ヨーロピアン・ジャズ・トリオの「ジャパネスク - 日本の詩情」を聞き、日本を代表する曲について考える
軽く予想されたことですが、このゴールデンウィークは泊りがけで出かける予定もなく、今日は家で音楽を聞きながら読書したりして、のんびり過ごしています。特に何の脈絡もなく、今日は、日本を代表する曲について考えたいと思います。

というのは、ヨーロピアン・ジャズ・トリオの「ジャパネスク - 日本の詩情」を聞いたからです。2009年の発売です。上のCDの盤面からも読み取れますが、曲の構成は以下の通りです。一応、ご注意まで、2曲目の「花」は滝廉太郎作詞になる「春のうららの隅田川」で始まる曲ではなく、喜納昌吉&チャンプルーズの方ですので、念のため。
- 見上げてごらん夜の星を
- 花
- 与作
- 赤とんぼ
- いとしのエリー
- 千の風になって
- いい日旅立ち
- 秋桜
- 翼をください
- 涙そうそう
- 浜辺の歌
- 川の流れのように
海外で「日本の曲」ということであれば、少し前まで「上を向いて歩こう」がもっとも有名だったように記憶しています。日本以外では Sukiyaki という曲名でも親しまれていました。いうまでもなく、坂本九さんの大ヒット曲であり、作詞は永六輔さん、作曲は中村八大さんです。ジャズでも上原ひろみさんが Beyond Standard というアルバムで取り上げています。しかし、この曲は「ジャパネスク」には入っていません。どうしても昭和の曲が多くなりますが、山口百恵さんが2曲入っていて、特に、「秋桜」は私が持っている限りのCDでも平原綾香さんがカバーしていたりします。「翼をください」もスーザン・ボイルが Wings to Fly としてデビュー・アルバムに収めていますので、かなり日本市場を意識しているとはいえ、海外でも有名になりつつあるような気がします。「赤とんぼ」も昔から有名ですし、「花」や「涙そうそう」といった沖縄音楽も日本の代表として取り上げられるくらいになったのは喜ばしい限りです。でも、私がもっとも注目したのは「千の風になって」です。よく知られた通り、新井満さんが米国の詩を邦訳して、いろんな人が歌ったようですが、やっぱり、決定版は秋川雅史さんの熱唱で紅白歌合戦でも歌われたことでしょう。2006-07年にかけてよく聞きました。ということで、勝手ながら、今日のところは、「千の風になって」が21世紀初頭の日本を代表する曲のひとつとしておきます。下の動画は Dailymotion のサイトから引用しています。
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