ぶり悪化
内閣府が8日発表した1月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は44.3となり、前月比0.8ポイント低下(悪化)した。悪化は3カ月ぶり。
基調判断は「景気は、このところ持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。

続いて、経常収支の推移は以下のグラフの通りです。青い折れ線グラフが経常収支の推移で、積み上げられた棒グラフはこの内訳となっています。色分けは凡例の通りです。左軸の単位は兆円です。国内需要が伸び悩む中で日本企業が海外で稼ぐ姿が貿易収支や投資収益収支などに象徴的に現れています。

経常収支の推移

次に、景気ウォッチャー調査の結果は以下のグラフの通りです。赤い折れ線グラフが現状判断DI、水色が先行き判断DIです。引用した記事では現状判断DIが3か月ぶりに悪化したことが強調されていますが、実は、先行き判断DIは大きく改善していたりします。当然ながら、直近の実績を見ても先行き判断DIが現状判断DIに先行していますので、国民一般のマインドは年央かその少し前くらいからの本格的な景気回復軌道への復帰を見据えているような気がします。

景気ウォッチャー調査の推移

私は初売りがよかった印象があったので、1月の景気ウォッチャー調査は改善すると予想していたんですが、やや意外な結果となりました。でも、先行きがまだまだ強気なので安心しています。ジワジワと東証株価が上げているのも本格的な景気回復を示唆しているのかもしれません。

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